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児童向けの、ショートショートを集めたアンソロジー集。
皮肉めいたどんでん返しが多いのですが、笑える話やちょっぴり悲しい話、ほろりとするお話もあって、読みごたえがありました。
ラストの「魔法とランプと人生」には、人生の悲哀が描かれていて心揺らされます。
子ども向けの割には大人にならないとぐっとこないお話も入っていますが、まあ、子どもは子どもなりに、お話を受け止めて消化するんだろうな、と思います。
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五分足らずで一編の物語が読めてしまうのに、バラエティーに富んだ物語が収められている、シリーズ第3弾!
夏目漱石『夢十夜』から、第三夜。
これは、漱石の作品の中で最も好きな作品だ。
初めて知ったのは怪談のCDだった。
夏になるといつも図書館から借りてきて繰り返し聴いたものだ。
それが怖くて仕方なかったのを覚えている。
実際の作品も短いので、そちらもぜひ。
『結婚生活』『親から届いた手紙』
物事には二面性があると言う話。
結婚が怖くなってしまう.....??
くわばらくわばら。
『黒猫』
E・A・ポーの有名な作品。
悪事は必ず露見する。
しかも最悪かつ思いがけない方法で。
黒猫は神の使いか悪魔の使者か?
いや、黒猫はただの黒猫。
全ては自分の中にある。
『魔法のランプと人生』
まさに人生の物語。
たった100万ぽっちで何ができるのか?
これを使い切るのは簡単だ。
私なら奨学金を返済したら跡形もない。
ふつうの人生。
でもそれがどれほど幸せでどれだけ難しいことか。
意外な結末というのは、日常的なことなのかもしれない。
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今回は海外物が多かく、「意外さ」も若干落ち着き目な印象。ピックアップするなら「塀のなかのルール」と「魔法のランプと人生」がひねりが効いている。
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私がこの本で一番不思議に思った話は、塀のなかのルールという題名の本だ。ある男の人が逮捕され、刑務所に入ったときのことだ。「629!」や「271!」と誰かが叫んでは爆笑するときもあるし、しーんと静まりかえってしまって冷たい目を向けたりするのだ。逮捕された男は、試しに番号を言うと、みんなが面白がっていたので、私にはよく分からないけど、そこでのルールでそういう楽しい遊びがあるんだなと「へぇ~」と思った。この本では、人によってのいろんな見方がいろいろあって、やっぱり人の考え方はそれぞれ違ってすごいなと思った。
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"これを読む少年少女は、結婚についてどのような印象を持つのだろう。
本書にはあまり幸せな結婚は登場しない。
ろくでもない結果を招くものばかり。
意外な結末ばかりの短編を集めたシリーズで学ぶべきこととは何だろう。
単なる暇つぶし?もひとつ。
短時間に情景を読者に浮かべる語り部、文章を学ぶこと?
イマジネーション、発想を広げること?
シニカルな世の中を学ぶところ?
多くの小話が、教訓を与えてくれているが、中にはいたたまれない終わり方をする話もある。
本書が発行された時代の空気を表しているのかもしれない。
あまり深く考えずに、素直に読み込む人が一番の幸せ者だと思うのだが。"
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時間潰しに最適な本。夏目漱石、ビアス、ポーなど有名作品入っているが、他は読んでいる途中で結末がわかってしまうものが多い。
まあ、リラックスして読めることはいいことだ
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超短編の物語
クスッと笑えたり、非現実すぎてうーんとなるものもあるけれど、サクサク読める本
図書館ではYAとして分類されている
これは最近できた分類なのか、、、?
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1話1話がとても面白くて、そして最後には題名どおりに意外な結末があります。最後何があるか分からないので、最後まで読みたくなります。
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これ、児童書とはびっくり!結構えぐかったんですが…かわいい結末では決してないです。色でシリーズがあるので、読破したいと思います。
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いろんなショートショートを読みたい人におすすめです!!
またいろんな発想に出会いたい人が「こういう発想もあるんだな」と思える一冊です♪
ぜひ読んでみてください。また、読み返すと感じたことが変わってくることもあるので読んでみてください。
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「妻への広告」開幕、こういう人間の隠れた陰惨さオチ、好きだな~~…
「親から届いた手紙」とかもね
「スレドニ・ヴァシュター」はサキらしいブラックさだよな~~~~~~~~
やっぱみんな「夢十夜」の第三夜好きだよね、一番分かりやすく訳分からんのに怖いってかゾクッと来るからかな…
「さよなら、ぼくのカメ」はアルアルなんだけどアンファンテリブル・オチにすると途端にめっちゃ怖いな…
ポーの「黒猫」はそうか、こういうのに収録される作品なんか…
「饅頭こわい」をこういう風にアレンジ・翻案するか…なるほど…
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この本で黒猫や夢十夜など思いがけなく久しぶりに触れることができたので改めてポーや夏目漱石を読みたくなった。