紙の本
こんな出会いが嬉しい
2017/04/12 22:59
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まったく知らない画家でした。ある日テレビの美術番組で知り、すぐにhontoで検索したところ、この本に遭遇。テレビとhonto、ふたつが揃って出会えた本。こんな出会いが嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
NHK「日曜美術館」で特集されているのを観て、購入。
明治期から昭和にかけて活躍した画家:吉田博の作品集。
初期の水彩画・油絵から、晩年の版画に移行するまでの作品が所収され、吉田博の半生と各作品の解説がなされている。故ダイアナ妃も所有していた吉田博の版画作品。
投稿元:
レビューを見る
高山渓谷が秘める一瞬の美を、独自の視点で的確に捉えて見事に表現する
自然の中に溶け込み、自然と一体となってこそ、人を感動させる風景画が描ける
投稿元:
レビューを見る
吉田博と言えば、何と言っても木版の風景画である。
風景写真と風景画とはどこが違うか。
風景写真は、レンズが一瞬の美しさを永遠のものとする。
風景画は、作者の感性がとらえた美しさを、作者の感性で創造する。
官費留学生に対抗意識を燃やし、片道だけの旅費を工面してアメリカに渡ったエピソードが印象的だった。
投稿元:
レビューを見る
明治、大正、昭和にかけて水彩画、油絵、木版画の風景画で活躍した画家。何度もアメリカに渡って、当地で人気を博した。山を描いた水彩画や後半生の木版画で評価を得たようだが、確かに精密に自然を描いていて、おおっと思わせる。ただ、私の好みからいうと、あまり個性が感じられず、そう見たい絵ではなかった。フロイトやダイアナ妃が所有していたらしいが、日本の情景に心惹かれはしたのだろう。
投稿元:
レビューを見る
日本のウェットな空気感の中に風景が親しげにある。どこかほっとする画風です。後年は版画に転じたのでしょうか。懐かしげでしんみりする版画はイメージにありませんでした。近代洋画の先駆者でありながら、どこか浮世絵を連想させる版画へと辿り着く吉田博の生き様に興味を持ちました。