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ぜひ生徒に読んでほしい1冊。
自分自身、正義って何だろうかってすごく迷えた。
自分は先生だから生徒に対して権限があるとか
思ってたけど、教師のいうこと全てが正義じゃないと。
私はそんなに偉くないと。
良い校長だ。
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左手の中の厚みから、もうひと展開あるのだろうと疑わなかっただけに、終わりがスッと消えたように感じた。
正義とは、正義の恐ろしさを考えさせられる。
中学生の息子にも読ませたいと思える一冊でした。
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隣のクラスの新島英雄から力を貸してくれと頼まれた。それは、学校からいじめをなくすために何か面白いことをして皆の関心を自分に向けたいというものだった。そのため、演劇部で演出を担っている佐古は、その能力を買われ、半ば煽てられて協力することとなった。
取っ掛かりもよく、どんどん話に引き込まれた分、ラストは少し物足りなさを感じてしまいました。ただ、全部解決、大団円!がこの話の本質ではなくで、大事なことは中盤〜後半の部分なのだろうと思うと、ここ終わり方でいいのだと納得しました。
最初は二人だったのが、対立する関係が生まれ、協力者が現れ、より大きな存在へとなっていく様を、青春だなぁと思いながら読みました。対立者がとんでもなくひねくれていて、結局和解は出来なかったのが少し残念でした。元々は主人公も同じような考え方を持っていて、決してそれが消え去ったわけではないけれど、華がある人達と関係を結び世界を広げていくことが悪いことではないという気持ちを持っていて、そこが二人を分かつところなのかなと思いました。対立者も観念していっそそこに溶け込めば楽しい青春を一緒に送れたのに、と思いますが、自分の中の正義、心情を誤魔化したくない彼女の気持ちも分からなくもないのと、そういう負の感情から爆発的に生まれる物に人は惹きつけられ感動することもあるとも思うので、自分を誤魔化してまで和解する必要はないかと思いました。彼女が今後どんな人生を歩んでどんな脚本を作っていくのか興味があります。
自分の中の正義を持つことはいけないことではないけれど、それを外に向けて放つと途端に傲慢なものになる。正義を盾にすると人は相手が同じ人間で尊厳あるものだということが見えなくなる。
今は簡単に自分の考えを世界に発信することができる時代で、簡単に自分の評価や批評を見ることもできます。それが悪いことだとは思わないけれど、いつでも一歩引いて物事を見れる自分でありたいと、今作を読んでより強く思いました。
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いじめがテーマであるのはよいが、終わり方が中途半端。プリテンドファーザーを読んだ後だったので期待した分、残念でもあった。
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個人的には青春モノが好きなんですが、この作品にはピンとくるものがなかった。
「ノブタをプロデュース」で面白かったから、読んでみたんだけど。
最後はちょっと切ないよね。
現実だ。。。って思わされました。
世の中うまくいかないこともあるもんね。