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山下明生・文、町田尚子・絵「だれのものでもない岩鼻の灯台」、2015.12発行です。灯台守とともに沖行く船の案内をしてきた灯台、お役御免になってひとりぼっちになりました。だれのものでもなくなった灯台に、ある日のら猫一家がやってきて2階に間借りしました。そして、ムササビや猪の一家も~。灯台は随分にぎやかになりました(^-^)
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使われなくなった岩鼻の灯台。しばらく経った頃、猫の親子が灯台にやってきます。次第にムササビ、カモメ、イノシシなどの生き物達もやってきて、いつの間にか岩鼻の灯台はそこに住むみんなの灯台になっていました。可愛くて良い物語ですが、タイトルが漢字のためか?なかなか手に取りにくい一冊です。
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使われなくなった岩鼻の灯台。ある春の日、ネコの一家が灯台にやってきたことをきっかけに他の動物、鳥、魚…など生き物たちの住処になります。いつの間にか灯台は賑やかになっていました。様々な視点からの灯台の風景も美しい一冊です。(約9分)
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岩鼻の灯台は、ひとりぼっちになった。誰のものでもなくなり...。でも、そこに厄介になりたい動物たちが集まってきて、最後のホタルイカの光が美しく光る場面がきれいです。
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何年も何年も海の向こうに光をおくっていた岩鼻の灯台。、しかしお役御免になって、寂しくて寂しくてすすり泣く毎日を送っていました。
ある日、ちょっとおじゃましていいですか?とたずねてきたのは…?
しずかな夜が懐かしいよ!とうそぶく灯台のほかほかの気持ちが伝わってきます。
町田さんの絵も素敵だ。
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灯台のツンデレな感じが、可愛らしい。
町田さんの絵ととても合っている。
影さえも必要とされるというのは素敵。
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山下明夫 文 町田尚子 絵。
お役御免になった古いひとりぼっちの灯台。
行き場所のない生き物達の拠り所となる。
誰かに必要とされる素晴らしさを教えてくれる。
物語も絵も最高。
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灯台守、というのは絶滅危惧の職業だ。本書にも登場しない。すでに灯台守がいなくなった後に残された灯台が舞台だ。
もう誰もいない、誰の役にも立たないはずの灯台に、ある日客がやってくる。またある日、別の客がやってくる。またあくる日も。
ネタバレやむなし、で書くと、この客の中に猫がいる。可愛いようでふてぶてしい、まさに猫、という風体だ。
この猫を見るだけでこの本は元が取れるというものだが、話もよい。もう誰のものでもなく、役に立たないはずの灯台が、またスターになる日がきた。灯台は自分の姿に目を見張る。そのときの猫の顔がまたよい。
結局、猫絵本として読んでしまうのだ…。おこちゃまにはちょっとむずかしい絵本かな、という気もする。ある役割を終えても、それで終わり、というわけではないのだ。役に立つ、ということを美徳に思える一方で、役に立たなくてもいいではないか、という天邪鬼精神も惹起される。
多くの動物に必要とされ、ハッピーエンドっぽいが、しかしそれはもう灯台ではない。まあ、タイトルが「だれのものでもない」だから、そこに価値があるのだろう。
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今や灯台と言うそのものが、役目を終えてしまった感がありますが、灯台とは何だったのか、改めて考えさせられた絵本でした。
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物語も絵もとてもいいと思う。1匹の子猫はウリ坊と並んでホタルイカをながめてるので、みんな仲良く暮らしてるんだなぁとほのぼのする。
ただ灯台のつっけんどんな性格を表すための「すきにすれば」という言葉がすごく嫌。子供に読んであげて、その言葉を覚えてしまったら最悪。
大人向きの絵本なのでしょうね。
それ以外はとてもいい!
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人間にうち捨てられ、ひとりぼっちになった灯台は、ツンデレさん。寂しさをじっと堪えていました。住処を求めて次々にやってくるいろんな生き物たちに、「好きにすれば」とか言ってても、もう寂しくなくなって内心嬉しいのでしょうね。人間にも、こういう不器用なタイプ、いるなぁ。