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荒唐無稽な話ではあるけれど、テーマは非常にデリケートかつシリアスなものだ。著者は浅見光彦シリーズなどでも、かなり政治的な考え方を前面に出しているので、特に違和感はないが、本書はっどちらかというと中立な描き方をしていると感じる。それだけ微妙な問題であることに間違いないのだが、現代にタイムスリップした英霊が靖国っを語るというのは少し設定に無理があると思う。
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内田氏の作品は久しぶり。「靖国」という言葉に興味を感じて読んでみた。なかなか解決の糸口さえ見つからない靖国問題を、それぞれの立場の意見をこの物語で表現するために、よく練られたストーリーです。そんな重いテーマながら、タイムスリップやラブストーリー、ファンタジー作品とも思える、面白い作品であり、靖国問題に関して様々な意見を考えさせられる作品でありました。
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父からの勧めで読んだ本。
戦争の話かぁーと、あまり興味を持たずに読み始めたが、タイムスリップしてた!面白かった!!
靖国神社に関して、こんな意見もあるんだなぁと思った。
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靖国神社を英霊の視点で語る小説。靖国神社が「死んだら靖国神社で会おう。死んだら靖国神社へ還るんだ。」と国や家族など愛する人のために尊い命を投げ出して戦ってくださった先人の心の拠り所になっていたのであれば、何不自由ない現代の礎を築いてくださった彼らが眠る社を疎かには出来ない。A級戦犯合祀や中国を主とする周辺国の反発により、存在自体が戦争推進のシンボルのように扱われるのは残念でならないが、どんな形であれ現在の繁栄を享受する一人として、先人への礼は尽くさなければならないと思う。