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探偵小説と思ったが怪談
2020/03/16 18:18
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探偵小説と思ったが怪談(或いはSF)でした。密室殺幽霊事件とか超常要素のある推理小説は読まないのですが、これは一気読みしてしまう程度に面白かったです。
著者の誉田哲也についてなど予備知識なく、完全なジャケ買いです。カバーデザインは泉沢光雄。
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うーん、評価迷った。面白かったような、そうでないような。★3.5くらいかなあ。解説にも書いてあったけど、ジャンルとしてはホラーみたいですね。
死んだ人の魂が他の人の体に乗り移るという設定は嫌いではない。ただ、殺人と結びつけなくても良かったのかな、と。なんとも後味が悪い。。
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警察小説かと思いきや、分類するなら伝奇系。若干のサイエンスも入るのかな。
暴力シーンは、誉田作品の定番。エグいことは、わかっているが、やっぱり眉をひそめてしまう。でも、疾走感があり、止まることなく読み進めた。
題名から、結末はなんとなく想像はつくが、結末どうこうよりも、文章で読ませてくれるのが誉田作品。一度読んだ後に、もう一度パラパラめくり、その時の登場人物の心情を考えると、2度面白いと思う。今回は、オレンジジュースの下りとか、、、
姫川シリーズが、好きな人は消化不良かも。
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サスペンス小説だと思いながら読み進めていたら、まさかこんな展開に進むとは。驚いたけど、切なくて面白い一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
興信所を営む曾根崎栄治の前に、女子高生・民代が現れる。十九年前に突然姿を消した恋人・真弓が生んだ栄治の娘だと主張する彼女は、二人の人物を探してほしいと依頼する。半信半疑ながら栄治が調査を進めるうち、民代は、調査対象のどちらかが世間を騒がす残虐な連続殺人事件の犯人だと言いだし……。この子の正体は何なのか。犯人の正体はなんなのか。ノンストップ恋愛ホラーサスペンス!
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一度読み始めたらぐいぐい引き込まれて、一気読み。
サスペンス?ミステリー?と思っていたら、オカルト??
中だるみもなく、結末までページをめくる手は止まりませんでしたが、ある程度の悲しい結末がわかった状態で、どうしてそうなったかを追うのは切なく、苦しいものですね。
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誉田哲也の恋愛ホラーサスペンス?
独身中年探偵と、その娘を名乗る女子高生が、連続監禁殺人事件を追う様を描いています。
「恋愛」と「サスペンス」はありますが、ホラー?な要素は・・・
むしろファンタジーに近い世界観なのでは?と思い、エンタメにカテゴライズしました(^_^;)
作品としては、色んな誉田テイストが散りばめられていて楽しめました。姫川シリーズの和田捜一課長の名前も出てきたりして、ニヤリとさせられます(^_^)
特に後半は一気読みでした。なかなか良かったと思います!
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え、そうくるの!?って感じの展開でビックリしたけど、誉田さんってもともとホラー作品がスタートでしたね。
ともかくもテンポのいい文体と魅力的な女性キャラは誉田作品らしくてとても良かった。
結末はなんだかやるせないけど、満足感の高い作品でした。
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著者がリアリティのあるサスペンスを書いている印象が強いからか、ホラー部分とリアリティ部分の塩梅がなんというかイマイチな感じがして。遺伝とか乗り移りとかその辺もっとねちっこく論理責めにしてほしかったです。しかし映像化向きの作品かな、と思った。
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ミステリかと思って読み始めたら、
途中からオカルト入ってきて(^ ^;
ちょいとびっくりはしましたが、
でもそれで面白さが損なわれるわけでもない(^ ^
冒頭のツカミは、かなりインパクトあり。
その後もぐいぐいとひっぱる展開で、
よく分からないままに作品に引き込まれる。
さすがの筆力である。
「オカルト成分」も、突拍子もない訳ではなく、
なかなかに「有りそうな」ことで違和感なし。
むしろオカルトに対して懐疑的な
「常識人」が数多く出てくるので、
それが読者の気持ちを代弁してくれる感じで。
しかも、そのオカルト成分の「証拠」となるものも
実に大胆に本文中に登場させているので...
最後の展開も説得力がある。
いや〜、面白くてほぼ一気読み(^ ^
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ミステリーとホラー。
「記憶を受け継ぐ」という体質を持った男がおり、自身の「不死、生まれ変わり」のために女性を強姦して妊娠させる殺人犯。
探偵を営む主人公のもと、女子高生が訪れるところから物語ははじまる。
…じつはその娘は、かつて主人公が愛した女性の「記憶を受け継ぐ」子どもであった。
殺人犯をとめようと奮闘する主人公と女子高生。
結果、女子高生は殺人犯に犯されて妊娠するが、その子どもは果たして「民代、愛した女」なのか、殺人犯なのか。
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201512/面白かったけど、やりきれないなー。プロローグからの構成も、読み終わって、なるほど!だった。
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必ずと言っていいほど残忍なシーンがあって、ウゲェーって顔をしかめながら読むのだが、でもやめられない誉田哲也さんの小説。
本書の解説にもあるのだが、やはり物語の導入が上手いのと登場人物が魅力的に描かれているからなのかな。今回もハッピーとは言えないけど、なんだかいい感じの結末でした。
ホラー作品がデビュー作だったとは知りませんでした。
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たちまち引き込まれ、途中でやめられない。読み終わっても、すぐ現実にもどれない(笑)久しぶりに心拍数の上がる本だった。
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物語全体の評価としては満足できるものだった。読後感もまぁよし。
気になる点とすればちょっとファンタジー過ぎたかなということ。こういう話は嫌いではないけどもう少し現実味のあるものがよかった。魂の記憶を受け継ぎ体を乗り換え生きていくということは、いわば不老不死のようなもの。それを刑事ものと絡めるのは新しいなと思ったけどやっぱり...
それと両手親指切断という特殊な行為を遺体に施しているのにこの行為自体にはあまり意味がなかったといこともいただけない。記憶を受け継いだ犯人がいて行為を昔起きた事件と関連付けさせるということには納得だが、何か事件の核心に迫るような事情があるのではと期待したがそのようなこともなく残念。
あと美冴には生きていてほしかった....
色々書いたけど総じて満足!!
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善良なはずの探偵が乳幼児を扼殺。その背景にある不可思議な事実はホラーの世界であるが、このホラーミステリーの語るところは性の違いや年齢の差をも超えた人間全体の業なのではないだろうか。