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スープ屋しずく の 謎解き朝ごはん
やっぱりスープが美味しそう(*_*)
人の痛みに対して、自分が感じた事が
ない事が沢山あって考えさせられました。
世界が広がった気がします◎
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シリーズ2作目。
理恵と麻野の関係が進むかと思っていたが、この2人を主軸とした話は今回はなかった。
短編連作で、新しく登場する人たちが主人公になる話が多く、静句の生前の仕事や、死の原因となった話など、麻野家に関わる話が出てくる。
これで、麻野が少しずつ過去と向き合って行って、次に進んでいくのかな。
最後の章は、結構早い段階で犯人がわかったんだけど、理由がわからなかったので、その事実にびっくりした。
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続編。今回もスープがおいしそう。つーか、かなりジビエ押しの巻だった。第二話のAPD(聴覚情報処理障害)は初めて知った。辛い症状だなぁ。ほんと、普通に本が読めて良かったと思う。識字障害があったら今の私ではなかった。まぁどの障害でもいえるけど。しかし前巻で理恵が麻野達と家族になりたい、とか言ってたのに、今回全然進展してない!まだ続くこと確実だな。でも次読むの忘れそうだ。ビブリア古書堂も止まってるもんなぁ。
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シェフ・麻野が日替わりで作るスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。常連客のOL・理恵は、新婚の上司・布美子の新居へ遊びに行く。順調そうに見えたふたりだが、夫から布美子の様子がおかしいと相談を受け…(「モーニングタイム」)。ほか、狩猟中に奇妙な体験をする「山奥ガール」、ひきこもりの友人が抱える真相を探る「レンチェの秘密」など、心温まる全4話。
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前作を読んだのが著者との出会いやって、それが大変大変面白かったのも前述の通り。
1冊でしっかりまとまっているので、続編がなくても充分満足感があったけれど、続編が出たらイイナァ・・・、くらいに思っていたら、
出ていた。
図書館のサイトの「今月の新刊リスト」でこの本を見たときは飛び上がったよ(ほんまに?)。
「続編が出ている!!」
と、ウキャッとなって、ソッコーでリクエストをかけました。
初動が早かったおかげか、かなり早いタイミングでこの本がやってきてくれたんやけど、なんと・・・、
細部をびみょうに忘れている・・・。まじか・・・
前作を読んだのはたったの半年前くらいやのにね。だから、シリーズもんっていっぺんに読んでしまわんとあかんのやろうね・・・。
イヤイヤ、だいたいのところは覚えてるんやで!?
せやけど、この本でもそうやけど、「謎解き」は会話の端々やちょっとした所作が伏線になってるねん。
ミステリとしてそれは当り前なんかもしれへんくても、わりと堂々と伏線を張ってるのに気づかないねんなあ。
で、あとで戻ってみて
「うわ、ほんまや。そないいうてはるわ!」
と、うわああと思えるというミステリならではのうま味。
麻野さんのキャラといい、カフェが舞台になっているところといい、全体的な雰囲気はフワッとしてるのに、ミステリの真相の容赦がなさすぎるとこもなんか、いい。
まさかこの人が犯人ちゃうやろう、ちゅうようなところから放り込んでくるし、その動機もまさかそんなことではないやろうというくらい単純なものやし。
単純な動機やからこそ、なんか、ちょっと怖いねんな。みょうにリアリティがあって。
今回は、理恵が西山の誘いをさらっと断ったところとか、
「この子、強いなー」
と、思った。
前作からすぐに胃腸にストレスが出る理恵なので、どうにもこの人ややこしい女ぽいな・・・、と、思ってたのに、他のキャラが理恵のことを語るのはおしなべて、しっかりしているとかそういう感じ。過小評価しすぎとも言われていたな。
だからこそのストレスが胃腸なんやろうけど、安易に西山の優しさに付け込まないマジメさが好感がもてるなー、と、思いました。
ほんで、麻野と慎哉くんの関係とか何やっけ・・・。
慎哉くんが麻野のことをファーストネームで呼び捨ててるのにめっちゃびっくりしたわ。あれっ、そんな関係やっけ!?
ワインソムリエで、「しずく」が入っているテナントビルのオーナーで、見栄えのいい「しずく」の店員とか・・・。
そんなオイシイ設定てんこもりやったっけ、慎哉・・・。
麻野の過去については前作で触れられていたはずやんね。
静句との結婚生活もちょっとは覚えてるのに、肝心のところが・・・(笑)。
それでも充分楽しめるけど、シリーズが完結したらドサッとまとめて読みたいな。
ちなみにまよパンもそれと同じ位置づけにされている���笑
■■■■
■地頭
じ‐あたま〔ヂ‐〕【地頭】
1 大学などでの教育で与えられたのでない、その人本来の頭のよさ。一般に知識の多寡でなく、論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう。「―がいい」「―を鍛える」
2 かつらなどをかぶらない、そのままの髪の頭。地髪 (じがみ) 。
(2016.07.09)
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人をまっすぐ見抜く露さんも、お母さん、そしてお父さんのことが関わると、まっすぐ見ることが難しくなるのかもしれない。
過去を過去として受け止めること、過去を過去にすることはすごく難しい。
過去は現在と繋がってしまっているのだから、簡単には切り離せない。
過去を過去にするということは、それも含めて受け止めること、自分の中に飲みこんでしまうこと。
それは簡単なことではないね。
また今回も、本の内容と関わりがあるのかないのか、微妙な感想になりました。
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1作目同様、さらりと読めていい感じ。
スープがたまらなく飲みたくなるところも、
最後の話がちょっと重めな構成も、
カバーのイラストが苦手なところも(笑)、
ある意味安定してるかも?
この著者は相性が良く他作品もとても好きです。
続編にも期待。
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ごはん系のタイトルの小説に弱く、書店でふと目について手に取りました。
どうも分からない所があるなぁと思っていたら2作目だったんですね。
後日1作目を買おうと思います…。
登場人物たちは皆、素直で不器用で、どこかに歪みを抱えていて、それぞれを想いやる距離感が時に程よく時にもどかしく、共感できる部分がありました。
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日常系のミステリなので、前作同様に突飛なことは起こらなさそうと思っていたのですが、第4話「レンチェの秘密」はなかなかにスリリングな内容で驚きました。
忠司がひきこもった理由や、彼と静句との関係性といった気になるポイントから始まって、梓による潜入捜査(大げさw)からの脅迫状。そして露が階段でつきおとされるという、ちょっと事件性の高い内容に、もしかしたら登場人物の誰かが致命的なことにならないか、なんて不安がよぎります。
意外なほど多くの人とその思惑が絡まりあった複雑な案件でしたが、結果的にはその後誰も(少なくとも身体的には)傷つかず、一件落着はします。ただ、主人公格である理恵の心情を考えると、やや気持ちが落ち込むトーンで終劇したように感じました。どうも私、理恵に感情移入してるか、応援モードに入っちゃってるようです(おっさんですが……)。
一応はエピローグで梓の母のミネストローネ再現で心を温めてくれはしますが、個人的には切なさ:温もり=7:3くらいの読了感な印象。次作で、少し落ち込んだこの気持ちを回復させてくれることを期待したいです。
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さりげない日常推理と
ベースになる麻野家の物語
おおっと、露ちゃんの他人の心情に
感応する超能力も慣れてきた
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メニューや栄養素に関して、より本格的になった印象。メニュー小説的な感じも。理恵と麻野の関係が進むかと思ってたのになぁ…ちょっと物足りなさもかんじたり。
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布美子さんの出番があって嬉しかった。山奥ガールの瑠衣が自分の性格に似ていて、親近感がわいた。冷やかしではなく、興味を持ったことはとことん突き詰められるところが素晴らしい。私も何か熱中できるものが見つかるといいな。レンチェの秘密は内容が少し重たかったけれど、それぞれが過去を認めて前を向こうとしている姿は応援したくなった。
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スープにちなんだミステリー。
それぞれが前にすすんでいくきっかけを与えてくれる優しいタイミングがとてもステキです。
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前作に引き続きスープ屋しずくを中心に、いろんな人の色んな心の動き、痛み、悲しみ、そして麻野さんとごはんが癒すお話し。
本当に、スープが食べたくなるし、しずくに行きたくなる。
自分の作る料理が、誰かの支えになれたら、本当に幸せなんだろうなぁ。
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麻野さん、露、静句、理恵…
登場人物がみな優しくて、ホッとする短編集だった。
最後の静句の最期にまつわるストーリーがすごく切なく悲しかった。
これ、きっとさらに続編出るよね?
静句が最後に会いに行った人って、あの人だよね?
麻野と理恵の関係も、進展するよね?
(この続編ではほとんど出てこなかったけど。)
続編が出ることに期待。
そして友井羊の他の作品も読んでみたくなった。