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高校三年になった麻里子は、将来への不安からか周囲との隔たりに苛立ちを隠せない。そんな折に起きた「毒入りジュース事件」の容疑者が同じ聴覚に障害のある少年だと知り、麻里子は自らの思いを重ねて彼に会いに行くが、彼女を拒絶する厳しい言葉に衝撃を受ける……。少女のひたむきさが胸に迫る傑作長編。
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普通科の高校に通う聴覚に障害のある麻里子。聞こえないことで感じる疎外感は想像することしかできない。何とか折り合いをつけて暮らしている少女にエールを送ろう。
年を取って補聴器を付けてもあまり聞こえなさそうな父への想いも込めて。
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聴覚に障がいをもつ主人公麻里子のモヤモヤ感が好きになれず、イマイチだった。
全体的に登場する人皆がはっきりしないし、犯人のうつうつ感も不快。
その中で猟奇的殺人だけが生々しくて、逆に巻き込まれている麻里子たちに現実味がなかった。
いろんな伏線が逆にじゃま?
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青春ミステリ。少女の葛藤が胸を打つ。とても良かった。
あらすじ(背表紙より)
高校三年になった麻里子は、将来への不安からか周囲との隔たりに苛立ちを隠せない。そんな折に起きた「毒入りジュース事件」の容疑者が同じ聴覚に障害のある少年だと知り、麻里子は自らの思いを重ねて彼に会いに行くが、彼女を拒絶する厳しい言葉に衝撃を受ける…。少女のひたむきさが胸に迫る傑作長編。
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聴力障害を抱える麻里子とその家族、友人の有作を含めて、
殺人事件に巻き込まれていくお話。
表題の窓は最後に出てくる感じです。
結構楽しめたので、関連作の「鍵」も読んでみます。
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前作『鍵』の連作。両親を亡くして、結婚間近の長姉、商社勤務を辞めたぷー太郎の長兄、聴覚障害をもつ高校生の妹の3人で暮らす兄弟が遭遇する事件。
今回は、毒入りジュースでの殺人、閉鎖されたジムでの男性変死体が、ろう学校に関係する事件として起こる。
新聞記者である長兄の友人も、前作同様に重要な役割。
今後、月日が経つに連れて、この兄弟の人生模様にも様々な変化が起こるそうな予感。サスペンスを超えて、こうした兄弟の経過も気になる。このシリーズ、次回作が出ると嬉しい。
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窓ってそういう意味だったんだ。マリちゃんのイライラしていた意味がなんとなくわかりました。たぶん雅美ちゃんも。