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ヤミ市(繁華街)を概観するには最適かと。内容もかなり上品にまとめていますし。
参考文献というか、地域別のヤミ市史の本を読むと、また違った面が見られるかと。
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あん肝ポン酢みたいな一冊。サブカルチャーとしての素晴らしさと、町歩きとしての素晴らしさの両面を併せ持つ、好きな人にはたまらないおつまみ。兵隊の慰安施設→RAA→赤線→小料理屋→スナックの流れとか綺麗すぎ。個人的に散歩で見つけて気になってた門前仲町の辰巳新道についても解説があってとても面白かった。全国バージョン欲しいなぁこれ。
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『ヤミ市跡を歩く』
ほぼ日書評 Day282
この世に生を受けていた時代の話も多いが、ごく限られた生活圏(自分の場合は新宿、加えて若干の印象があるのは中野と高田馬場)を除いては、外国の話のように聞こえる。
神田や新橋のガード下の飲み屋街や、新宿大ガード脇のふれあい横丁等は、露天としてのヤミ市後な時代の雰囲気を残すもの。
駅前のアーケードは間違いなくヤミ市があったというのは驚きだが、多くは再開発で駅ビル等が建てられ、当時の記憶を醸し出すものはゼロという土地も多いという。
昨日訪れた、有楽町の交通会館脇には寿司屋横丁と呼ばれる、実に寿司屋ばかりが50店から軒を連ねる路地があったというのは驚きだ。
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