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もとは、本屋さんのアンソロジーからうまれた一冊とのこと。相変わらずクスリとなる独特の注釈もさることながら、本屋に行くことが好きな人にはたまらない内容だと思う。
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『戦力外捜査官』の似鳥さんによる、
街の本屋さんのお仕事小説ですが…、
お客さんが持ち込むプチ不思議?を、
名物店長が鋭い洞察力で解き明かす、
コミカルタッチの作風が心地よく、
こぅいう切り口も、面白かったです。
4編の短編から成りますが…、
『本屋さんのアンソロジー』に収録され、
本作品の原案ともなった1作目が、
一番面白かったかな~!?
一方で、書き下ろしされた4作目は、
テイストが、少し変えられたためか、
ぜんぜん、悪くはないんだけどね…、
本作品としては、違ぅかな~とも…?
(少し甘めかも…)
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本屋さんを舞台とした日常の謎系ミステリー。
本屋さんの苦労がちょっと痛ましい感じ。
万引き犯は基本、懲役刑で良いんじゃないかな。
ひとつビックリする話があって、他の話を読み直してしまいました。
いや、油断した。(^^;
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予想を大分裏切り面白かったー。
最後の話はとても辛く、こんなに悲しい終わり方なのかと思ったけど、なるほどそーゆことねとニヤリ。
やっぱり本屋さんは素敵!
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本屋さんを舞台にしたミステリ。
働かない店長が鮮やかに謎を解きます。
1話目の話はどこかで読んだことがあると思ったら、
「本屋アンソロジー」に収録されていた話でした。
本屋さん情報がちょいちょい入れられてますが、
作者は本屋で働いた経験はないとのことです。
この作者の本はよく読むのですが、
今回もあとがきが面白かったです。
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小さな書店に持ち込まれる小さな謎。男子学生が彼女から突然送られてきた7冊の本の意味は。引越しの際に突然消えたサイン本の行方は。ポスターの落書きはいつやられたのか。いつも忙しくなるとどこかに行ってしまうけれどとんでもなく鋭い店長や、学生バイトだけど店長みたいな主人公や、元気のいい女子学生やすっとんきょうな推理をするおじいちゃんバイトなど、さまざまな書店員たちが繰り広げるお仕事ミステリー。
軽くテンポよくまとまった日常系ミステリー短編集。トリックも確かに書店員じゃないと解けないかも、というものが多くてよかった。ぽんぽん読んでいたのでラストはすっかりトリックにはまってしまって嬉し悔しい。あっさり読み物には良かった。
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大崎梢さんの成風堂書店シリーズと坂木司さんの和菓子のアンシリーズ+似鳥風味を加えた感じの作品。
人の死なないミステリーであっさりと読める作品。
成風堂書店シリーズや和菓子のアンシリーズが好きな人はオススメです。
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本屋さんを舞台にしたお仕事小説。3話目まではとてもコミカルに進むのにラストの話でやられた。まさかな〜と驚かされて、そして、何だか遣る瀬無い気持ちにさせられた。知人曰く、なんかゾッとした、とのこと。…自分も本屋に勤めてるから分かるかも。あとがきや注釈には笑かせてもらった。
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"「待ってやっぱり無理。私とってもか弱い乙女だから無理。青井くん手伝ってお願い。私の細腕じゃ絶対持てないと思う」
日販の十五号箱を二つずつ運ぶくせによく言う。「半分は明日にしては?」
「無理。これ今日中に持って帰らないと爆発するから」
「しないと思います」手前の二つを取る。「駅までですけど」
「やったあ。ありがとう。青井くん優しい。うちまでお願いね」
「駅のホームまでですね。了解しました」これを僕に頼むために残っていたのかもしれない。"[p.108_通常業務探偵団]
「7冊で海を越えられる」
「全てはエアコンのために」
「通常業務探偵団」
「本屋さんよ永遠に」
前にもこの人の叙述トリックにやられたことがあるだけに唸ってしまった。
あっ、て気付いた時の驚きと快感はとても好き。
微妙な距離感の会話と面白い注釈はこの本でも変わらず。
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書店員さんが主役のミステリ。言ってみれば書店員さんの日常ミステリ。
書店員さんの内情が良く分かるしミステリとしても充分面白い。自分も本屋にいれば何時間でも時間が潰せるので書店には頑張って存続して欲しい。昔みたいに良い時代が来ないのはどの業種も一緒。
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面白かった!
店長サンと青井くんの掛け合いが楽しい。
だから、最後のあれは、うそ、まさかと思いながら読んでいた。
そして、おおおっ、そうくるか、の展開がサイコー。
ところどころにつけられた注釈でも遊んでいるのもナイス。
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最初の『7冊で海を越えられる』で「あれっ!?読んだことあるトリック?」と思っていたら、『本屋さんのアンソロジー』で読んでた(^^;)ゞそして「本屋さんミステリなのね(^^)♪」と思って読み進めると、最後の『本屋さんよ永遠に』で泣かされた(T-T)本編も良いけれど、似鳥鶏さんの注釈とあとがき大好き(*^▽^*)
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推理としてはイマイチ。
ただし、最後の話、「本屋さんよ永遠に」は、内容がグサッときました。確かにネットで本を取り寄せられる便利な時代になったけれど、本屋にはネットにはないよさがある!
毎月たくさんの本は買えませんけれど。
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「7冊で海を越えられる」は読んだことあったけど大好きです。
ただ本にまつわるナゾは本屋さんの苦労とか本を大切にしない人が出てくるのでちょっと苦しくなります。
ちょくちょく出てくる他の作家さんや本の題名は楽しみ。
「本屋さんよ永遠に」は今迄のお話の原点になっていてこんなメンバーが書店員のお店だったらお客さんにとっても嬉しいだろうなと改めていろんな本屋さんを巡りたくなります。
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本屋さんミステリ。そういうジャンルがあるのかどうかわかりませんが、もうそう言いたい。本が好き、なおかつ本屋さんが好きな人にとってはとっても楽しくて、そしてあまりに厳しく悲しい物語。やりきれない現実がそこにあるのは分かっているけれど……それでも本屋さんは不滅です。きっと。
ミステリとしての謎解きは言うまでもなく、本屋さんの情景が楽しく読めてしまいます。もちろん、登場する本も気になっちゃったり。そしてさまざまな脚注も楽しいのだけど。
……なぜだろう。読み終わった後、一番気にかかっているのがあとがきの「ピータン推理」なのは(笑)。ちなみに私、まだ食べたことがありません。