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アナスタシアシリーズ5冊目。出版社をいろいろ変えながら今に至ってます。
そしてコアな内容が始まる4冊目以降は、アナスタシア・ジャパンが設立され、ほぼそこでのみ販売されている。
なぜか?今となっては腑に落ちます。
続きを読みたいから、登録しましたよ。これで私も会員です。ウラジミールの地方創生スキームはすばらしい。シベリアンシダーナッツ買うかもしれません(笑)
これはこれで活動を広めるためには大切なことですが、その先の「祖国」づくりが核心です。先祖代々の土地を受け継ぐことの意義が明らかになります。この本の存在や関連した活動を手本に読者の皆にそれぞれ自分のベースランドをつくりなさいと促されます。
さて、この本は創作物語なのか真実かはあまり重要ではないように思います。
ウラジミールのフィルターがかかっている以上、アナスタシアの自著というわけにもいきません。ただ、閉塞感を感じ、次のヴィジョンが見えない現代社会において、新しい世界観を示しています。現代人にとって、かなりの価値変換が必要ですが、こんな世界あったらいいなと共感を覚えます。
本の骨格として三位一体の構図とその展開が意図されているように思います。それは、アナスタシアが理念や愛・霊性の象徴。ウラジミールは世俗・実践・サバイバル担当。そして読者はハートのチューニングが求められた感じ手。
アナスタシアのヴィジョンをもとに、読者はウラジミールのように次第に現実世界への参加を始めていく。世代を通じて受け継がれるエコビレッジが提案されています。
いろんな分野の人の(偏見的)見解やそれに対する返答的な思想をつづっているところもこのシリーズならでは。