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失敗学の知見を得るために本書をとったが、行政やコミュニティデザインの視点などから新しい視点を得ることができた。
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縮小していく日本にあって、日本らしさを失わない社会が、どうすれば残せるかを示す本。「頑張って働く」人に向けて書かれた、気概に満ちた本だ。
シャッター商店街や、中山間地域、千葉市を動かしている人の考え方も分かり、「普通に」生きている私にも面白かった。
ごく個人的には、シリコンバレーのスタバ。日本に同じもの作ろうとして、また失敗しちゃうんだろうな~と、予想したりして。軽井沢などでの「リアル空間でのソーシャルネットワーキング」の知見をもっと得られたら、と思う。
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飯田泰之氏のファシリテートが適切で、対談者から多面的な視点での「地域再生」へのヒントが開陳されています。“失敗”の例示も「ゆるキャラ」や「B級グルメ」等を題材にせず、政策・施策ベースの検証・論考を行っているところが大いに参考になりました。
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結構前に読んだので内容はうる覚えだが、なんにせよ中央集権的な国家体制のまま地域を再生するのは無理筋、ということがよく分かる本だと思う。
補助金の裏負担ができず、破綻という話しが大変具体的。
地方自治体で仕事をしていてもこれはとても実感する。
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定期的に地域活性化ネタは仕入れる必要があるかと半ば義務感もありながら手にとった本でしたが、これが非常にためになるものでした。
特に興味深かったのは、東京大学の林助教が低減する「自主再建型移転」の話で、中山間の限界集落の集団移転についてです。限界集落をどう維持するかについてはどこでも課題になっているわけですが、「活性化」するか「最後の一人までサービスを維持する」のどちらかという雰囲気ですが、なんで移転の話ができないのか不思議でならなかったんです。そこはなんとなく「人権」的な話で言い出せないのかと思っていましたが、実際に80年台までは事例が多く、満足度も高いという話を読み、目からウロコでした。普通に考えたらそうだよね!!中山間からひとりみのおばあちゃんが、いきなり都市部の息子のところにいったらまさに「土から離れる」ことになり一気に弱ることになるんだろうけれども、息子の都市部ではなく、同じ地方の少し都会部に移れば、土から離れることもなく、コミュニティも維持し、市町村にとってもサービスの維持がしやすい形なので全然アリだと思うんです。これからはこういう動きが出てきてほしいですね。
ほかの章も非常に納得感のある話で面白かったです!
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【由来】
・大貝先生の研究室で
【期待したもの】
・
※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
・
【ノート】
・
【目次】
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奇跡のようなまちづくりだけではなく、失敗したまちづくりもたくさんある。
その失敗の理由や、目指すべきビジョン・方法論を様々な分野の専門家が語り合い深める。現実的で、夢のない話も多いが、勉強になる一冊
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結局、東京の代理店に流れていく地方活性化の補助金
経済効果という怪しい数字はあっても、収支という発想がない
行きたい街かどうか
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地方再生に関しての本。クマモンやB級グルメの意味のなさを語ってる点は面白かった。
クマモンについては、わざわざ東京からくまもんに会いにいく人は少ないわけで、基本は県内の人たちの盛り上がりとなる。同じ区域内で消費が行われる事は悪い事ではないが、大事なのは区域外からのお金を入れる事。
商売でも何でもそうだけど、人のポケットから自分のポケットにお金を入れる事が構造で、それを自分のポケット内でやっても意味がない。
つまり、全て国内消費だとすれば、日本国内でのお金をどれだけ自分のところに集められるか?というのが、地方再生には大事という事だ。
B級グルメについては、県外からの人を集めて開催しても、収支でプラスになるのか不明だし、食材を県外で購入して持ち込んでいたら、購入してキャッシュが落ちるのは県外なので意味がないという事なのだ。
人口も結局、国内の人の取り合いなので、どこかが増えれば、どこか減る。ましてや人口減少国なので、確実に減るのである。
人もお金も外から取ってくるしかないのであり、その頭でやらないと衰退するよっていう話をしてくれている。人口なんて基本は増えないし、お金だって勝手には増えない。
それでも交付金とかっていう麻薬があるので金銭感覚が狂ってくるのだ。
行政もビジネスだと橋下さんが言ってたけど、収支で黒になる方法を必死に考えていかないと先は暗いよって話なんだろうな。
国の制度もあるだろうけど、いかに頼らずにやれるか?を考えておいた方が、国に左右されずに行政運営ができる気がする。
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タイトル通り失敗から学ぶ内容。対談を中心に本来ならこうすべきなのにという話が展開される。批判に終始したり、具体性に欠ける理想論になったりしそうなテーマであるが、経済学者の一歩引いた視点があることで首肯しやすい。最後を締めくくる千葉市長 熊谷氏との対談は自分の住む地域に置き換えて考える示唆を与えてくれる。
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キーワードメモ。
直接補助ではなく働く環境支援。
適性循環社会のデザイン。
コト消費の床ニーズ。
誰が何を知っているかを知る。
デフォルトモードネットワークとウォーカブル
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具体的な失敗事例から失敗しない方法を探る本かと思いきや、成功事例を参考にしながら地域再生のために普遍的な提言が中心となっているため、肩透かし感が半端ない。
タイトル通りならば、やはり失敗した自治体の名前をあげて状況分析を行い、ではどうすれば成功しえたのかという具体的な政策提言をしなければ、経済学者の後出しじゃんけん、机上の総論でしかない。少なくとも、私は本書のタイトルからそのような内容を期待していたので、残念至極でした。
○○失敗学という本の売れ行きが好調なので、ご利益にあやかったのだろうが、出版社には最低限の誠実さを求めたい。
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今後
町おこしは本当に利益を得られているか
小さくてもいいからプラスになっているか
→どこの誰を相手にどうやって稼ぐのか
動かないのが得、を食い止めるための休眠事業資産への課税
路地裏からはじめる
行政の外注主義を見直す
日本は巨大な内需国家
住民ができることは自分たちで行う
5年間で行政コストを10%削減する
3
スパイキーグローバリゼーション
少子化を食い止めることよりかは、まずは人口流出をへらすこと
シリコンバレーに行くのではなく来てもらう
モノを東京に売りに行くのではなく、東京でモノを売ってくれるひとを呼ぶ
外部の人は価値判断に介入してはいけない(視野が狭くなる)
青写真の提供まで
そこから先は議員の仕事
30万人を超えると人口流入できる
水道普及よりも孤立世帯なら給水車や浄水器の整備でもよい
ドローンが普及するかもしれない
民間と行政のコラボ
街づくりの仕組みづくり、法令
イオンなど小売の商品開発
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p 52 クラフトビール+料理、自分でケーキをつくる、自分で子供向けの英会話 などものやサービスを生み出す仕事をしているひとに集まってもらう
量の追求はイオンやヨーカドーの仕事
高売上低粗利でなく低売上高粗利で経営が成り立つ新たな産業集積が必要
p73 リチャードフロリダ 多様な人に寛容な地域は、理由はよくわからないけど発展する
p97 だいたい人口20万から30万人の規模で、自治体のコストがもっとも安く収まる
p116 中心街の商店街に人々が行かなくなった理由としてよく挙げられるのが駐車場がない。結局は楽しくないに尽きる
p117 やはり自分のお金で、自分の責任で投資することが重要なのだと思います。旧来型の第3セクの失敗は、人のお金で、かつ責任の所在が曖昧だったことに原因があります。
p133 丸亀町商店街、長浜市の活性化の事例
p146 リチャード・フロリダ 脱工業化したアメリカの都市においては労働者の3割にあたるクリエイティブクラスがイノベーションを生み出し、クリエイティブクラスが集積する都市とそうでない都市で明暗が分かれる
p147 フェイス・トゥ・フェイスでのインフォーマルなコミュニケーションがや、偶然の出会いといったものが、知識社会において今まで以上に重要になってきている
p148 野中郁次郎 知識には言語化可能な形式知と、言語化できない暗黙知があり、この2つの知を相互活用させることが、これからの経営資源になる
p151 グローバル化は国と国の間で起こっているのではなく、ある国の特定の都市地域と、別の国の都市地域との間で起こっている
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いつもラジオで聴いている飯田泰之さんの本。サラッとした話しぶりが好感持てたが、この本もそう。
地域活性化というワードが経済面と福祉面がごっちゃになっている。分けて考える。
東京の劣化コピーでは無く、そこでしかないものを求めていく。
限界集落に、消滅しかない のではなく、集団移転も含めた選択肢を提示し対話していく