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魔術師、ブリキの卵、この世はちょっと不思議からなる短編集。
恩田さんらしい不思議な話です。
何が事実で何が真実なのかわからなくなります。
解決してるようでいて、解決していないような
後を引く感覚がいいですね。
河北新聞社は仙台の新聞社なのかな?
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久しぶりに読んだ恩田陸の小説。
都市伝説?奇妙な出来事を描いた「ブリキの卵」とエッセイ「この世はちょっと不思議」を交互に載せ、さらに最初と最後を物語「魔術師」でサンドイッチさせた構成。仙台が舞台です。
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魔術師1999 (象と耳鳴り1999年より
→関根多佳雄氏登場
ブリキの卵 (河北新報2002年~2003年より
→仙台市の噂を発端とした騒動のお話
この世は少し不思議 (hinami2011年~2012年より
→恩田氏のエッセイ
魔術師2016 (書き下ろし
→関根春氏登場
という作品がまとまった作品。
不思議を題材にしたエッセイの
人がまっすぐ歩けない、都会の女性が綺麗になる理由はそこかしこに鏡があるから、等自分では思ってもみなかった事について恩田氏の考えが書かれていて面白い。
書き下ろしは鬼怒川決壊、震災から5年、と
小説で描かれることによって忘れない、知る、という事もできるのだなぁ、と。
人の考え方、行動、恩田氏が社会心理学の授業をやったら面白だろうなぁ、と思う。
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エッセイと恩田さワールドの不思議世界短編がミルフィーユのようにたたみかけられてくる。
装丁かわいい。
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図書館で借りた本。
「ブリキの卵」という不思議な12話と、この世は少し不思議」という11話のエッセイが交互になっていて、さらに魔術師1999と魔術師2016という話で挟まれている、まさにサンドイッチのような構成になっていて、最初は訳が分からなかったけど、わからないままに読み進めるうちに夢中になって、あっという間に読み終わっていた、不思議な本でした。
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始まりの魔術師一九九九で、前に読んだことがある話だと思い出しました。意外に覚えているものですね。
他にも不思議な気持ちになる短編が載っています。
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図書館にて。
小説を読む時間はなかなか取れなくても、恩田陸さんの本棚の前は素通りできない。
「Q&A」のような、集団心理の気持ち悪さ。
ありそうでなさそうで、というものって、意外にそのへんで実際に起こっているのかもしれない。
交互に入ってくるエッセイが実は別に書かれたもの、というのも不思議だった。
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いろんな時期に書かれた短編とエッセイ
構成がうまいなあ
不思議な世界へんに現実感があってコワイ
恩田陸だなあ
≪ 不思議だな ブリキの卵も 魔術師も ≫
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デザインに惹かれて読んで見た。内容は…そこからくるイメージと違った。都市伝説と不思議なお話。変わった構成、不思議な内容。考え方や心理、恩田さんが捉えたもの、しっかり読めました。
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東日本大震災を乗り越えて生きてゆく東北の人々に送るエール。一歩間違えばオカルトチックになる都市伝説や都市が意思を持つ題材を、社会との関わりのかなから柔らかな視点で描いている。ホテルのユニットバス(トイレと風呂が一緒の空間にある)に関する日本人の「違和感」もうまく掬い上げている。
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舞台として出てくる建物や場所を知っているだけに、読みながら、現実とフィクションの間で道に迷ったような感覚になった。いくつかの都市伝説にまつわる話が短編でリンクしながら綴られていく。不思議で怖いけれど気になるような本。
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2017.12.仙台に流布する都市伝説と都市が意思を持っているという話にブリキの卵が空から降ってきて,そこから孵った宇宙人が人々の中に混ざっているという噂,この世は少し不思議という話が交互にちりばめられている.最後は大震災や豪雨の被害からどのように復興するのかという話題で終わる.とりとめのない作品.
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都市伝説のような不思議な現象が起きる街での出来事が日記風に綴られているので、現実なのかどうか不思議な感覚にとらわれて、現実にそんな世界があるような気がしてしまうリアルなお話に感じました。
現実離れしているのに、現実のような気がして読み進めると、すぐにその街へ見に行きたくなるような気分になります。
4ページほどが1つの話なのでとても読み進めやすかったです。あっという間に読み終わってしまいました。
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H30.3.27読了
可もなく不可もなく。
同じ作家を読み続けた後に違う作家を読むと、文体やリズムの違いに慣れるのに、少し時間がかかる。
上橋菜穂子の『守り人』シリーズを読破した後だったのでそれが少し心配だったが、すんなり入ってすんなり抜けてこられた。
そういう作品なんだと感じた。
サラリと読むにはとても読みやすい。
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数年ぶりの恩田さん。ああこういう世界作る人だな、と思い出しながらさらっと読了。
実在する都市を舞台に、いくつかのエピソードが少しずつ絡みながら一つの話につながっていく。
なんか不思議、なんかこわい、でもなにか具体的に(衝撃的なほど)恐怖を感じさせるシーンがある訳でもない、という、文章。