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面白かった。
★4でもいいところだけど、
もうちょっと表現に拘って欲しかった残念感が★3に。
まあライターが複数だからしょうがないかなー、
とも思うんだけど。
残念だったのは「生態」の欄で、
生き物的表現をしているところとしていないところがあり、
ここは是非生き物的表現に拘って欲しかった。
そういう意味ではパイロンとかバリケードのページが良かったかな。
全体としては、
対象によって街灯やサインの高さが変わるなど、
普段目にしているのに気づいていない法則の
マニアならではの分析が面白い。
もう回収ボックスは顔にしか見えなくなったもんね。
自販機との関係は、
夫婦というよりジンベイザメなんかに着く小さい魚のように感じるけど。
それからマンホールも目に止まるようになった。
ちょっと世界が変わったかも…。
意識すると見える世界がある、という言葉にすごく納得。
人によって世界は違う見え方をするものなんだな。
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電柱や標識、パイロンや回収ボックスなど街なかにあるいろいろな物を生き物に見立てた図鑑。この、生き物に見立てるというのが上手くハマっていてそれぞれの特徴を上手く説明出来ている。例えばパイロンであれば、活動時は離れていて、非活動時は群れている(スタッキングされている)、街路灯であれば夜行性であるなど。そして、それぞれに、なかま、つまり種類が紹介されているが、これが驚くほど多い。全く同じように見えるが、多少の差異と言うには大きすぎる違いがある。この違いに気づくと、いつもの風景が違って見え、また、それを見つけるのは楽しそうであり、路上観察が趣味として成り立つ理由が分かったような気がする。
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人が興味を持つものは数知れず。「坂道の高低差」、「段差」、「いやげもの」などあるが、今回の本は、街角でお目にかかるマンホールの蓋、舗装、パイロンなどあまり人が注目しないものに焦点を当てている。
本をパラパラめくっていくと、マンホールの蓋だけでもいろいろな種類があるのが分かる。たかが蓋、されど蓋と言うことか。
「路上園芸」で思い出したのが、大阪で自分の所有地だから人の通り抜けはさせないという間違った発想で、植木を所狭しとおいて逮捕された頭のネジが抜けている人の話を思い出した。路上に置いている植木鉢はそんな殺伐とした雰囲気を醸し出すためのものではない。
事件関連で思い出したのが排水溝だ。暑い中、排水溝の中に潜んで女性のスカートの中をのぞいていたのが見つかり逮捕されたこれまた頭の中身の飛んでいる人がいた。そんな発想力と忍耐力があれば、他のことに使えばいいのにとふと思った。もちろん、排水溝の存在理由は、そんなことではない。
今回の本は、注目されることなくひっそりとたたずんでいるものにフォーカスして取り上げているだけに、書店で見かけたときに衝撃を覚えた。こういう本は、読んでいて脳細胞にとっていい刺激になる。
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路上学の写真集。
ネット記事を編集したせいか、あまり統一感はない。とはいうもの防護柵の種類は今まで気付かず感動。
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タモリ倶楽部的な、VOW的な。カラーコーン、車止め、マンホールの細かな違い。そういう雰囲気が好きなら散歩のお供に。
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マンホールの蓋と単菅バリケードが好きなので読んでみた。
あたしくらいの好き度では、「好き」って言っちゃいけないなと思った。
これからもっと精進致します。
車やバイクに乗せて貰っている時にキョロキョロするのが益々楽しくなる本。
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土木展で見つけて即買い。最高の本だった。
カラーコーンの製品名とか特徴の違いから始まって、段差スロープ、舗装種別、送水口など素敵な物体の解説が大量にある。世界の見方が変わる本だと思うし、単に好奇心旺盛な人間にとって新しい知識ばかりなので一冊まるごと楽しめる。見出しフォントが丸明オールド(?筑紫丸ゴシックだったかも?)なのも地味に良いところ。
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モノを擬人(?)化したくなる気持ち、わかるなあ。こうして見たら、都会に住んでたって、わくわくしたり、新しく驚いたりしながら生きていけるな。
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タイヤ止めの生態の中の「オリジナル」(ただレンガを並べただけ)とか、喜びが少し減っているように見える「ジョイステップ」とか、ところどころギャグが混じっていて尚且つタメになる図鑑。
こういうの好きだわぁ。
のぼりベースのなかま、パイロンのなかま、がこんなにあるなんて!
恥ずかしながらこの年まで、高圧電線がどれか知らなかった。でもこれからは胸を張って説明できる。電柱の一番上、ちょうど15mのところにあって、事故が起きた時などに電流を遮断するスイッチの入った開閉器の上にある横に伸びた腕金に支えられているのが「高圧線」だと…。
ちょっと外行って見てこようっと♪
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2017/6/27読了
存在するものすべてに名称がある。
いつも見ている何気ないものにも名前があり
役割があり
そういうものの一つ一つを見ていくのは面白い。
街中を歩くとき、こういうものを知っておくと楽しいだろうな。
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とても面白い。電柱や信号、ブロック、塀、防護柵など、街に当然のようにあるものたちに、こんなにもたくさんの顔があるとは知らなかった。語り口に愛がある。
2017/8/29
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ありふれたものにしか見えないものでも、蒐集することで見えてくる物がある。
ということを、深く深く感じさせてくれる一冊でした。
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アマゾンで欲しいものリストに入れてて、京都の本屋に寄ったときにあったので購入。
もともと何で興味を持ったか忘れてしまったが、石川初氏か八馬さんのツイッターだろう。
八馬さんはじつはマイミクだったのだ。
八馬さんのミクシィの投稿はすごくおもしろかった。
土木の、グルスキー的な写真と気の利いたコメントが。
この本もコメントは全体的に8さんっぽい。
しかしいかんせん写真が小さすぎる。
ページデザインもおしゃれ感はあるが、逆にゴミゴミしてしまっている。
1ページ写真1枚か2枚くらいで作ってほしいな。
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続刊を買ったので、以前パラパラと見ただけだったこちらもじっくり読んでみた。パイロンとか消波ブロックとかマンホールの蓋あたりまではちょっと注目して見たことはあるけど,擬木(木に似せてつくった柱とか柵とか」や、崖を覆ってるコンクリやコンクリートブロック(擁壁というらしい)を愛でる視点はなかなか新鮮。ぶらぶら街を歩くのが楽しくなりそうだ。
他の方も書いてたけど,写真も文字もかなり小さくて、目が悪いと読むのがかなりつらいので、もう少し大きな判型にしてくれていたらなぁ…ということで星4つ。自炊して大きめのタブレットに入れたらだいぶ読みやすくなった。
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すごく俺得な本。町中でよく見かけるもののオンパレード。車止め→段差スロープのコンバートとか、「あるある!」って一人でニヤニヤしてしまった。『生態』のコーナーが特に面白かったです。