投稿元:
レビューを見る
本作『霜の降りる前に』であるが、これは厳密には「クルト・ヴァランダーが主人公のシリーズ」とは言い難いかもしれない。本作の主人公はリンダ・ヴァランダー…クルト・ヴァランダーの娘である…リンダ・ヴァランダーは、父クルトと離婚してしまったその元妻モナとの間の娘なのだ…
非常に面白い作品だ!!
投稿元:
レビューを見る
娘のリンダを中心に据え、ヴァランダーは傍へ。
さて、下巻はどう続く?
それにしても悩み多い父娘だ。
投稿元:
レビューを見る
ヴァランダーシリーズ。
ずっと大事に読み続けてきているシリーズなので、
著者の逝去にショックが大きすぎもったいなくて読めずにいたけれど。
娘、リンダが主人公。あ~あの娘ね、じゃ、これはシリーズ外のスピンオフなのか、と思ったらドンピシャシリーズ内、しかもリンダも警察官になるのだと・・・
相変わらず凄惨な殺人事件の幕開けで・・・
続きが気になるけれど読んでしまったら終わってしまうので
もったいなくてじっくり読んでる。
創元社さん、訳者先生、本国ではシリーズ完結してるとのこと、どうぞこちらでも慣行していただきたい!
投稿元:
レビューを見る
ヴァランダー9作目ではあるが、主人公は娘のリンダ。話もリンダ中心で、シリーズものではあるが、若干違う印象。以前より重い感じも少し減っている感じ。下巻に期待。
投稿元:
レビューを見る
テレビを先に見てしまって、失敗したぁと思いきや、ちゃんとなぞりつむかぶらないようになってました。
面白かった。
投稿元:
レビューを見る
刑事ヴァランダー・シリーズの番外編。警察官となる娘リンダとヴァランダーの共演。
リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。警察学校を修了して秋からイースタ署に赴任することが決まり、この夏は父クルトのアパートに同居している。久しぶりの故郷で、旧友との付き合いも復活。だが、その友人のひとりアンナがいきなり行方不明に。アンナになにが? 心配のあまり、まだ警察官になっていないからと諫める父の制止を無視して、勝手に調べ始めるリンダ。スウェーデンミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ最新刊。
下巻に続く。
投稿元:
レビューを見る
主人公リンダは警察官候補生、秋から故郷で父親と同じ警察署に勤務する事になっている。郷里に帰り旧友2人との友情も復活したある日親友のアンナが失踪した。心配したリンダは警察官になる前にもかかわらず、ひとりアンナを捜し始める。
主人公のリンダをどうも好きになれない。心配を振りかざしてやりたい放題だし。自分の短気な所や、言葉を真っ直ぐに返せないような悪いところは全て父親似のせいだといい、父親に対してはとても我儘で傲慢だし。まぁ確かに似た者親子ではあるが…。父と娘の関係もなかなか難しいってことか。
投稿元:
レビューを見る
ヴァランダー警部シリーズ。
セクト内の大量殺害の生き残りというかなり興味深い設定にも関わらず、
それが生きている感じがしない。
宗教的リーダーになっていく過程も描かれていないので、人々がその言葉に従っているのにも説得力がないというか、嘘くさいし。
動物を燃やすのも意味がわからないし、最初に殺された小道の研究家が結局関係なかったことも、話をつまらなくしている気がする。
(下巻へ続く)
投稿元:
レビューを見る
起こる事件も面白く、話しを追わせる展開もいいのだが、親子してなぜそこで癇癪を?会議、会議で何を話している?親父の仕事ぶりの良さは?など突っ込みたくなることもあるな。
投稿元:
レビューを見る
ヴァランダーとマーティンソンの反目はどうなった?自分を引きずりおろそうとした部下が娘の指導官になるなんて不安じゃないのかな。
スウェーデンは警官になるのに年齢制限ないのか。
リンダがドラマとはイメージ違う。
ヴァランダーはもっと亡き父を理解していると思っていた。
このシリーズ、犯人が一般的でない動機を持つのが多い。
投稿元:
レビューを見る
9作目、進路に悩み登場する度に違うことをしていた娘リンダが遂に決意して警察学校を卒業、あと数日でイースタ署に配属され働き始める、というタイミングで事件が起こります。正式にはまだ一般人なのでだけれどヴァランダーの娘であり行方不明になったのがリンダの友人ということでなんとなく捜査の周辺で危うい感じに自己流に捜査に関わるリンダ。今回はリンダの視点で話が進行するのでこれまでとは違い、優秀で良い人物だけれど一緒に働いたり暮らしたりするには気難しくむら気で付き合いにくいクルトの姿が浮き彫りに。事件は狂信的な新興宗教(大きいくくりではキリスト教)の信者が掲げる歪んだ正義に基づくもので嫌な感じに不安を煽られる内容で、首謀者の動機がよくわからないのと万能で機械のように従順な手下が居て数々の犯罪を犯していくのですがこの手下の在り方が都合が良すぎ、捜査の取っ掛かりになった点を除いては(この人は一体なんなのか?)と思わずには居られませんでした。前作で驚かされたクルトとマーティンソンとの確執は娘リンダの目には明らかではないらしく一切触れられず、またこれまでクルトからは好意的に見られていたフーグルンドが同性のリンダの厳しい目線から描かれるせいかちょっと嫌な女性風で、意外でした。同じことでも見る人が違えば全く違って見えるというのを鮮やかに示してくれた感じです。事件の行方や捜査や解決などより、クルト目線とリンダ目線との比較、というようなことが興味深い一作でした。