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前半は幼稚園教諭の青春奮闘物語。
後半は幼児連続殺人事件のミステリー物。
子供が苦手なので前半はダラダラ読んで(中山さんこんなの書くようになっちゃったの? の気分で)いましたが、後半は一気読み。
犯人は読めていましたが、さすがに凛の出自には驚かされました。
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最初は主人公がモンスターペアレントと戦っていく話しなのかと思ったら違ったかなり突っ込みたくなる終わり方だった
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幼児教育現場の話?つまらない。と思ったけど、後半展開が変わりちょっと面白くなった。が、あっけなく終わった。
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ほんわかしたムードの表紙と、最初の展開によくあるクレイマーペアレントと闘う女教諭だと思っていましたので、騙されました(苦笑)
作者お得意のひとひねりある物語が、せつなかったです。
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新米幼稚園教諭の熱血ヒロインが、自分の理想と信念を武器にたくましく闘うお仕事小説……かと思いきや。過去の事件が蒸し返されたり意外な真実が判明したりあの渡瀬警部が登場したりで、やはり驚きのミステリでした。
世間で聞いている通り、昨今の保護者会ってこんななのかな。あまりのとんでもなさに愕然。子供を産んだことがあるない以前に人間として、いやそれはろくな育ち方しないぞ、と断言したい。そして(現実的ではないかも、とは思うけれど)子供だからって侮るなかれ、ですね。なかなか痛快です。
そして後半に至っては、かなり重くて読むのもつらくなるのだけれど。だからこそこのタイトル(「ファイト!」の歌詞なのですね)はぴったり。過去の事件の真相はまあ突き詰めればそれしかありえないでしょ、と思ってさほど意外ではなかったけれど。面白さに影響はありませんでした。
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新米幼稚園教諭の奮闘記かと思いきや、後半意外な人物の登場に笑えた。主人公の正体にも驚いたが、真犯人は容易に想像がついたかも。
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新任幼稚園教諭として埼玉県秩父郡神室町の「神室幼稚園」に赴任した喜多嶋凛は、モンスターペアレントたちの要求を果敢に退け、自らの理想とする教育のあり方の実践に務める。当初は、抵抗されるも、徐々にその熱意が伝わり、周囲の信頼も得られていくのだが…。健気なニューヒロイン、誕生!
内容
新任幼稚園教諭として埼玉県秩父郡神室町の「神室幼稚園」に赴任した喜多嶋凛は、モンスターペアレントたちの要求を果敢に退け、自らの理想とする教育のあり方の実践に務めるが…。読者の予想を裏切る著者の真頂。
喜多嶋凛は園児の母の要求をはねかえす。全員お姫様、全員王子様をやめるかわりに、面白い脚本を用意。終了後は拍手喝采
人相の悪い男が喜多嶋凛を訪ねてくる。刑事だった。喜多嶋凛の父が園児殺人事件の犯人だった。
入園式で自分が園児を殺した元バス運転手が父であることがばれる
担任が外される。
園児が行方不明になり、副担任の凛が豪雨の中を探しに行く。
古い小屋を発見。園児を発見。人相の悪い刑事と一緒。
この小屋は園長が保有。地下室が殺害現場であることを見つけた。
DNA判定で園長の汗と一致
凛の父が誤ってひいてしまった園児を遺棄した事実は変わらない
刑事は父が3人は殺してないと言っていたのが気になった。
父は獄中で死んだ。
母は凛が同じ幼稚園で働くこと心配。
就職難。幼稚園職で空きがあったのも何かの縁だと凛は思った
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途中までミステリだってことを忘れて読んでいたのであの事実にはびっくり。
そういえば中山さんの本でしたね。
結末は想像できちゃうけど、おもしろかったです。
前半と後半のギャップがすごいですが。
渡瀬さんはどの作品に出てきたんだっけ…?
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喜多嶋凛は私立神室幼稚園に新任教諭として着任した。凛が担任することになったのは年少組で、神室幼稚園ではそれから卒園までの三年間受け持つことになっていた。しかし、神室幼稚園は徹底的に保護者に弱く、遠足の行き先やお遊戯会で披露する内容すら保護者の言いなりになっているような有様だった。この幼稚園がここまで保護者に弱くなったのはある事件のせいだった。15年前、連続園児殺害事件が起こり、その犯人は園の送迎バスの運転手だったのだ。
なぜ子供たちを3歳設定にしたのか。そこがそもそも無理がありすぎて、もう全体的に辛かった。やってること小学生じゃない?十五年その場に留めておけるって理由だけで私立の園に設定しただけのように思えてならなかった。何より凛の贖罪のためっていうことが不可解だったなあ。序盤で事件の話が出てきた時点で凛が関係者というか、犯人の関係者で犯人を信じててなんらかの形で復讐とか真実を明らかにしたいとかそういう理由かと勝手に想像していたのでスーパー刑事の渡瀬さんが全部なんとかしちゃった結末はちょっとぽかんとしてしまった。いやいや。いやいや。
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幼稚園を舞台にしたミステリ。謎解きは後半だけ、幼稚園年少さんはこんなんじゃない。 2015.11.19
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新任教諭として、
埼玉県秩父郡の神室幼稚園に赴任した喜多嶋凛。
モンスターペアレンツたちの要求を果敢に退け、自らの理想とする教育を実践するのだが……。
どんでん返しの帝王が仕掛ける物語は、いったいどこへ向かうのか?
読者の予想を裏切る著者の真骨頂!
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一. 闘いの出場通知を抱きしめて
二. こぶしの中 爪が突き刺さる
三. 勝つか負けるか それはわからない
四. 私の敵は私です
五. 冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ
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主人公は、幼稚園の信任教諭・喜多嶋凛。前半は、凛の理想に向かう熱意と子どもたちへのあふれる愛情と、保護者会という名のモンスターペアレンツの対決という図式である。よくあるように、凛の熱意がいつしか親たちのかたくなさを解きほぐし、これで何もかもうまくいくかと思わせる。ここまでは、これまでの著者の作風とかなり違う印象なのだが、中山流が本領発揮するのはまだまだこれからだったのである。園児に慕われ、保護者からも認められつつある凛の立場ががらりとひっくり返る事態になる。このまま凛は埋もれてしまうのかと不安になった矢先、またまた事態はひっくり返るのである。そうくるか、と思わされるような厭な感じである。子どもたちや園のことを考えると暗い気持ちになるが、きっと凛はここからもうひと踏ん張りするだろうと応援したくもなる一冊である。
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【ネタバレ】タイトルからわかるとおり、中島みゆきのあの曲からインスパイアされたとか。新米幼稚園教師 vs モンペの闘いの物語と思いきや・・・。あの渡瀬警部が登場すると言うことで察して下さい。真犯人の意外性のなさで★一つ減点。ま、登場人物が少ないから仕方ないんですけどね。
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読んでいる間中、頭の中を
中島みゆきの『ファイト!』がエンドレスで流れていました。
私立幼稚園で繰り広げられる、
新任教師VSモンスターペアレンツの戦い!!
まぁ、よくあるお話よね・・・なんて思っていたら
後半話の流れは思わぬ方向に進んでいきます。
『なんだか違うよな・・・』と思うことがあっても
闘うどころか、声を上げることさえためらうことの多い今の世の中。
闘うことの大切さがじんわりと胸に沁みるのでした。
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中島みゆきさん「ファイト!」から構想を得て書いた作品。帯に「あの渡瀬警部も登場!」と書かれていた。中山七里ファンの私としては、一も二もなく飛びついたけど、初心者さんはこの作品を手に取れなかったのでないかしらと心配してしまいます。帯って大事だから・・・
今回のどんでん返しは二つ。 モンスターペアレントは怖いですねえ。
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一部ネタバレがあるので、未読の方はご注意ください。
みゆきの曲をモチーフにしていることに魅かれて購入。さすがにどんでん返しで知られた作者だけに、やられたとうなりたくなるくらい素晴らしい仕掛けが用意されていた。前半は、この人作風を変えたのだろうか、と思うくらいの内容で、それが罠だとは気が付かなかった。多少ずるい仕掛けもあるのだが、ぎりぎり許容範囲だろうか。
しかし、全体としての面白さ、特にミステリーとして質はというと、非常に不満が残る。刑事が登場したあたりから先は読めてしまうし、謎解きに関しては全くどんでん返しはなかった。プロットとしてのどんでん返しが鮮やかだったので星4つとしたが、それがなければ3つでも甘いくらい。みゆきの曲のモチーフも表面的に感じた。