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「探偵の鑑定」シリーズと「万能鑑定士」シリーズのコラボ作品。実質的には「探偵~」の完結編の位置づけ。今まで松岡さんが書いてきたシリーズの「集大成」とも言える作品でこのコラボは有り得ないと思ったので非常に面白いと感じた。。莉子が捕まり、話がどう展開していくのか?。2巻目(後編)も読んでいきたいと思う。
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「探偵の探偵」の紗崎玲奈と「万能鑑定士Q」の凛田莉子の
夢のコラボ作品。クロスオーバー作品。
「探偵の探偵」は、昨年4巻、一気読みして
没頭した作品で
すぐにドラマ化され、
そこで初めて知ったディーンフジオカさんの存在とともに
とてもココロに残ってる作品。
ドラマよりも、とうぜん原作のほうが良かったのは
松岡圭祐の作品は、映像では、忠実に
絶対に描かれない描けない世界観があるからなんだよね。
でも、玲奈を演じた北川景子は、ピッタリな役柄だった。
ぜひぜひ、「探偵の探偵」の続編として
これもドラマ化して、再び、ディーンさまの
桐島を見たいところなのだけど。
となると、凛田莉子は、綾瀬はるかなのか?
小笠原は、松坂桃李なのか?となると
違和感。
だったら、いっそ、桐島とスマのストーリーにしちゃったら
どうなのか?とか、
あれこれ、想像、妄想がふくらむコラボ作品だった。
「探偵の探偵」4まででは、描かれなかった
スマ社長と桐嶋の過去が明らかになっている。
ちまたで、探偵業の看板を掲げずに探偵の仕事をなしとげ
警察とも密接に関係している探偵がいるらしいと
対探偵課への探偵協会からの依頼を受け動き始めた玲奈と琴葉。
いや~すっかり、スマリサーチに戻ってる玲奈
普通に、これまでどおり、対探偵課で、琴葉も一緒に
仕事してると知って、
すっごく嬉しかった~。
そして、その探偵と思われていた人物こそが
なんでも鑑定してしまう莉子だった。
「万能鑑定士」も、途中まで6巻くらいまで読んでいるので
出てくるエピソードを知ってるだけに、
面白さは、倍増。
でも、おそらく「万能鑑定士」読んでなくても、楽しめると思う。
松岡圭祐って、こういうオシャレなこと
してくれるから、本当に好きだ
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探偵の探偵と、万能鑑定士Qシリーズのコラボ作品。
探偵の探偵は今まで、読んだことがなかったのですが、世界観と人物像は理解できました。ひとが死なない世界と、その反対の世界。
探偵の須磨さんが、頭も切れて、ケンカも強くて格好いいと思うのは、まずいかな。
下巻に続く
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『探偵〜』前作まではマンガ風でサクサクと楽しく読めたのに、今回はなかなか進めずにてこずった。
ここまでは率直に期待外れ。ただ、あくまで話はまだ半ば。 『2』での展開に期待しつつ、私の鑑定は終了。
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Qシリーズと探偵の探偵シリーズのクロスオーバー作品第一段。
莉子の今までの活躍が探偵からもやくざからも狙われるネタとなり、やがてその渦中に小笠原と共に巻き込まれていく。
本作品を知ったとき、真逆の世界観の2つがどう重なるかと思ったけれど、 まだQよりの非暴力な世界だったか。
ただずっとQシリーズを読んできただけに、小笠原の弱い感じが少なく違和感がなくせなかった。
別側面から見たらありか、と受け入れながら続編も読みたいなと思う。
非暴力の世界が急にやくざや警察が入ってきたらと想像してみた。
不意に現れる蜘蛛一匹に驚き、声をあげる自分では全然だめそうです(笑)
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「鑑定士Q」シリーズと「探偵の探偵」のコラボ作品の1作目と言うより、上巻。結構、重めな感じで読み進めていた「探偵の探偵」だったが、莉子が登場することで、一気にライトな感じに。先入観では、莉子が玲奈に巻き込まれるのかと思いきや、何と、これまでの活躍から、莉子が対探偵課の対象となることから、物語が始まる。それと同時に都内のいくつかの探偵事務所には、女詐欺師の情報が集められ・・・莉子を探偵する玲奈と、女詐欺師を追う須磨社長と桐嶋。今作で須磨社長と桐嶋の過去も明らかになるし、何より、活躍ぶりがかっこいい。意外に簡単に事件解決かと思ったら、ラストにどんでん返しが…そして、Ⅱ(後半)へ。
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万能鑑定士シリーズ、探偵の探偵シリーズがコラボした物語。詐欺事件の謎と、バーキンの鑑定等に焦点を置いた物語なのか、莉子の薀蓄は万能鑑定士の時よりは少なめだったような気がする。バーキンが本物か偽物化を見抜く際にも見せた鑑定眼は健在で何よりである。今巻は莉子が頼りない部分が前半にあったのか玲奈の探偵力、体を張った行動が優っているなと感じるが、次巻ではどうなるか。莉子の育った環境、沖縄独自の風土がより一層そう感じるのかなと思う。小笠原悠斗も登場し、いつのまにかこうなっていたんだと、莉子との関係も気になる。
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万能鑑定士シリーズと探偵の探偵シリーズとのコラボ。
いつの間にか玲奈はまた古巣に戻っていたのね。そして琴葉とはぎくしゃく。
内容はどちらかというと、探偵の探偵シリーズがリード。玲奈が莉子と知り合って一緒に事件を解決していくのですが、なんとこの一冊では決着つかず。一冊で終わってまた何か続発事件が二冊目かと思ったら、やられた。
莉子の純粋さに玲奈が若干振り回されています。莉子だって相当修羅場をくぐってきたはず、と思いきや、常に警察とかが周りにいたからと本書を読んで、そうだったかなと思い返しました。もちろん玲奈ほどの修羅場はそうそうないと思いますが。
無謀なコラボだとは思いますが、楽しめています。
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莉子が玲奈の世界に巻き込まれていくのはいやだなあ~ 「探偵の探偵」テイストが強い。後半も同じテイストかなあ・・・
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探偵の探偵を読んでないけど、万能鑑定士の最終章に繋がってるらしいので読み始めた。
探偵の探偵を先に読んどけば良かった…けど、話がわからないほどではない。
とりあえず、続く…
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著者による初のクロスオーバー作品ということで、シリーズのどれか一つでも知っているのならば、ワクワクしてしまう仕掛けがいっぱい。
もちろん初めてでも楽しめるが、シリーズを読み漁ってしまうことは間違いない。
二大ヒロイン、と言いながら、『水鏡推理』『添乗員』のヒロインも出てくるからだ。
まだ読んでいないシリーズもあり、またこれで読む本が増えてしまいそうだ。
それにしてもみんな同じ世界にいたとは。
ちょっと上手く行きすぎな気もするが、よく読んでみるともしかしたらその布石は売ってあったのかもしれない。
物語の始まりは、秘密交際クラブの「バーキン事件」だった。
しかしどうも不穏な空気が流れ始める。
『鑑定士』では人は死なないはず.......。
だが今回はドンパチだらけ。
暴力団獅靭会という絶対的な悪の前に、莉子はどう立ち向かうのか。
そして、パートナーの小笠原との関係は?
もしかしたら、私と同じように、この結末を良しとしない人もいるかもしれない。
しかし、幸せは人それぞれ。
その選択が正しいかどうかなんて、本人でさえ分からない。
悩んで、悩み抜いて、そしてたどり着いた結論であるならば、それはどんなことだって「正しい」のだ。
その瞬間の自分を恥じることはない。
獅靭会によって、波照間島の住民を人質に取られた莉子。
彼女を助けたのは彼女自身の強い信念と、これまでの鑑定で得た信頼であった。
仕事に真正面から向き合えば、そして相手と対等に向き合えば、思わぬ形で、自分の過去は、今の自分自身を助けてくれるものなのだ。
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松岡さん描くところの2大スターのシリーズが完結。
凜田莉子と玲奈が出会うとき、化学反応は起こるのか。玲奈を元の世界に返してあげたいとは思うが、まだまだ、その活躍を見たいというわがままな願いも…
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今回は万能鑑定士Qの登場人物は前半は然程活躍せずに探偵の探偵の登場人物の謎が解けたり。発売元の出版社が変わったのに伴い劇中の登場人物の所属まで現実同様に角川から異動になるし目の離せない展開に。
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『探偵の探偵』と『万能鑑定士Q』のクロスオーバー作品ということだけど、「探偵の探偵の世界にQが登場する」って印象かな。 序盤の展開とかはとても良かった。後半はちょっと強引な気はしたけど。
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〇 評価
サプライズ ★★★★☆
熱中度 ★★★☆☆
インパクト ★★★☆☆
キャラクター★★★☆☆
読後感 ★★★☆☆
希少価値 ★☆☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
万能鑑定士Qシリーズと探偵の探偵シリーズのコラボ作品。万能鑑定士Qの世界観と探偵の探偵の世界観がミックスされている。とはいえ,この作品は,万能鑑定士Qの世界観が中心となっている。
「トランプ」という言葉が何を意味するのか?という謎が中心であるかのように描かれている。莉子の調査で,トランプだと思われるカードを見付け出す。「万能鑑定士Q」シリーズならこれで終わりだが,最後に,全てが罠だったと明かされる。
すなわち,万能鑑定士Qシリーズの世界観そのものがミスディレクションに使うというプロット。全てを明かしたと思わせた上で,莉子が獅靭会に連れ去られる。
須磨も玲奈も莉子も出し抜かれてしまうという展開。サプライズは高い。その分,これまでの作品より熱中度は低かった。
小笠原が週刊角川の記者を辞めたり,玲奈と琴葉の仲が変わっていくなど,これまでのお約束を破る展開。この点もサプライズにつながる。
物語は明らかに途中。これからどうなるか気になるところで終わる。この作品だけでも,一応の謎と解決はある。万能鑑定士Qシリーズの1に近い終わり方である。
サプライズはなかなかだが,ストーリーの持って行き方がやや散漫。松岡圭佑らしくない部分がある。これは,物語の途中で終わるという構成上,仕方がないともいえるが…。
トータルの評価は★3で。
〇 メモ
男女交際の裏サイトで,300万円を騙し取られた男のエピソード。穴の開いたエルメスのバーキンが残される。
株式会社スマ・リサーチに,300万円を騙し取られた男が依頼に来る。
東京都調査業協会中央支部から株式会社スマ・リサーチの社長である須磨康臣が呼び出される。エルメスのバーキンの詐欺の被害者多数いて,スマ・リサーチ以外にも依頼がされていた。しかし,バーキンは万能鑑定士Qに鑑定に出したという。こういったことに脅威を感じた東京都調査業協会は,事実上の探偵である凜田莉子についての調査をスマ・リサーチの対探偵課に依頼する。
紗崎玲奈が凜田莉子を調査する。玲奈は莉子と小笠原悠斗が探偵ではない素人と判断する。万能鑑定士Qの店を偽警官が襲う。
スマ・リサーチの桐嶋と佐伯は,バーキン詐欺を行った「濱野陽佳梨」の調査を行う。形態素解析などを行い,東峰律子という女性の名を騙っていることを突き止める。桐嶋は更に調査を進め,「東峰律子」を名乗っている女性が「蔦暮亜芽里」であることを知る。
凜田莉子は,玲奈の住むスマ・リサーチの801号室に泊まることになる。玲奈は莉子のマンションに泊まる。莉子のマンションを男が襲う。玲奈は男を追い返す。そのとき,「トランプを確認」というメモを見付ける。
玲奈,莉子と峰森琴葉は,バーキンについての調査をする。渋谷のクローディーヌの店長である里田真由美に聞き込み。バーキン詐欺に使われたバーキンは,全���この店で預かっていたバーキンだった。莉子は店のデータを盗み出し,バーキンの持ち主を見つけ出す。
小笠原は,桐嶋に同行する。須磨と桐嶋は,小笠原を通じ,編集部からの取材ということで,獅靭会に接触する。
バーキンの持ち主である鶴巻夕美についての調査。鶴巻は恵比寿という探偵に依頼をしたことがあった。恵比寿は悪徳探偵であり,ペット探偵をしている。恵比寿から坂梨清志がバーキンを盗みだしたと聞き出す。
月刊角川からの取材が認められ,須磨達は獅靭会に向かう。若頭の釜瀧や会長の蔦暮洸基に会う。須磨は蔦暮れから亜芽里の行方を調べるという依頼を受ける。
莉子と玲奈は坂梨が経営する焼き肉店に向かう。玲奈は吐かせようとするが,莉子は坂梨のアリバイを崩し,聞き出そうとする。
自由が丘での調査。着ぐるみを利用した坂梨のアリバイを崩す。莉子のやり方で坂梨が「トランプ」と思われる紙を矢崎という人物に売り渡した情報を引き出す。そして「接待に行く」という情報から,矢崎の逃走先と思われる長野県小県郡長和町和田,中山道沿いにある接待という場所に向かう。
須磨と桐嶋は,亜芽里の行方を捜すために,小笠原を利用する。ザ・テレビジョンの編集部のサーバをハッキングし,記事の内容を変える。亜芽里が沖縄向かうと考え,沖縄で亜芽里を見つけ出す。
莉子と玲奈は,矢崎の隠れ家と思われる家から「トランプ」と思われるカードを見つけ出す。カードにはURLが書いてある。亜芽里の助言もあり,パスワードを入れ,獅靭会が密輸サイトに入る。密輸専用船が寄港する港と時間を見つけ出す。
小笠原はハッキングが原因で週刊角川の編集者を辞めることになる。
須磨は坂東警部に密輸サイトの情報を提供する。
スマ・リサーチの伊根涼子は,鞍澤という男に騙され,獅靭会にとらわれる。莉子は万能鑑定士Qの事務所に出勤する。
獅靭会から,涼子を助けたいなら,須磨,桐嶋,玲奈,琴葉,小笠原の5人で来いと言われたことで,須磨は罠に気付く。
獅靭会の探偵は亜芽里だった。獅靭会は莉子を誘拐するために罠を張っていたのだ。
須磨と桐嶋は涼子を助け出す。しかし,莉子は獅靭会に連れ去られる。