投稿元:
レビューを見る
何の面白みのない人生やったなあ
というおじいちゃんの言葉に影響された主人公。
自分の人生とは、仕事とは、信じるとはなどいろいろ考えたと共に、明日から頑張ろうとなった本。
投稿元:
レビューを見る
楽しかった。
勇気が持てた。
著者があとがきでライトノベルとは
楽しめる本、楽しむための本だと結論づけてますが、
同意見です(*´∀`)
色んな人やものに見えないところで
多くの人が関わっていて
それで作られているのだなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
読みやすい作品で、かつ、スッキリと前向きな気持ちになる読後感である。ヒーローの話であるが、最初はイマイチ内容が把握できなかったが、読み進めていく事にコンビニやヒーロー関連の会社の人々、それらに関連する人々のキャラもしっかりと表現されていて、気持ちを入れ替えようと思った内容、才能とは一体何か、人生を送る上で今まで気付かなかった大切なものを感じるなど、あっさりとしているが、深みのあるものだった。誰かのヒーローになれるだろうか、大きなものでなく、小さな身近なものでもなれる可能性があると感じた。
投稿元:
レビューを見る
痴漢と間違われ退職に追い込まれた元銀行員が、
アルバイト先のコンビニで、同僚から紹介されたアルバイト先が、ヒーローズ(株)。
ヒーローズ(株)は、その名のとおり、依頼人が
ヒーローになるための、お手伝いをする会社です。
行き詰った漫画家や、女優の役作りのために奔走します。
ヒーローズの社員も、依頼人も、
クセはあるけど、すっごくいいやつらです。
皆、それぞれ心に傷を抱えており、
それが依頼人を助けようとする原動力となっている感じです。
テレビドラマにありがちなストーリーですが、
読んだ後、さわやかな気分になりますよ。
数時間で軽く読むことができる作品です。
おすすめです。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと今から仕事やめてくる の第2弾。読みやすく引き込まれて、良い言葉が溢れていて納得させられる、そんな感じ。
本好きじゃない人でも簡単に読めるでしょう。お勧めします。
投稿元:
レビューを見る
一言で面白かった。
非常に人間の温かさを感じることができる話だった。
最近は暗い話を読むことが多かったのでほっこりした。
大事な人のために頑張ろうと前向きな気持ちになれた。
投稿元:
レビューを見る
『ちょっと今から仕事やめてくる』でデビューした北川恵海さんの2作目。ライトノベルという分野にこだわった、漫画がそのまま小説になったような、とにかく楽しい作品。
仕事を辞め、コンビニでフリーターとして働く修司は、バイトの同僚から「ヒーローはキミだ!」という求人広告を見せられ、人が足りないから手伝ってほしいという誘いと、もっと割のいいバイトを見つけるため、その会社を訪問する。
その会社は、「ヒーローズ㈱」という会社で、ヒーローを生み出すため、バックアップやマネジメントを手伝うことを生業としていた。
仕事を進めるうちに、人と関わっていくこと、同僚や上司の姿から、仕事にやりがいを感じるようになる。ストレスに耐え、きつさや人間関係のしがらみを我慢して、給与を得るという、これまでの仕事感を大きく変えていく。
人は自分の人生の主人公であると共に、他人の人生の脇役である。その脇役の演じ方は、自分で決められる。人生の中で、どんな形で登場し、どんな言葉を発し、どんな影響を与えるのか。意識せずとも、その人がヒーローとして一花咲かせるような脇役を演じることもある。
また本中に、人と直接関わらずとも、ものを作り、そのものが多くの人の手にわたることで、多くの人と関わるというようなことも書いてあった。例えば、缶コーヒーひとつ飲むにしても、その製作や販売に関わった多くの人たちのおかげで、今こうして冷えた手元を暖め、ホッとすることができる。自分達が普段何気なく使ったり、食べたりしているものは、全てに誰かが関与していて、その人たちのおかげで、いろんな恩恵が受けられている。関わった人みんなに「ありがとう」という気持ちをもとうと改めて感じた。
そして、個人的には本文もおもしろかったけど、あとがきがよかった。
一番身近な人である家族のヒーローでいられるよう、できるだけ関わっていられる時間をつくり、常に見守り、よき夫、かっこいい父親でありたい。そして、自分が子どものときにヒーローとして身近にいてくれた両親とも、いい時間を過ごしていきたい。
投稿元:
レビューを見る
「ちょっと今から仕事やめてくる」が予想以上に良かった。映画化されて、2・3作目の「ヒーローズ」ものと共に書店で派手に宣伝されている。2作目以降も読むかどうか迷って、手に取ってみたりしていたが、あまのじゃくゆえに売れている本を素直に買えない。
それでも、この本を買ったのは、冒頭の、
「なーんの面白味もない人生やったなー」
というじいちゃんの言葉に惹かれたからである。北川さんはこういう簡潔だけどキャッチ―な言葉を扱うのが上手い。そして、ライトノベルだけども、ちゃんと?人生観みたいなのを入れてくる。
「天才とは努力をする秀才のことである」
「成功への唯一の近道は、遠回りをすることです」
作者ご本人があとがきで、ライトノベルの定義を書いている。
「わたしにとってライトノベルとは『とにかく楽しいもの』です」、「ライトノベルは特に『楽しさ』に特化したものなのではないのかな、と思っています。そう、まさに漫画を文字にしたような。なんでもありで、少々非現実的で、でも何だか楽しい」。
長い引用ですみません。。。北川恵海さんの小説は、「ちょっと今から仕事やめてくる」につづいて2作目。このヒーローズ(株)!!!は確かにライトノベルとして満点と言ってもいい佳作です。楽しさの要素は、人によっても、作品によっても違うと思いますが、「登場人物がみんないい人」で、「ハッピーエンド」で、「人間に対する愛にあふれてる」作品という、私が求める条件を満たしています。情景描写が少なくてちょっと物足りなさを感じたり、道野辺さんの言葉(彼がいい言葉を吐く役割を一手に担っています)が出来すぎていたり。でも、この人生に対する楽天的な肯定感は、嫌味じゃなくて、むしろ清々しくていいです。これぞ「ラノベ」です。続編?を早く読みたい。
投稿元:
レビューを見る
自分にとってのヒーローは誰だろう、そして、自分は誰かのヒーローなのだろうか。
本作は、ヒーローを下支えする会社の社員の物語、という設定。ヒーローと言っても戦隊ものではなく、人気漫画家や女優といった、現代社会の中で人々の憧れとなる人だ。
誰かのために尽くそうとするこの社員たちは、誰もが厳しい過去を抱え、それ故かとても優しい。それは正直フィクションに過ぎると思うが、物語の中でくらいそういう暖かさに触れるのも良いのかも。
誰もが誰かのヒーローであるのかも、というのは、人生を豊かなものにしてくれるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
ラノベとはなんだろう?
漫画を文字にしたような、荒唐無稽で、内容は無に等しい、登場人物のキャラクターだけで成り立っている、未成熟な子供の為の読み物、だろうか。
作者はラノベを書いているつもりのようだけれど、私には、これはちゃんとした小説に思えてしかたがない。確かに現実よりは多分に漫画的な世界観ではあるのだけれど。
最近、「小説を書いているつもりの似非作家」に何度か当たったものだから、軽い読み口の、しっかりしたお話しを読めるとなんだか無性に嬉しく思える。
私のヒーローは誰だったかな。
投稿元:
レビューを見る
「本当にこんな会社があったら良いなぁ」
と思ってしまった。
出てくるキャラクターもみんな愛されキャラで、ストーリーも面白い。
尚且つ読みやすいしでとても満足な作品だった。
これも映画とかになりそうな予感
投稿元:
レビューを見る
諦めるにはまだ早い、人生捨てたもんじゃない、と思わせてくれる物語。
様々な分野のプロ集団が集まって「ヒーロー」を作り上げる会社ヒーローズ(株)に入社した修司。
かつて人生に躓き絶望した彼は人生を休んでいた。
そんな彼は「ヒーロー」になるべく奮闘している人達を陰ながら支えることで、自分も生きる力を取り戻していく。
とかく人との関わりを煩わしく思ったり、右に倣えと人の言動に流されがちな世の中。
「なーんも面白味のない人生やったなあ」と呟く祖父に、今の修司なら堂々と応えることができる。
日頃、人間関係等でストレスを抱える私達にもエールをくれる爽やかな物語だった。
投稿元:
レビューを見る
北川恵海さん「ヒーローズ(株)!!!」読了。とても読みやすい心暖まるライトノベル。ある日「ヒーローはキミだ!」と胡散臭いバイトを紹介されたことが、きっかけに個性的な社員と仕事をこなすのだが。。いやー、元気もらいました。最初は誰かのヒーローになる物語なのかと思っていたら違ってました。漫画家、女優、スタイリスト、じいちゃん、登場人物は違うけれど、みんな良い話でした。若干、まとまり過ぎてる感はありましたが、読んでて楽しかったです。元気がほしい人に特にオススメ。是非♪
投稿元:
レビューを見る
ヒーローズ(株)は誰かをヒーローにするお手伝いをする会社です。大きなヒーローになれなくても、少し意識を変える事で誰でもヒーローになれます。この本は一気に読める本ですが、心に響く言葉がたくさんあります。「人は考えることを放棄した瞬間、人間じゃなくなるんスよ」周りに合わせて自分の考えを止める事も多い毎日を送っていた私にはこの言葉は刺さりました。人生のうちで私も誰かのヒーローになりたいなと思いました。続編もあるので、楽しみです!!
投稿元:
レビューを見る
コンビニ店員の修司は、同僚拓から短期アルバイトに誘われた。
会社の名前はヒーローズ(株)、公式ホームページにある職種にはヒーロー制作の文字。
何とも胡散臭いものではあるが、修司はその会社の扉を叩いた。
主人公を含め幾人かの登場人物に、暗い過去があります。
修司の冤罪事件はホントにきつい。
そこから人生が変わってしまうということ、実際にも多数起こっていることなのでしょう。
彼らがそれを乗り越える姿に元気をもらいました。
成功への近道は遠回りをすること。
誰にもいる心のヒーロー、そして、誰もが誰かのヒーローになれる。
いいお話でした。