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解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記 みんなのレビュー
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紙の本
エホバの証人の子供だったトラウマ
2018/11/05 01:25
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リンドウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近になってようやく、エホバの証人の子供だった人、いわゆるJW2が書いた本が店頭に並ぶようになった。
その中でも、この本は異彩を放つ。
2度の離婚とDVという波乱万丈な人生が目立つが、それよりも気になったのは、マインドコントロールあるいは洗脳が解ける順序である。
私も含めて、多くのJW2は、
1・嫌々ながら親に嫌われたくないのでエホバの証人の教えに従う。
2・半信半疑または本心から信仰を抱く。
3・エホバの証人の教えに不満や疑問を抱く。
4・何らかのきっかけがあり、洗脳が解ける。
5・エホバの証人としての活動を自ら辞める(不活発信者になるか断絶する)。
という過程を経て、エホバの証人の組織から開放される。
しかし、著者は4・と5・の順序が逆であった。
自らの経験を踏まえると、排斥(はいせき・強制的に破門されること)されてもなお、村八分状態で集会に出席していたことは驚きだった。
JW2と一言で言っても、千差万別、様々なケースがあることを痛感させられると共に、過去の辛い思い出を思い出し、鬱状態になるほどの衝撃的内容だった。しかし、著者はこの本を書くのに、私など比べ物にならないほどの苦痛を伴って、書いたに違いない。唐突な終わり方もそれを感じさせる。
エホバの証人という異常な組織、その組織に翻弄された子供を知る上で貴重な資料となる一冊である。
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