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読み終わって少ししてから感想を書くが、残った印象が…あまり無い。ただ、先が気になってけっこうサクサクと読み進められた。
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題材はいいのですが、あんまり中身のない話でした。
結局何を表現したいのかもよく分からなかったですし、ラストも曖昧で何なのか分かりませんでした。
私の文学性が無いだけなのでしょうか。
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同棲するカップルがお互いの携帯を盗み見るという話。多くの人が経験したことがあるんじゃないかな。
僕は人の携帯を見ないようにしている。疑いだしたらキリがないし、人の携帯には幸せがないと思うから。この小説は、そんな不幸せしか詰まっていない携帯を覗き見した男の苦悩が描かれています。
情報化社会とかって言われて久しいけど、ますますプライベートの場所が減っていってる気がしますね。
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全体としてパッとしない印象。記憶術の描写は興味深かったが、終始釈然としない男の感情がじれったく、それはそれでリアリティはあれど間延び感は拭えなかった。
もう彼女の浮気なんて気にせず、自分が遊び人に成り下がって…なんて結末でも良かった気がする。このページ数でなければ挫折していた。
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ブックパスで無料だったので、暇つぶしにと読んでみたら止まらなくて最後まで読んじゃった。
臨場感あって面白かった。
終わりかたが想像の余地があっていいような、白黒つかず物足りないような。
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尿意で起床時間をコントロールしたり、爆弾処理を思わせる慎重さで携帯を盗み見たりする(そしてアクシデントが発生し慌てるお約束)滑稽さが面白かった。本人は大まじめにやってるところが特に。
主人公の男は自分を客観視できない。せっかく良いアドバイスを貰っても、自分の捉え方を変えることができない。身につまされますね。二人が上手くいく未来が見えません。
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他人と一緒に住むってむずかしい。
見たくなかった姿が見えたり、
知りたくなかったことを知ったり。
心情や行動がなかなかリアル。
評価低めだけど私はけっこう嫌いじゃない。
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芥川賞作家の羽田圭介、初めて読みます。もっと難解な文章を書く人なのかと勝手に思い込んでいました。なんとも読みやすくてサクサク進む。
主人公の「僕」にはつきあいはじめて7年になる同棲中の彼女がいる。お互いを束縛しない関係が気に入っていたが、僕が予定より早く帰宅した日、シャワー中の彼女のケータイに着信が。視界に入った送信者の名前は、もう何年も連絡を取っていない僕の友人。なぜあいつからメールが?ずっと彼女と連絡を取り合っていたのか?一旦気になりだすとどうにも止まらず、僕は夜な夜な彼女が寝入った隙を見計らってケータイを調べるように。
家庭内ストーキングを描く短編かと思いきや、1冊この僕の話のみで引っ張ります。最初は盗み見に躊躇。けれど長年の同棲で入浴の所要時間など彼女の行動を熟知しているものだから、ドキドキしながらも見る見る。何もかもが怪しく感じるようになってゆく僕の様子は滑稽なほど。「削除する」という行為が、隠し事を消したことになるのか作ったことになるのかという問いが面白い。嫌な感じを残しつつも苦笑いしてしまう作品でした。
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あまりの進展のなさに、途中で飽きました。同じようなシーンばかり。だんだん深みにハマっていく…みたいなものがなく、浅いまんま終わった。正直、後半2/3は流し読みでした。
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鈴木が羽田さんの分身だったら、「こいつ嫌な奴だなー」って思ってしまうかも…。このカップル2人はお互い様だよね。というか、茉莉はケータイ見過ぎ。
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帯の煽り文句ですかね
犯罪臭がしたものですから
読み終わるまで
いや、まだものすごい事が
起こるはず
と思い続けた私の罪は重いです
すみません
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続きが気になって、最後まで一気に読んでしまった(笑)
付き合って7年、2DKの狭い家で同棲してる二人の間では、隠し事をしないことが暗黙の了解となっていた。
ある日、彼女がお風呂に入ってる間に、彼女の携帯に新着メールが入る。ディスプレイに表示された名前を見て、彼女に隠し事があるのではと初めて疑惑を持った彼。彼女に真相を問いただせない彼は日を追うごとに疑惑が募り、ついに彼女の携帯を日常的にチェックするようになる…
いやぁ、通信機器は恐いね(^^;
先が気になる終わり方でした。
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彼女の携帯を盗み見るという、良くないことをしている背徳感と緊張感が伝わってくる(だけの)作品。
羽田さんっぽくて好きだけど、中身が濃いかと言われたら首を縦にはふれない。
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始めにガラケー時代のことだと理解し、昔の話なんかなという感じで読んでいたが今に繋がる部分がおおいにある。
主人公の男性は、夜中、不倫しているかもしれない彼女の携帯を覗く。そのために、寝る前に水を大量に飲み、尿意で夜中に起きれるようにしたり、彼女が起きているか確認するため睡眠について研究する。気持ち悪い、いやらしい奴だなと思ったのだが、彼女のほうも、携帯の転換機能を使って主人公のメールを見ていた。その事実を知り、脳内にすべてを隠そうと記憶術について勉強するシーンがあり、自分も人間の脳について気になったので、そういう本も読んで見たいと思った。
その後の物語は、難しく理解が追いつかなかった。
しかし最後のところでは、主人公が携帯を覗き見していたことが発覚して討論となり、言葉のあやから主人公の隠してきたことがバレてしまう。そこで完結と思いきや、彼女のほうはまだ隠していることが携帯以外のものであるような言い回しで終わる。終わり方、作者の個性が出た表現力が面白かった。
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すべての女は男の携帯を見ている。男は…女の携帯を覗いてはいけない!同棲する彼女の携帯を軽い気持ちで盗み見たことから生まれた、小さな疑い。だが、疑いは疑いを呼び、秘密は深まるばかり。引き返せなくなった男の運命は?話題の芥川賞作家による、驚愕の家庭内ストーキング小説。