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マーケティング要素がたくさん詰まってて
何故世の中のコレは流行っているのかなど11の発想方に基づき述べているのはとてもわかりやすく面白い。
また著者のマッキンゼー時代のコンサル知識や経験から、身近にあるもので、自分だったらこういう風にするという具体的な方法も述べており。読んでいて楽しい。
何もないところから生み出す発想術にすごいなと感じる。
・消費者のニーズ
・情報格差
・組み合わせ
・稼働率、付加価値
・スピードについていく
・早送り
・あいているもの
・中間地点
・もしあなたが○○だったら
・全てが意味すること
・構想
色々なすき間を見つけることで、新しい市場が生まれる。
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◯
1.ユーザーの目的を考える。
2.目的を達成するいくつかの軸(方法)を設定する。
3.軸に沿ってどんなことができるのかを検討する。(35p)
◯重要なのは、客をセグメント(区別)し、かつ他の人に知られないようにする(シールドする)ということだ。他の人に、ある特定の客が得た利益がわからないようにしておかねばならない。(85p)
◯塙氏もまた、弁慶のように抵抗勢力の矢を全身に受けながらゴーン氏を守り、彼が働きやすい環境を整えた。(167p)
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ピーター・ティールっぽいと思いつつ買ってみた。
大前さん流の0to1の発想法。
1、SDF(戦略的自由度)
2、Fast-Forward(早送りの発想)
3、Idle Economy(アイドルエコノミー)
4、Enterpolation(中間地点の発想)
など。
取ってつけた感はある。
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何年振りかの大前氏の本
空いているものを探す
使われてないものを探す
田園調布よりも木場
新しい概念は世界のどこかにでて来ている。その兆しをどれだけ早く気付くことができるか
デジタル大陸、5年後は?
情報格差でさやを抜く
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新たな価値創造のための11の発想法と、新市場創造のための4つの発想法。確かに同意できるが、かつての著者のようなエッジの効いた論調でないのが残念。これは大前研一でなくても書ける。
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「構想」。世界観を描くこと。
それを創ることで本書に書いてある技術はより活かされる。
このレベルの方でも、やはり基本のユーザ視点・メリットを見失うなと、基本の基本をいっているもんですね。
・ 技術的には優れていても、ユーザーから見たときに差を感じなければ、それは「差異」ではない
・ ライバルと比較しても解は出ない
・ 「濾過方式/大型」といったマトリックスではなく「おいしいコーヒー」というコンセプトを決めることで戦略的自由度が存在する
・ 戦略的自由度へつなぐ3つのポイント。スペックではなく目的関数に着目する
① ユーザーの目的を考える
② 目的を達成するいくつかの軸(方法)を設定する
③ 軸にそってどんなことができるのかを検討する
・ アービトラージとは市場の価格差=格差で利益を得るわけだから、この格差は十分に利益を生み出す。(ファストリテイリングのバリューチェーン開発の例)
・ 他社につぶされるくらいなら、自社の事業部につぶされた方がまし
・ 一度形ができてしまうと、それは「既存」になってしまう。PBとNB
・ の組み合わせがうまくいったとしても、そこにとどまっていては停滞する。だから変化させる
・ 1歩譲って5歩もらう
・ 重要なのは、客をセグメント師、かつほかの人に知られないようにシールドするということだ。ほかの人に、ある特定の客が得た利益がわからないようにしておかなければならない
・ 固定費は遊ばせておいたら金を生まない。遊ばせておくぐらいなら、少しでもいいから費用を回収する。そこにアイデアの芽があるのだ
・ ラストミニットドットコム→今この瞬間をお得な価格で楽しむ。固定費に対する限界利益の貢献の最大化
・ すべての新しい概念は既に存在している。小さな「兆し」を捉えて高速の早送りを行い、来るべき未来を想像する
・ 中間地点の発想は、同質のものの中間になにがあるか、と問うことだ。両極にばかりいっていた視線を、真ん中に戻してみるということである
・ 2つ上の立場で考える
・ RTOCS(Real Time Online Case Study)を行う際は「他人の立場に立つ発想」や「職位を上げる発想」を利用する
・ 新しいアイデアを出す際には、ファクツを集めたうえで「それらすべてが意味することは何なのか?」を問い直す
・ 構想は、コンセプトやビジョンよりも1つ大きな概念である
・ 構想は「見えないもの」を個人の頭の中で絵にすることである
・ その業界がセグメンテーションに振れすぎていたら「どんぶり」で勝負する
・ 企業の中で新規事業を立ち上げようとする場合に大事なのは、「外部の力を巻き込むこと」「会社がよけいな口を出せない(出さない)ようにすること」「成功した時のインセンティブを約束しておくこと」
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発想法がメソッド式に羅列されており、非常に学びになる一冊。
どれも事例式なのでわかりやすい。
(得た知識を発揮してこそ、という部分が大きい分野だと思うのでこれをどこまで活かせるか…)
最後の文節であるように、ビジネスのアイディアは1勝14敗でも構わない。
1勝をどれだけ取りに行けるか。1勝するまで諦めないか。
諦めないことは成功の必須要件ではないが、成功者はみな諦めなかった人たちなのだと思う。
最後の最後で精神的な部分の話だったが、かなり勇気づけられる内容だった。
戦略面に関しても幅広く知識を得られたので、読んでよかった。
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■アービトラージ
情報格差を利用して大成長したのはファーストリテイリング
→ユニクロと顧客の「間」が殆どない
※卸問屋や商社を通さないことで利益を上げている
中抜きを進める、というと
"コストダウン"や"経営努力"という方向に走りがちだが、そうではない
ポイントは、
1)情報格差でサヤを抜く
2)固定観念に捉われず、外からものを見る
■ニュー・コンビネーション
既存のもの同士を足したり、掛け合わせたりする
ex)携帯電話+デジタルカメラの写メール
※これをどこまでも続けていった結果ガラパゴス携帯が生まれた
セブンイレブンPBでは「ガリガリ君×セブンプレミアム」や
「ジョージア×セブンプレミアム」といった商品同士の掛け合わせが多い
■固定費に対する貢献
ex)黒川温泉
すべての風呂を1300円で利用できる「自由手形」
→風呂(固定費)をオープンにしネットワーク化
→温泉街全体のバリューが高まった
■早送りの発想
【プロダクト発想の問題点】
「発想がその商品の域を出ない」という点
・デジタルカメラは5年後にどうなっているか?
→今のデジカメ以上の物は出てこない。画素数が上がる、などの予測は無意味
※技術の予測ではなく、「ライフスタイル」の予測をする
世の中に起きている小さな現象(兆し)を早送りしてみる
マクドナルドもセブンイレブンも日本上陸時は「フランチャイズ」
→いち早く存在に気づき、先のライフスタイルを創造できたからこそ広まった
【すべての「新しい概念」はすでに存在している】
■空いているものを有効活用する発想
場所や空間などをマッチングするサービスは世界各地で始まっている
・空き地、駐車場、屋上、オフィス…
「個人のスキルを貸す」=クラウドソーシング
1)既存の思考にとらわれず、360度の視野で「空いているもの」を探す
2)「働いていない」「使われていない」「空いている」ものを活用する
■中間地点の発想
山手線の新駅のように「間にモノをつくる」という発想
かつてフィルムカメラは12枚撮り・20枚撮り・36枚撮りだった
訳を聞いてみると「前からそうだったか��」という理由のセグメント
ユーザーを調べると20枚撮りでは少なく、36枚撮りだと持て余す状態
→24枚撮りというセグメントを打ち出したところ大ヒット
※原価1円も変わらないので下記のようなコピー。これもヒット要因
「4枚増えて値段は同じ。どっちが得かよ~く考えてみよう」
私たちは多かれ少なかれ、既存の考え方に毒されている。
業界スタンダードが強いからこそ、「踏み荒らされていない場所」が存在する
→折衷案ではなく、大きな枠の中にスイートスポットを見つける!
■RTOCS
冒頭の発想メソッドのつづき。
RTOCSで発想力を鍛える場合、1人だけでなく4~5人でのブレーンストーミングが良い。
他人の立場に立つトレーニングなので人数が多いほど発想が増える。
応用として、「発想するレベルを上げる」という方法がある。
2つ上の立場で考えると良い。
ビジネスマンの多くは自分の職位に発想を縛られ、袋小路に陥っていることが多い。
■構想
最初から何かあるところにアイディアをプラスするのは難しくない。
しかし「0から1」の時には構想力が問われる。
広大な埋立地を屈指のモールに変えた森ビルとお台場ヴィーナスフォート、
同じく広大な湿地をテーマパークにした米ディズニーランド、
何もないところから最終的に人が喜び踊る姿を構想したから実現した。
~実践編~
■どんぶりとセグメンテーション
セグメンテーションには限界がある。
例えば家族4人でそれぞれが好みのシャンプーを使うだろうか?
トリートメントを含めると10本近いボトルが並ぶことに。
その場合は真逆に振り子を振る。
1989年に誕生したライオンの「ソフトインワン」
→これ1本あればいい、というどんぶり戦略が功を奏した事例
■時間軸をずらす
たとえば1,000万の自動車を目の前にすると躊躇するが、
「5年後には600万で売れます」と言われた瞬間に1000万÷5ではなく400万÷5に頭が変わる。
時間軸をずらすことで、「手が届くかも…」と思考が変化していく。
※PCなどの電子機器も"〇〇年使える"というフレーズで年数軸がずれていく
■横展開
「ZARA」で有名なインディテックス社
48時間以内に世界中のどの店舗にも配送できる、という物流システムを持っている
※通常アパレル業界では半年先・1年先のデザインを工場に発注している
果たしてそれが"最新のファッション"だろうか?という業界常識を疑った発想
→参考にしたのはトヨタ自動車とFedExというまったくの他業種
トヨタの「かんばん方式」=「必要なものを、必要なタイミングで、必要なだけ」
FedExの宅配サービスを参考にし、巨大な物流センターをつくった
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■最後の1回で勝利すればいい
「やることすべて、成功する必要はない。
何回失敗しようが、最後の1回で成功すれば、成功者と呼ばれる」
―――NIKE創業者、フィル・ナイト
「我々の世界は大相撲と違って1勝14敗でもやっていける。
肝心なのは1勝できるかどうかだ。
大企業は失敗を恐れて、8勝7敗で良いと思っているから怖くない。」
―――任天堂3代目社長、山内氏
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アイデアが思い浮かばない人。
アイデアは出てくるが、自分のアイデアの筋が悪いといわれた方にお勧めです。
アイデアを考えるというと、センスによると思う方もいるかもしれませんが、よいアウトプットを出すためには、良質のインプットが大切です。
つまり、知識がないと、よいアイデアは出てこないのです。
本書は大前さんによる秘伝の11つのアイデア発想法を学べます。
この考え方を使って、自社に適用したらどんなアイデアを作ることができるのか?実践してみるのがお勧めです。
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ITの発展で、国や会社などに頼らなくても、個人の力、アイデア一つで社会を変えられる時代になってきている。そのイノベーションを生み出すための発想法が学べる。
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なんでだろう?
zero(0) to one
こっちのほうが ずっと面白い。
なんでだろう?
大前がだんだん...
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・他人の立場に立って自分ならどうするかを考える。
・これらは一体どんな意味を持っているのか、を考える
・日頃からアンテナ高く発想を繰り返す
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実事例が多く面白かったですが、
テクニックを少し無理やりいろいろ並べてまとめた印象を受け、網羅されているのかというとそうでもない気がする
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問題解決のための思考法。
大前研一氏の視点の高さがうかがえる。
著書にも、2つ上の役職で物事を考えるとある。
今の問題は今の次元の視点では解決できない。
より高い次元で物事を見ることで、解決法が見えてくるというわけだ。
様々な思考法が書かれてある中で、
もっともやっぱりこれだなと思うところは、
それが「好き」であるということ。
好きであれば継続する。
継続すれば道が拓ける。
真理はシンプルだ。
加えて、
業界の常識を捨てるというのがあるが、
これは例えば歴史的なところで言えば、
古代ローマ帝国が建国史上初の海戦に乗り出した時に、従来の造船に対する固定観念がなかったからこそ、カラスという不恰好な破壊装置をつくり、大国カルタゴという敵を撃破できたことが格好の例である。
革新は今の枠の外にあり、
その枠を飛び越えていくのは「好き」という情熱である。
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ほかでもいろいろ言われていることを
うまく、まとめ上げられているのでは。
何がよくて悪いのかはそのときどきでしょうが。
こういったまとめられたことを実践できないんです。
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新しいビジネスの考え方を色々な角度から捉えている。
大前研一は日立の原子力技師からマッキンゼーに行って、コンサルタントとしてのキャリアを築いている。こうみると、どこか一つ、自分の武器になる分野を見つけ、そこを突破口にしてコンサルタントキャリアを築くという方法はありなんだな、と思う。頭の柔らかさやフレームワークはコンサルの中で生成されていくんだろうな、と。
アービトラージ⇨グローバルに存在する情報の格差をうまく利用して新しいビジネスを作る。例えば、シャンプー等がいらないと考える人が多いことに注目したQBハウス。情報の格差はこれだけに止まらないと思う。情報が欲しい人に向けて、うまく発信ができていない気がする。例えば官庁や市区町村の制度、税制について。税理士とかはそういうところをビジネスにしている職業だけど、きちんと行政自体が発信、制度を簡易化すれば、職業としては衰退すると思う。
ニューコンビネーション⇨既存の物を足してみる。これは新しいビジネスのエントリーとしては敷居は低い。足したことで、価格、価値がいかに変化するかを考察する必要がある。全ての新しい概念は、すでにどこかに存在している。小さな兆し=ヒントを捉え、来るべき未来を想像する。つまり、米国などのスタートアップに注目し、その波が日本にくる、ということか。
空いている物を探す⇨既存概念にとらわれず、360度、空いているものを探す。働いていない人、使われてないもの、場所、情報など、それらをネットを使ってユーザーと結びつける。どのテーマを選ぶかによって当たり外れがあると思うが、基本概念は同じであると思う。
詰まった時は2つ上の職位から考えてみる。これは本当に大切。データを収集し、事実を上司に伝えるだけでは不十分。"what does this all mean?" つまり”。。。で?”ということ。