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「前の話を覚えてるうちに新しいのが読みたいんだよ」S11
と引き出しから図書カードを出してきて自分で購入!
コロコロじゃなくて本を買ったよ。どれだけ入れ込んでるのー!
「やっぱ、昇、けっこうイイやつなんだよな。」
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"「殴りかかってみてよ。その殺気で、先生は起きるから。」
五秒後、バタンバタンという音と「降参!まいりました!」という杏奈の悲鳴。
十秒後、突然起こされて、ものすごく不機嫌な先生の声が襖の向こうから聞こえる。
「で、わたしをバカな方法で起こすように言ったのはーー佐々井君?」
杏奈が、ガクガクとうなずいてるのがわかる。
ぼくは、彼女と自分の命を守るため、早口で言う。
「先生、緊急事態です!敵は、ぼくらじゃありません!この音、聞こえませんか?」"[p.132]
2巻目。
昇が最後でさらりと真相を見抜いているあたりが好き。
北岡君は今後も出るのかな。
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新作シリーズ2作目。
今回もそんなにイライラすることなく読めたけれど、これって小学生の話だよなぁ……と少し首をかしげてしまった。
今って学外の引率は教師同伴できないのではなかっただろうか……。
車の運転なども。
親の車とか自力で行かないと駄目、だったような……なんて現実的なツッコミをしつつ。
風街先生はほかのシリーズに出てたみたいだけれど読んでいないからかあんまりつながりが見えず、こういう最強キャラは突然出てこられると浮くので微妙な感じがする。
あんまり愛着がないからだろうか。
法灘功が若き民俗学者って言ってたけど、若すぎでは……。
と、冷静につっこみつつ、のぼぅの最後の神がかりは凄かった。
いつもそのくらいのテンションで落ち着いてれば見えることも多いだろうに。
どちらかというと、この最後のシーンよりものぼうが美樹を祭りに連れ出すのに説得するシーンが一番良かったと思う。
「呪われた鬼の末裔だから怖がられてる」と嘆く美樹に「俺はサラリーマンの息子だけどどうでもいい」と強気に返すところ。
小学生らしくて、けれど妙に説得力がある。
誰の子供だとか肩書きだとかそんなことは関係ないと力強く示せる純粋さが小学生らしく、でもきっとのぼぅの性格なのかもしれないなとも思う。
こういうところが憎めなのぼぅ。
北岡くんは今後もちょいキャラとして出てくれると嬉しい。