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グルグル思考は考えの絶対量を増やす取り組みだと思う
安直に答えを他人に求める態度への警告
いかに自分が考えてないか痛感する
上手い考えでなく泥臭くもとことん考える態度が素晴らしいと感じた
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笑う力が大事なのは、ある種のゆとりと明るさを思考に持ち込みながら、考えの幅を一気に広げ、全く違う方向から施行の意図を見出し、引っ張り上げる、その原動力になりうるから。さらに言えば、行き詰った局面、どうしようもなくなってしまった局面で、あえて笑う勇気を持てるかどうか。笑うことは、狭くなっていた視野を解放して、いっきに局面を打開する起爆剤にもなる。
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ほらすごいだろ、という書き方なのがすごくつまらないけど、言いたいことはよくわかった
学校教育で育む、理解する力、論理的で直線的に答えを導き出す力の他に、
疑う力、ずらす力(見ている場所をすこしずらしてみる)、つなげる力、寄り道する力、広げる力、など考える力を身につけ、知識と知力を育てていこう
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すイエんサーという番組の舞台裏解説。昔、子供をスイミングスクールに入れていたとき、休憩室で土曜日の昼に放映されていた番組だ。番組は面白かったが、発想法という意味ではほとんど役にはたたない。
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NHK教育のの人気番組すイエんサー、その製作に携わった著者が番組の人気企画である「知力の格闘技!」ですイエんサーガールズが東大や京大など名門大学の学生に勝つ姿を通じて、番組で挑んできた難題の紹介、そして解決するために駆使する「グルグル思考」についてまとめた一冊。
本書で中心的に書かれている番組で取り上げた20の難題を「グルグル思考」を使って解決していくプロセスが秀逸ですイエんサーガールズが実際に悩んできたシチュエーションを実感できる作りになっていると感じただけでなく、そのことから日本の教育に対する課題を著者が提言されている点も共感できるものがあり、素晴らしく感嘆しました。
また結果や番組の写真も多く掲載されておりイメージが膨らみました。
また、製作者だからこそ語れる番組のウラ側を書いたコラムも興味深いものでした。
「疑う力」「ずらす力」「つなげる力」「寄り道する力」「あさっての方を向く力」「広げる力」「笑う力」の7つの力から現状を疑うことが大切であること、課題を常に意識すること、発送膨らませ応用できないかと考えること、楽しむ姿勢を大事にすることを強く感じました。
暗記を中心とする詰め込み型の教育を変えるべく受験制度を刷新しようとしている今日において、本書で取り上げられている番組の取り組みや結果は、制度を変えるにあたってどのように教育と向き合っていくかのヒントとなり、本書は日本の教育に一石を投じる一冊だと感じました。
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‹内容紹介より›
この番組の特筆すべきルールなのだが、すイエんサーガールズたちには、台本もない。打ち合わせもない。すべてが「ガチンコ」で進行していく。つまり、彼女たち自身が自らの力だけで考え、本気で解き明かそうとリアルにチャレンジしているのである。テーマがテーマだけに、当然、簡単に答えが見つかるはずもない。そのために、ひたすらグルグルと考え続けることになる。学校で学ぶのとはまったく異なる頭の使い方を、とことんしていくことになる。こうした、無駄にも思えるような、なんとも徒労感を伴う右往左往していく思考のことを、私たちは「グルグル思考」と呼んでいる。すイエんサーガールズは、番組のロケを通じ、日々、「グルグル思考」し続けてきたのだ。そう、「すイエんサー」とは、この「グルグル思考」を鍛えるための、科学(?)エンタメ番組なのである。そして「グルグル思考」を鍛えた先には、必ず、思考力、発想力、実践力を束ねた生き抜く力、すなわち「知力」が身に付いているはずである。
‐「はじめに」より
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NHKの番組、「すイエんサー」に出演している女子高生アイドル「すイエんサーガールズ」が、日本の知の最高峰、東大や京大の学生と”知力対決”を行い、まさかの勝ち越しを達成した。
その勝因とは何だったのか。
旧帝大のエリート集団には学力や知識では到底及ばない彼女たちの「強さ」とは。
それは、番組の「グルグル思考」で鍛えられた”7つの力”であった。
疑う力/ずらす力/つなげる力/寄り道する力/あさっての方を向く力/広げる力/笑う力
わからないことにぶつかったとき、「いかに自分の施行を柔軟に、たおやかに、広げていくことができるか。あえて直線的に考えず、いかに自分の思いをずらして、幅を広げた捉え方をしていくことができるか」。
このことが問われる現代に、まさに必要な力なのである。
さらに、「本質をつかみ取ること、そして、その本質と共通するものをとらえること」を指す”つなげる力”などは今の時代に欠かせない。
さらに、課題そのものを疑う「あさっての方を向く力」も重要だ。「なぜ、足の小指をついつい角にぶつけるのか」という疑問に対して「そもそも、そんなにぶつけているものだったんだっけ?」と疑うことも必要になる。
小学生から「成績トップ」であったであろう、日本の教
育システムの「成果」である旧帝大の学生やエリート社会人たちに女子高生アイドル(学力はそれほど高くない)が課題解決において勝利する、ということは見過ごすことはできない。
その原因について、しっかりと考察し、これからの教育に生かす必要があると強く感じました。
理系を目指している学生だけでなく、すべての中高生に身に着けてほしい「考える力」。
学生だけでなく、教育に携わる人にも読んでもらいたい一冊です。
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足かけ7年、すイエんサーガールズたちは、毎回のお題に対して一切の準備なくガチンコで考え体験させられてきた。中で大切にしてきたのが、グルグル思考、つまり疑う力・ずらす力・つなげる力・寄り道する力・あさっての方を向く力・広げる力・笑う力、である。
本になってしまうと、お題に対する回答への道筋が既にできたところからの記述になるせいか、リアルタイムな面白さがあまり見えてこないのが残念です。特にテレビを見ていなかった人に。
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・「なぜ足の小指をついつい角にぶつけるのか?」の答えは、「実は足の小指はそんなに頻繁にぶつけてはいない。ぶつけると強烈に痛いので、足の小指はつい角にぶつけると思い込んでいる」
・つまり自分が思っている大前提が本当に正しいのかを、まず疑うのが大切。これが「あさっての方を向く」という姿勢。
・提示されている疑問そのものが、本当に疑問として成立しているのか。
・議論を深め、真に意味ある話し合いにするためには、そうした指摘する勇気・見識が重要。
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女子高生アイドルは、先入観を持たず様々な方法を模索し課題に挑む
その結果理屈で推す東大生よりも優れた結果を招くことがある。
→とにかく行動することが大事
女子高生アイドルは7つの力を使って課題解決に挑んだ。
1.疑う力
「身近な世界を疑う」こと
なぜ?を追求することが大事
2.ずらす力
ロジカル思考は直線的になりがちである。
〇〇ならば〇〇だのように。
「分からないこと」に直面した時にどれだけ思考を柔軟に広げていけるかということが大事
3.つなげる力
一見縁遠く感じる2つのものへの。高い洞察力が必要である。
本質を見抜くことが大事
4.寄り道する力
現在抱えてる問いに対する理屈を綺麗さっぱり忘れてみる。
そして全く知らない世界へ飛び込む勇気が大切である。
5.あさっての方向を向く力
現在ある理屈を違う角度から疑ってみることが大事。
6.広げる力
課題解決力よりも、新たに課題を見つけ出す力
1つの課題解決によって複数の課題が広がっていくこと
7.笑う力
笑うことでポジティブな感情が脳に伝達される。
そこから視野が広がり、クリエイティブな発想が生まれる。