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読む前は「どうせ某ニンジャ殺しの二番煎じだろ」と
思っていたが、全然全くそんなものではなく、とても面白かった。この世界のゴブリンはTRPGやMTGにおける
それであり、残忍で狡猾、そして恐ろしい存在として描かれている。それ故に、ただゴブリンと戦って鏖殺するだけでもかなりの緊張感がある。
また、主人公であるゴブリンスレイヤーが非常にハードボイルドかつタフなキャラクターで、非常に魅力的。
うん、これは当たりだ。
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登場人物に固有名詞がないラノベって自分的には初めてか。
話も地味なんだか派手なんだか、という。
主人公の戦闘スタイルはウォーハンマーを彷彿とさせていいんだけどね。
近寄りたくはないが。
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それぞれが役柄で呼ばれ主人公は容貌さえ明らかでない書き割り的世界の物語。最初からこれでもかとばかりに描かれる冒険者の末路。
でも主人公ゴブリンスレイヤーの考え方や行動の真摯さに、やがて明らかになる彼の行動の規範となった人の存在に、明日も続いていく終わりのない彼の偉業に、読んだ時間分の満足を得て読み終えた。いやそんなかしこまって読むお話じゃなくエンタテインメントなんだけどね。
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元々はアスキー・アート小説。
原作では読み手が行間を勝手に想像して楽しめた。
しかし、小説化したことによりその行間を作者が表現することになった。
で、その表現がいまいち満足の行くものではないので、ぶっちゃけ原作より面白くなくなった。
というか、小説としては普通にレベルが低い。
逆に、原作は行間を想像できたから楽しめただけ、ともいえる。
あと、原作では比較的シリアスで重い世界観を、読み手のコメントがまぜっかえすことで笑いと悲劇のバランスが取れていたが、小説の方ではそのバランスがとられていないので印象も大きく変わっている。
下敷きとしては楽しめるものだと思うけど、文章化するには作者の力が少し足りなかった印象。
まあ、文章力さえあれば、ありふれた物語でも面白く表現することはいくらでもできるんだろうけれど。
文章的に首をかしげてしまう表現もかなり多い。
とあるゴブリン退治の依頼。依頼者の妹が攫われ、通りすがりの冒険者が救出に向かうもいまだ戻らない。
そんな依頼を聞いたゴブリンスレイヤーは、手遅れだなと断じる。
それはまあいいんだが、「往復の日数を考えれば間に合わない」とか言い出す。
なんで救出するのに「往復の時間」で考える必要があるの?バカなの?死ぬの?と突っ込みたくなる。
そんな感じで、まあ全体的に文章が稚拙で下手くそなのが残念。
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ゴブリン殺しに特化したヒーローという設定が斬新だった。そこには、人の嫌がることを進んで黙々と行う者が真の英雄ではないかという問いかけがある。
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【一言で表すと】
題名の通りゴブリンをただひたすら狩り続ける無機質で正体不明の鎧武者の話。なのに面白い。
【全体的な感想】
個人的な感想としては、シリアスな異世界ファンタジーでこんなに引き込まれたのは久しぶり。正体不明の鎧武者の正体が徐々に分かっていく構成になっていて、途中からどんどん引き込まれた。
戦闘シーンも飽きなかったし、ラストの飾り方もなかなか。ただ、文章は芝居がかりすぎているからか、やや癖があって、最初は読みづらかったかも。
異世界ファンタジーものは方々でやりつくされていて、シリアス系は面白いものでもどこか目新しさがなく、俺強ものにも食傷気味で、「ダンジョン飯」「このすば」等のギャグ系の方が最近は面白いなと思っていたところだったので、これからは、シリアス系もちゃんと読んでみようと思った。王道異世界ファンタジーより、その世界観の一部を切り取って局所的なところの話を作り込むっていうジャンルがいいのかも…
【あらすじと考察】(※ネタバレとなる可能性があるので注意)
エルフやドワーフがいて、魔王といった闇の存在を討伐するための冒険者ギルドがある異世界冒険ファンタジーものだが、勇者が魔王を倒しに行くという王道ファンタジーの物語ではなく、王道ファンタジーの世界の片隅で、ゴブリンをひたすら一心に倒し続ける鎧武者の生きざまが描かれている。
雑魚キャラとして見なされがちなゴブリンの生態が緻密に描かれ、実は学習能力が高く、狡猾な手口と数の多さで冒険者や村人たちを陥れる恐ろしい存在であることもリアルに表現されている。
・上級冒険者と認定されていながらもドラゴンや魔王の討伐には見向きもせず、ゴブリン討伐の依頼のみを受け続け、ゴブリンは子供一匹残さず冷徹に徹底的に殺しつくす正体不明の鎧武者。
・初の冒険で仲間がゴブリンに非道になぶり殺される姿を目の当たりにしてその恐ろしさを実感しつつも、命の恩人の鎧武者の冷酷さを受け入れきれず、恐る恐る鎧武者についていく初級冒険者の心優しい神官の少女。
・上級冒険者なのにゴブリンばかりを相手にする奇異で偏屈な存在として扱われる鎧武者の過去を知る幼馴染の農村の娘。
・「ゴブリン退治は労力の割に報酬が少なく、初級者向けの依頼。」農村からのゴブリン退治の依頼が捌けずに初級者に頼まざるを得なくなり、滅ぼされる農村と帰ってこない初級者の板挟みに心を痛める冒険者ギルドの受付嬢。
上記以外にも様々なキャラクターが登場し、それぞれの視点から正体不明の鎧武者の姿が語られ、徐々にその人となりが明らかになっていく、という構成となっている。
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村々を襲うゴブリンばかりを討伐するゴブリンスレイヤーの物語である。どうも元となったのはやる夫系のAA作品だったらしいが、そちらは未読である。
ファンタジー系の物語において、ゴブリンと言えば一山いくらで狩られる初心者向けのイージーなモンスターという印象が強いが、ここでは「悪ガキのように狡賢く、悪意をもって冒険者を襲う」存在として描かれ、イージーなクエストを想定していた初心者パーティを食い物にする恐るべき存在である。
そんなゴブリンばかりを倒して辺境最強の銀等級冒険者となったゴブリンスレイヤーが、初心者パーティで唯一生き残った神官の少女と出会ったことから物語は始まる。
とまあ、そんな風に書けば、あたかも難敵強敵と戦う様が想像されるが、この物語で戦う相手はすべてゴブリンである。ゴブリンを倒し、ゴブリンの根城を叩き潰し、百からなるゴブリンの侵攻を食い止める、そんな物語がこの一巻では展開された。
これで続巻がどうなるのか、正直今の時点では想像できないでいるが(もう書くべきは書き尽くした感がある)、ここでの物語はただただお見事。
文句なしに星五つで評価したい。ダークファンタジーとの表記があるが、別段ゴブリンスレイヤーはダークではないので、どちらかというとハードボイルドと言うべきような気もする。
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ゴブリンというザコ敵のみを狩ることに専念してきた男の物語。安っぽい作品なんだろうなーと思っていたのだが、読んでみると面白い。
なぜなら、彼はゴブリンだけをひたすら倒してきたベテランとはいえ、一人の不器用な人間であり、彼は冒険者でない。周辺にいるゴブリンをひたすら倒してきた。そんな彼にも、過去があり、守りたい人が居て。彼もまた、少しずつ、不器用なりに、周りの人々に支えられながら成長していくお話なのだ。続きに期待がもてる作品だ。
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最後はちょっと良かったけど、主人公に限らずキャラクターの顔が浮かんでこないというか、感情移入が難しい感じがする。
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だいたいのRPGではザコ中のザコモンスターのゴブリンだけを倒す冒険者というテーマが今まで読んだ事が無く斬新だった。本作を読むとゴブリンへの認識が変わる。次巻を購入していいレベルの面白さ。
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初めての冒険者登録、初めてのPT、初めての…。
そこで知り合ったのが、ゴブリンだけを殺す男性。
1人として、名前が出てきません。
誰も呼びかけないですし、固有名詞のみで
地文は続いていきます。
読みやすくもなく、非常に分かりやすいです。
とにかくゴブリンだけを殺していく男。
それは何故なのか。
早い段階でヒントが出てきて、答えが出てきて。
そして最後に繋がります。
ある意味、うぬぼれて行動したら大変な事になるよ、と
教訓がもらえる内容、やも知れません。
築き上げた信頼と実績は、大切なものです。
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アニメ化で興味を引かれて、読みましたが、面白いです。
ロードス島戦記のような、典型的なTRPGリプレイ小説とはまた違った、趣のあるお話。展開が上手なのは、作者自信がTRPGをされてるからでしょうか。
例えればDQ4で、ただただ最初の武器屋の雇われを続けるトルネコ。しかし、そこにクローズアップすると、色々なドラマと冒険が!を実際に書き起こされた小説です。実際あそこが一番好きだったな。
しかし時たま変な文章があって気になる。「角たる牙」とか。
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ゴブリン退治にストイックに取り組む冒険者。
ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男の物語。
冒険譚でもなく成り上がり話でもないけど、
人間ドラマが展開されていて、喋らない彼の代わりに
周りの人間と繰り広げられる物語に惹きこまれる。
アニメの最後で描かれた牧場での戦闘が1巻だとはおもわなかったけど、これはこれで楽しめた。
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ゴブリンの脅威と恐怖を追及するとこんな感じになるエンタメ小説。欲望に溺れると人もゴブリンになるやもしr
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アニメをみてどハマりしてしまいアニメが終わる前に既刊分を大人買いしてしまうくらいに大好きな作品になりました