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2016/5/1 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2017/12/4〜12/7
なるほど、そういう終わり方だったのか。ビブリオバトルにはオーディエンスとして何度か参加したことがあるが、プレゼンターの側から見ると、そういうことなんだろうな。最近の若い人達は、本を読むことがカッコ悪い、と思っている節があるが、他人の人生や、実際には体験できないことが、数百円で体験できるのだから、ビブリオバトルをキッカケに、本を読む、本を愛する人が増えて欲しいなあ。続編もあるようなので、楽しみ。
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ううっ 朝日奈先生ってなんてカッコいいの!生徒と違う視点をキチンと持っていて、ちゃんと語れる。大人の魅力だねぇ。
生徒たちもそれぞれに魅力的でかわいいです(おばさんの好み)紹介されてる本たちを読んでみたいと思うバトルでした。
続編が早く文庫になるのを待ってます♪
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四章を読んでタイトルの意味を知る。ちょっと皮肉的だなぁ、と。空や武人の過去?を知り、目頭が熱くなり・・・と、思っていたんですが七章を読み、そんなもんじゃなかった。い…いや、凄いッ!!凄すぎる!!まさかここまでとは... 解説も素晴らしく、言うことナッシングw 本好きは勿論のこと、生きとし生けるもの全てにオススメできる作品。
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ビブリオバトルという存在を初めて知りました。
ブクログやAmazonでレビューを書いてる人なんてまさにそうだと思いますが、
読書好きな人ならば誰しもが、自分が本を通じて感じた想いを共有したい、自分の知らない新たな面白い本を紹介して欲しいという願望があると思います。
その想いの捌け口として、実に面白い試みだと思いますし、是非とももっともっと普及して欲しいですね。
内容としては、著者本人も言っている通り、ビブリア古書堂の事件手帖と文学少女の合いの子のようなイメージです。
色んなキャラクターに色んな本の魅力を語らせる。単純な書評よりも、こういった形で紹介されるとどうしても引き込まれてしまいますよね。
自分が好きな本がちょくちょく紹介されていると、嬉しかったりもしますw
お陰様で読んでみたい本が多数増えましたが、とりあえずずっと積ん読していたフェッセンデンの宇宙から始めてみましょうか。
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下巻に入り、バトルの様子が少し端折られるようになり、その分、物語が動き出す。
とは言え、空と武人の関係の描き方などベタでどうなることかと思っていたが、他校から申し込まれたバトルを巡って不穏な動きに。
しかしそれとて、敵役がはっきりしており、結末は見えたようなものと思って読み進むと、いやぁ、きちんと捻りが効かせてあった。
平和を語るのにH.G.ウェルズを持ちだしたり(憲法9条のルーツがウェルズの思想だとする説があるなんて!)、「アンネの日記」の赤裸々な部分について論議させたり、締めは『世の中で最も危険な思想は、悪じゃなく、正義だ』なんて、一筋縄じゃない。
なんていうことないお話だけど、作者の博覧強記ぶりに加え、思想に芯が通っており、何より、読んで本好きを楽しくしてくれることに、星は☆☆☆☆で。
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読み終わって本閉じたら、色々な感想が頭の中を巡りました。かなりバランス感覚のいい小説でした。おそらく物語の中に登場する「本」が、書店では隣同士では絶対に並んでいない別ジャンルの「本」をこの1冊で知ることができたことが「バランスの良さ」として感じたのだと思います。
また物語の後半に、ハミルトンの『翼を持つ男』や「正義の究極は、実は悪なんだ」という話の段は巻末に向かい、久しぶりに睡眠時間を削って読み続けましたから、思ったよりも最後は深い話のように感じていたのだと思います。うん、練り込まれたストーリーです。
『フェッセンデンの宇宙』・『小学4年生の世界平和』、あとー、まどか☆マギカの『[新編]叛逆の物語』、借りて見てみたくなりました。
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上下巻を一気読み。
ビブリオバトルのシーンがやっぱり面白い。紹介されている本がどれも興味深くて、読んでみたい本がどんどん増えていきます。
ただ、上巻に比べてちょっと内容が重かったかも。
ところで、私は文庫化でこの本を知ったんですが、すでに続編が3部まで出ていて、4部も連載中なんだそう。先を読むのが楽しみです。
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あとがきによれば 作者の思惑は
おそらく別のものだったのだろう。
多くのことをこの作品から学んだ。
学ぼうと思って本を読むことをしない
私だからこそ 朝比奈先生という
素晴らしい大人の言葉に打ちのめされた。
伏木空やミーナのように
自分が大好きな本を他の人にも
読んでもらいたい。
自分が好きな本を 他の人にも
好きだと思ってほしい。純粋に。
知的書評合戦ービブリオバトルの尊さに
私は打たれた。早く次が読みたい。
私もビブリオバトルに参加したい。
思想やら人間の思惑やらはどうでもいい。
本が好きなのだ。私の好きな本を
たくさんの人に好きと思ってほしいのだ。
この本、大好きだ!
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物語はこの二人の視点で話が進んでいくが、時間の経過とともに二人の中が急速に進展し、かけがえのない「同士」になっていく過程が、鮮やかな筆捌きで表現されている。この本で明示される筆者の思想に、あからさまな反発を露わにする読者は数多い。だがそれは、昨今の世相について、筆者が抱いている危機感の表れである。本作に出てくる登場人物は、帰化外国人(昨今では「新日本人」というらしい)や外国人とのダブル(ハーフ)の生徒など、個性豊かである。それは「みんな違って、みんないい」社会を、作者が願っているからではないか。
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本を紹介というビブリオバトルがテーマなのでしょうがないのだがストーリ展開よりも本の説明が多くなりがちかな。
上巻にくらべてこの下巻はなんとなくビブリオバトルからやや脱線気味の内容だった気もします。
それでも沢山の本が紹介されるので気になる本もいくつも出てきて読んでいて楽しいですね。
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こうきたか!という下巻。
あとがきでビブリオバトルの考案者に許諾を得るくだりがあるのだけれども、フィクションに徹してよいというのはすごいなぁと。
好きを延々と語るっていうのはそれだけで面白い。
機械があったらビブリオバトル参加してみたい。
そして続刊も読みたいところ。
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帯文(裏表紙):”空のデビュー戦から四日後、部室では緊急ミーティングが開かれていた。六月の終わりにビブリオバトルの対戦を予定している相手校の生徒が、不正を画策しているのではないかという疑惑が持ち上がったのだ。対策を話し合う部内にも緊張感が漂う中、部員たちを驚かせたのは、対戦に自分を出させてほしいという空の申し出だった。武人は「勝てるはずがない」と反応するが、空は……。”
目次:4「あなたは空を飛べなくなった人だったんですね」, 5「確かに、燃えるシチュエーションではありますね」, 6「みんなの反対を押し切って核ミサイルを発射してしまったんです」, 7「きっと、彼の翼はとても大きくて……」, エピローグ, あとがき, 解説/池澤春菜
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なるほど、こうやって「バトル」感出してきたか…確かに、これはこれでおもしろかったけど、ビブリオバトルの楽しみ方としてはおかしくなっちゃうもんなあ。良い決着だ。
しかし先生カッコいいーーー!
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上巻を読んだら古いSFを読み返したくなった。
下巻を読むと古いアニメの主題歌が聞きたくなる。
結局、YouTubeで探して聞き、懐かしすぎてちょっと泣いた…。
巻末の参考資料リストが素晴らしい。
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ビブリオバトルというものを知ったのは、比較的最近のことである。
その時は「なんて面白いバトルがあるのだ!」と興奮した。
しかし、いまだそのバトルを生でみるチャンスなし。いつかみてみたい。
さて、本書は高校のビブリオバトル部で起こる物語。
何よりこの舞台であるBISという高校が素晴らしい。
校則もなく、服装も自由。授業も選択制で、生徒たちの出身国もいろいろ。
あぁ、こんな高校で学生生活を過ごしたかった!
ビブリオバトルではきちんと本の紹介もされている。
私も10代のころはSFが大好きだったことを思い出し、読んだはずの本もすっかり忘れている今、また読んでみたくなった。