紙の本
神化の時代を覗いてみませんか
2016/09/30 16:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DnDn - この投稿者のレビュー一覧を見る
『コンクリート・レボルティオ』の前日譚です。
アニメに登場するキャラは一人だけ(名前のみであと一人いますが)です。
ちゃんと小説で独立した話なので、別にアニメを知らなくても充分楽しめると思います。
ファンタジックで夢があるけど、苦みもあるこの世界観が大好きです。
投稿元:
レビューを見る
昭和のTV黎明期を舞台にした架空世界SFミステリ…と思っていたら、主人公が実在の、もっと言えば現役の脚本家がモデルと言うのだから驚いた。
パラレルワールド「神化」というのもその由来、現代との差異(作中で描かれる、その根源)含め非常に面白い。ちょっと引っかかったキーワード等を調べてみると、自分の知らなかった「昭和史」がそこにあったりする。
作者の描く作品で繰り返し使われている「現実と異界」そして「物語」といったモチーフが描かれる。そこで主人公が「どういった世界を望むのか」。これもまたそういった話だったのかな。
投稿元:
レビューを見る
超人って設定と言葉がいいな。
始まったばかりの「コンクリート・レボルティオ」も楽しむ見ておりまする。
昭和の感じがする別な世界の物語は面白かったですね。
投稿元:
レビューを見る
アニメのコンレボ先行でしたが、小説単体でも充分面白いです。
前日譚ということだけど、著者ご本人もジャンルはミステリかSFかなんなのか…と言っているように、大変さまざまな要素で作り上げられた深みのある物語。
昭和偽史もの……でもあるのかな。
あったかもしれないもうひとつの昭和30年代……神化36年のテレビ局を舞台にした懐かしさと、時間遡行というSF要素。
超人(異能)ものとしても面白かった。
非の打ち所のない、パーフェクトに好みの物語でした。
投稿元:
レビューを見る
兵馬さんのあの台詞の真相が明らかになる。
アニメでは飄々としてばかりいる人だったけど、この小説でキャラとしての深みが増した。
超人だから超人であることを否定する爾朗と、超人じゃないから超人に憧れる兵馬。
http://concreterevolutio.com/
『幻の東京オリンピックとその時代』
『幻の東京オリンピック』
『オリンピック・シティ 東京』
『1960年代の東京』
『よみがえる東京』
『日本の黒い霧』
『20世紀年表』
『二・二六事件全検証』
『二・二六事件の幻影』
投稿元:
レビューを見る
『コンレボ』前日譚。超人があたりまえのようにいるもう一つの「昭和史」。
この人の作品は、描かれていない所まで細にわたって設定が決められていて、そこから物語に必要な部分だけを書いているなー、という印象を毎回受けるのですよね。(たぶん、ここに描かれてないが、こんなことが…!と考察したくなる系ですな)
『超人』というものをただのスーパーヒーローで終わらせず、人間臭いところもある存在としたところが良いです。そして、今作では「時間移動」能力を利用して「未来が書き換えられる」状況を利用した知恵比べの様な展開、楽しめましたw
アニメ2期がこれから始まりますが、その前に読み終われて良かった良かった。
投稿元:
レビューを見る
タイトルからしたら
超人がすごく出てくるのを予想するし
アニメとか見てた人ならなおさらだろうに
中身は地味な1エピソードといった感じ
面白く無いわけでは無いのだけど
誰かにオススメするような本ではなかった。
投稿元:
レビューを見る
この本の表紙と題がかっこよかったので読んでみた。超人幻想ってイメージからバンバン超人が現れるのかと思いきや、さほどのことはない展開に期待を裏切られる。
投稿元:
レビューを見る
制作意図には深く共感するのだけれども、伝奇であれば実在の人名を出すか(辻真先etc.)クロスオーバーなら既存の作品名を出すか(快傑ハリマオetc.)しないと、すごく薄味で重みのない作品になってしまう。存命の人物や遺族、版権の切れてないIPも多いだろうから難しいのはわかるんだが……、なんとももどかしい。アニメ版はパスでいいかなあ。