投稿元:
レビューを見る
結局、何も解決してないよね。
「ここは退屈〜」が面白かったから読んだけどハルコパートがとても残念だった。古い体質の会社あるあるはまあ分かる。
投稿元:
レビューを見る
閉塞感漂う地方都市に起こった小さい奇跡と大きな奇跡。男子は相も変わらずで、女子はやっぱり元気だという快作。
デビュー作の『ここは退屈迎えに来て』の女性たちがどちらかというと受け身だったのに対して、本作に登場する女性たちは、希望を喪う寸前ながらも流されることなく本当の生き方を見つける。女神のような存在の今井さんの神々しさが眩しい。前作の椎名くんとの違いが面白い。
投稿元:
レビューを見る
出てくる主要三人がどうしようもなさすぎて逆にそれがハマったんだけども、最後の最後でついていけなくなり、結果よくわからなかった。
投稿元:
レビューを見る
展開が映画だった。映画化することを知ってるせいでそう感じるのかも知らないけど、アズハルは蒼井優でぴったりだった。
ちょうど今ナオコーラのと同時に読んでるけど、具体的の度合いはけっこうどっちもすごいのにリアリティは山内マリコのほうが100倍すごかった。
テンポよくて、読むのに1時間かからなかった。
投稿元:
レビューを見る
読んでいる最中、もやもやして仕方なかった。
「ここは退屈迎えに来て」を読んだときもそうだったけれど、山内さんの本に出てくるファスト風土な街が、自分の生まれ育った街そのもので、なんだかすごく恥ずかしくなってもやもやする。(そんな街から出たこともなく、そのまま就職して結婚して地元サイコーとか言ってる奴らがわたしはサイコーに嫌いだ!)
そして安曇春子28歳の抱えているイヤな気持ち、28歳なんてあと五年できちゃうよ、その時にはわたしもこんな風に寂しくなるのかなそれは嫌だ。愛菜の気持ちはもうめちゃくちゃ分かってしまっていたたまれなかった。
どうやって終わるんだ、と不安になりながら読み進めたけれど、ラストは爽快だった。
女の子たち、女性たち、たくましく生きてほしい。暴力も窃盗もよくないけれど指でつくった拳銃で男たちをばたばたとなぎ倒していくような、そんな生き方をみんなでしたい。
そして女子高生っていうアイテムそのものが美しくてスパイシーでサイコー。
投稿元:
レビューを見る
白黒の表紙とはうって変わって色彩の強いラストでした。
ここは退屈~のが好きかな。
この人の地方のさびれた感じ、生々しくてぎくっとするな。
愛菜たちから見れば、私は地元にしがみついてるくだらない人間なのかもしれないけれど、26になった今だからこそこの環境に抵抗なくしっくりなじんでいる。
もう昔みたいなぎらぎらした自分はいない。
それが大人になることなのかは解らないけれど、愛菜たちのようにフラストレーションを溜め、ぎらぎらしていた時も確かにあった。
ああ、大人になれたのかなあ、わたし。
投稿元:
レビューを見る
阿部和重の書くもののような似た雰囲気を感じた。読みやすいし面白かったけど、なんだか力弱いというか…。孤独な女性がたどる道ってなんだろう。孤独になったときわたしたちはどこへ行くのだろう。この物語のような救いは見当たらないだろう。ラストはあまりにも楽観的でちょっと興醒めた。
投稿元:
レビューを見る
さらさらっと読めた。女の強さやしたたかさ、特に集団になって団結した女のこわさ、強さをうまく描いていて、共感する部分もたくさんありました。ただ、少女ギャング団のくだりに関しては、?な部分も多かったかなー。田舎ならではの感じを描くのが相変わらずすごく上手だなぁと思いながら読んでました。映画きになる!
投稿元:
レビューを見る
境遇も年代も違うからなのか、一気に読み進むまでではなかった前半。
話が展開し関係図が明らかになって、やっと物語として楽しくなったか…
投稿元:
レビューを見る
裏表紙の『現代女性の心を勇気づける快作』という言葉に惹かれて読んだのですが、辿りついた先は「女同士で頑張っていこうよ」的な締めだったので、今の私にはちょっと危険な思想。
明るいラストだったものの、そこに辿り着くまでの春子と愛菜のぐだぐだっぷりは辛かった。ここ最近比較的純粋な恋愛小説ばかり読んでいたので何となく自分もそれに引っ張られてふわふわしていたところにガツンと現実を突きつけられた気がした。
うん、しっかりしよう。
投稿元:
レビューを見る
現代のふわふわ感とありもしない刺激への欲求が折り合わないお話。
実在するアズミハルコが疾走し、アートがグラフィティアートとして表現される。ちょんちょんつきの“アート”はもやもやの表れ。JKの暴行事件と絡んでいく。
現代用語がたくさん出てきて、町の混沌具合とかみ合ってはいるが、オチは、、、どうなんだろう。
新宿紀伊国屋で購入。映画の方がおもしろそうかも。
投稿元:
レビューを見る
なにもない田舎で何か刺激を求める若者たちがリアルでした。
少女ギャング集団のくだりとか今まで読んだ山内マリコさん作品に比べるとファンタジックな要素もあり、不思議なかんじでした。
今まで短編しか読んだことがなかったので初の長編&ちょっとミステリーっぽい?で最後そうなるか!っていう結末が。女万歳!ですね。
投稿元:
レビューを見る
地方の20代後半ぐらいの人の話。もやっとしたどん詰まり感と、それでもなんとかなる、人って強いなという感想。
投稿元:
レビューを見る
どういう展開にするつもりなのか最後まで全然予想できなかったんだけど読み終える頃には元気になれる。こんな町でも、誰かがいなきゃ死んじゃうキャバ嬢も旦那と絶縁したシングルマザーも暴れ回る少女ギャング団もアズミハルコも女の子は等しく逞しい。目覚めよ女子たち!
投稿元:
レビューを見る
人(男性)に依存してても結局幸せにはなれないのよね 誰かになんとかしてもらうんじゃなくて自分でどうにかしないと 晴子も愛菜も力一杯男を信じて裏切られて傷ついて、痛々しい でもそれが全てだって思い込んでしまう女の子もいっぱいいるんだろうなあ
一方少女ギャング団は強い女の子のイメージで、所々に登場して鮮烈な印象を残してて良い 男性による女性への暴行事件はありふれてるのに、逆は本当に少ない その異常さが強調されている気もする