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見返し
「世界の見方がまるっきり変わる神話があった」
著者・安田登
「世界最古の神話を読み解いて見えたのは、時代の最先端だった!」
担当編集者・ホシノ
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人間がひとつの意識を獲得したとき、それ以前と以後で世界は劇的な変化を遂げる。しかし、その過渡期にあたる「あわいの時代」には両方の色が混ざる。最古の神話のひとつである本作の原典は、今の我々とそれ以前の「あわいの時代」のものである。もし今が「あわい」であれば、人間はどのような意識を獲得しどのような変化が起こるのかと考えさせられた。そして、その時に我々は古代人へとカテゴライズされるのだろうが、この想像は単なる妄想でなく、今起こりつつあることであると思う。
頭や意識だけでなく、もっと大きく自分を包む全体をユラリと揺すられるような、不思議で壮大な一冊であった。
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イナンナとは不思議な音感だな、と思っていたら、イシュタルのルーツとは。シュメール神話を扱ってはいるけど、内容は作者の得意な古代中国に寄せて書かれている。
古代エジプトの神話を学生時代に学んでいた。当時が作者のいう女性時代であったかは別として、少なくとも男性至上の社会ではない。また、確かに古代神話は脈絡がないことが多い。心、時間の観念が今とは違うという指摘には頷かされる。“来るか来ないか分からない未来の不安”に現在を浪費しているなあと思いつつ読了。
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人間の精神
意識している所は
本当に浅く小さくて
眠っている
気づかない所は
とてつもなく大きい
そこの部分に
どう気付いて
どう導いて行くのか
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