紙の本
一応読みましたが。
2017/10/17 23:18
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投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
池谷裕二の新しい本ということで期待していたのですが、自分は著者の書いた他の本の方が良かった。好みの問題だとは思いますが。
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特設サイト開設しました!
http://news.kodansha.co.jp/20160120_b02
脳にそなわった「勘違い」する思考回路
──「認知バイアス」の不思議な世界を体感。
たとえば買い物で、得だと思って選んだものが、よく考えればそうでなかったことはありませんか。こうした判断ミスをもたらす思考のクセはたくさんあり、「認知バイアス」と呼ばれます。 認知バイアスは、無意識のうちに勘違い、判断ミスを引き起こす、いわば思考の錯覚。 その不思議な世界を気鋭の脳研究者がひもときます。古典例から最新例までクイズ形式で実感することで、自分の持つ思考のクセ、他人のココロの動きまで分かります。
著者紹介:池谷 裕二
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学薬学部教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探求をつづける。日本薬理学会学術奨励賞、日本神経科学学会奨励賞、日本薬学会奨励賞、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞などを受賞。主な著書に『記憶力を強くする』『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』(ともに講談社ブルーバックス)、『海馬』『脳はこんなに悩ましい』(ともに共著、新潮文庫)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社)などがある。
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メンタルの解説書ではなく、ひたすら様々な認知バイアス(判断ミス)について箇条書きで分かりやすく説明してある。
一つひとつの認知バイアスに対して質問が作ってあり、それに回答すると、対応する認知バイアスが簡潔に説明されている。全部で80あまりあって、これ一冊で有名なところから気付いてなかったところまでよくわかるが、一方で説明が短すぎて物足りない。質問形式で分かりやすくしてあるのもいいが、これが足かせにもなっているようで、無理な設定も結構ある。
今からこのジャンルで勉強する人には、辞書的な使い方が出来て便利かも。
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認知バイアスとは、人間の思考や判断のクセのことである。このクセは非合理だが、たいてい何らかの利点が潜んでいる。
実際、私たちの勘は有益で。ほとんど場合、反射的に浮かんだ直観を信じても問題がない。ただし、たまたま想定外の条件が揃うと、直観は珍妙な解答を導くことがあり、それが認知バイアスである。認知バイアスとは、脳が効率よく作動しようと最適化を進めた結果、副次的に生まれるバグである。
全員が自分を妄信したままコミュニケーションすると、不用意な摩擦が生じかねず、運が悪ければ、喧嘩や諍いや戦争など、あらぬ方向に暴走するかもしれない。傾向と対策という視点で、脳のクセを知っていれば、余計な衝突を避ける予防策になる。また、脳を知れば知るほど、自分に対しても他人に対しても優しくなる。
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読みやすいわかりやすい面白い。
みんなとは具体的に3人以上
嘘つきにならないでね。人間としての本質を否定されることに抵抗を感じる
みれば欲しくなる。衝動を冷静なときに想像できない。
数字の直感はあまり当てにならない。
鳥はモンティ・ホール問題を解く
ゆっくり歩かせると、老齢に関する言葉を単語リストから見つけやすくなる
日本人>シマウマ>白地に黒
黒人>シマウマ>黒地に白
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心理学でいう「認知バイアス」と呼ばれる脳のクセを学べる一問一答集。人間の直感って当てにならないなぁと感心します。
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「陸軍士官学校に所属する候補生のうち、10年後により出世していたのはどちらの志望動機を挙げていた人?①将来将校になって国に貢献したい、②軍隊そのものが楽しそう」
(内発的動機付け―Intrinsic Motivation)
「交通ルールを破ることが多いのは?①普通車、②高級車」
(上流階級バイアス―Upper Class Bias)
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など、読者がクイズ形式で回答し、1ページめくると解説と認知バイアスの名称が書かれています。
解説自体はとても短く簡潔に書かれており、ひとしきり感心した後はすぐに次ページへ進みたくなります。でも面白かった、の一言で終わらせてしまうには少々勿体ない本です。自分の日常に重ね、商品の適切な売り方だったり、苦手なあの人への交渉術などに活用できそうなものも。本を開いた時々で今の自分に必要と感じる数ヵ所を頭に留めるだけでも、日常が少し良い方向に進みそうな気がします。
個人的には上記に書いた「陸軍士官~」の問いと解答を読んで、“好きこそ物の上手なれ”のフレーズが浮かびました。高尚な目的や理由がなくたって、好きというシンプルな気持ちを持続させていれば自ずと成果を出せることが多いようです。仕事でもプライベートでも、様々な場面で自分のやる気を上げる活力になりそう。
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池谷裕二の脳科学本は好きでほとんど全部読んでます。
この本はシンプルに人間の脳のクセをわかりやすく説明しています。
パラパラと好きな所だけ読んでも充分に楽しめる内容です。
シンプルだけど中身はかなり濃い一冊です。
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脳に関わる癖の一部を80の問題を通して解説する.納得はするが,納得しているのもまた脳だというこのジレンマ.結局流されてしまいそう.
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脳のクセである「認知バイアス」について、さまざまな実験によって実証されたものを80ケースほど収録している。
池谷さんの本は以前から愛読していたものの、ブルーバックスで文庫化される前の本書は、大変失礼ながら、パラパラめくった程度の印象でやや軽薄なものだと勝手に決め付けてしまい、スルーしていた。(これも一種の認知バイアスかもしれません。)
しかし、今回は文庫化にともなって項目の収録数が2倍以上に増え、読み応えのある内容となっている。第一印象だった文字密度の低さも、各項目を気軽に読めるという点で、非常にちょうど良いように思える。
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著者の講演会では、途中のブレイクタイムによく使われる内容。ほとんど知っているか、あるいは知らなくても答えは予想がつくものばかりだった。けれども、よくまあ、いろんな実験を思いつくものだなあと思うし、こんな実験のデザインをするのは楽しそうだなあとも思う。一番役立ったのはケース4。なぜか陸軍士官学校だけれど、出世するのはどっち。①将来は将校になって国のために貢献したいという目標のある人と②軍隊が楽しそうだからという人。もちろん、②がより出世していた。好きこそものの上手なれ。昔の人はうまくいったものだ。勉強についても同じことが言えると思う。好きとか、楽しいとかいうのが大事。「楽しいものは伝染する」と言ったのは森毅だったか。今後役立ちそうなのがケース76。仕事を中途半端のまま残して帰った方が、次の日すんなりと仕事に入れる。どうも、途中で終わっていると意識に残っているらしい。本当かなあ、試してみよう。
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認知バイアス等脳や心理に関わる知識を分かりやすくまとめた本。すらすら読めます。
人間の認知にいい加減な面があるということは,この世をわたっていく上で,知っていて損はありません。
だいたい私が思った答えと解説と一致していたものが多かったので,それほど目新しい知識はなかったのですが,
中途半端に仕事を残して帰った方が翌朝仕事に入りやすいというのは,毎日の生活で実践してみようと思います。
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著者の池ケ谷先生が末尾に書かれている通りに厳選された内容でなおかつ平易で読みやすい認知バイアスについてわかりやすく書かれた入門的な良書であった。高校生から大学生または社会人においても読むべき一冊であると感じた。
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認知バイアス=脳の癖を設問形式で学べる内容。想起しやすいシチュエーションなのでわかりやすかった。人は認知バイアスにまみれて物事を判断している事を痛感する内容。
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あるある!と納得する事例が多く掲載されている。確かに私たちの思考は無意識のうちに騙されている。認知バイアスがあるということだけでも知っていれば、偏った考え方に捉われることは減るだろう。
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<目次>
80項目あるので省略…
<内容>
心理学のさまざまな研究成果を、クイズ形式と短い解説で紹介したもの。朝日出版社版を改訂した完全版。
短文ながら、わかりやすい解説文なので、すんなりと頭に入ると思う。