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自分自身もよく本を買いに行く、地元さわや書店の店長である著者の本。カリスマ書店員と呼ばれた伊藤さんの志を継ぎ、激変する地域の書店事情の中でいかに「まちの本屋」として店を成立させるかを語っている。自分自身も本読みであるが、本に関わる職業の端くれにいる身としては、田口さんの姿勢や考え方から己を振り返ると、いったい長年何をやってきたのだと反省させられる。でも、まだまだ本には人を引き付ける可能性があるし、書店がどのように本を売ることが大切なのかということを知れたことがいい。もちろん、さわや以外の書店にもそれぞれの良さがあるのだから、それを理解して本屋さんと付き合い、本を読み、本と関わる仕事を続けたい。
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一読目は付箋など貼らずにひたすら読もうと思っていたのに、気付けば付箋だらけ。
いろいろなことが頭とこころに浮かんできて収拾がつかなくなってしまう。
いろんな街にいろんな本屋があっていろんな書店員がいて。誰も田口さんにはなれないけど、田口さんと同じものを見ることはできるし見ないこともできる。なんていうか、田口さんは毎日棚を耕しているけれど、この本は私たちのこころを耕してくれるんだな。
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大型書店が大動脈なら町の書店は毛細血管。
どちらも必要だし、食べ物と同じでその土地土地で売れるモノは違っていいはず。
全国どこに行っても同じサービスを提供するチェーン店が多い中、人を呼ぶ個性的な作りはそれだけで本好きの興味をくすぐる。
(何とかフェアだけで、何だか嬉し楽しくなってしまう)
攻めてる本屋さん。
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2016.3月
売る覚悟が違う。地域の人のためにどうあるべきか、考え続けて実行し続ける必要がある。地域のために、子どもたちのために。POP含め、できることがたくさんある。
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本屋さんの奥深さを感じて、書店員さんは改めて、憧れの仕事だなぁ。しかし、契約社員から始まったり、販売の仕事だから夜遅かったりシフトだったり、若者が続けられない現実もわかるなぁ。仕事のためにプライベートの時間を本に注ぎ込める人ばかりではない。書店員をしている人は、すごいなぁと思う。本って、大事だと思う。いろんなことを知ることができるから、数ある本を見るだけで自分が圧倒的に小さいと気づけるから。これからも本とともに生きていく。本屋さんで、吟味して本を買う。小さい本屋さんも、その店の独自性を見つけられたら面白そう。いいお客さんでいよう。
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読みながら、ここ半年くらいの自分の働き方を猛省。人やまちのこと、ちゃんと見れていなかったなと…。
書店員だけではなく、まちの「商い」関わる人なら誰でも響くものがある内容でした。
身の丈にあった商売、地域全体のことを考える姿勢は、どの業種にもあてはまる課題。ぶれない立ち位置が、さわや書店というお店を作っているんだろうなあ。こういう風に根を張ったお店って素敵。
文化や教養を盾にした、本屋の変なプライドが苦手なので、本への熱い思いは物凄いけど、商売の部分を忘れないというスタンスが共感できました。
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書店の苦労、そこで働く人の努力は、大変なものがあると思う。ネット時代にどのようにして人に本を薦めるか、ある意味、布教活動みないなものだと思う。自分も本屋は嫌いではなく、いろいろな本との出会いは好きだ。でも、地元の本屋さんに、最近、全然行っていないことも思い出したり、反省。書店に関する本を買ってから思うのだが、せめて、この本は書店で買うべきだったかと、いつもネットで買ってから後悔する。おすすめ。
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本屋の役割、本屋の仕事、本屋の楽しみ…。
田口さんの本と本屋に向ける愛情がつまっている。
同業に身を置く者として尊敬するし、読んで勇気づけられる。
端くれだけど、頑張ろうと思う。
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本屋としての矜持がひしひしと伝わってくる本だった。本屋としてもだけど、どんな仕事をしている人にも通じるような働き方として学ぶべきことがたくさん提示されていた。
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盛岡のさわや書店フェザン店長の田口幹人さんが書かれた、本屋さん目線で語る一冊。
いまどき、まちの本屋さんが減り、ネット書店や大規模書店が中心になり、本を読まない日本人も増えていると言われながら、新刊本は発行は止まらない。しかも、電子書籍まで増えてくると、本屋さんの役割は何なのか?という疑問は残る。
本屋の役割を本を売ることである!という基本を忘れずに、来店される、お客様の目線・立場を意識すること。本屋と関わる出版社、著者、取次などとの接点や外商の役割も重要であることがわかります。
一冊の本をベストセラーとしてたくさん売ることと、その人にとって大切な一冊を見つける手伝いを続ける姿勢。
現場の本屋さんが現実を見つめ、本屋の現実から未来まで、真摯にまとめただけに、心地よさが残りました。
まちの本屋さんに行き、書店員さんと話をしてみよう!!そんな気持ちを感じられる素敵な一冊です。
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本屋さんの息子さんに生まれた著者、その体験はいかに・・
かつてあった史実の蓄積を表に出す・・本屋さんには郷土書をアピールすることが可能です。
実際、岩手に原発がないのかという本が売れたそうです。
私は今、図書館活用が多くなっています。
昔、なにかというと覗いていた地元や旅先の本やさんのことを思い出しました。
本との関わりを深めていけそうです。
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きょういく書店と、きょうようの書店。
この語呂に含む意味が、小型書店と大型書店の違いがでてるんだろうなー
お店の心意気を感じる爽やかな一冊でした。
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ネット書店については語っても、なぜか電子書籍はスルー。本屋数件程度で、○○の神保町は盛りすぎ。P68のムックの解説は、ISBN/雑誌コードが両方付いているくらいは書いてもよかったのでは。棚の読解力の無い私には、どの書店も同じに見えてしまいます。
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本というより本屋への意義やこだわり,愛,使命感など,もちろん儲けを度外視するわけでもないですが,ほとんど人生かけているのが伝わってきます.頑張って欲しいです.
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いろんな本屋を巡って読みたい本を探すのが好きでしたが、これからはますます本屋に行くのが好きになりそうです。