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オリーブオイルの本物は20%くらいしか市場にない。
だからその本物を少しでも見極められる様にと本書を取った。
結論から言うと「オリーブJapan」でググってそこで受賞されたものを買うのが1番信憑性が高いとのこと。
本書では、このオリーブオイル業界のずさんさ、緩さを露呈する内容がほとんどである。
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そうか、店の棚に並ぶオリーブオイルの80%は品質偽装なのか。見分ける方法は5章の「本物の選び方」に。てか、この章だけ読めばいいですね。
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大前研一の門下生が衝撃の事実とともにオリーブオイルの嘘を明らかにする。確かに、オリーブオイルは健康によいし風味も豊か。カルパッチョやパンにつけても美味しいし、パスタもオリーブオイルで和えただけのシンプルな料理が好きだ。一方で、ちょっとエグ味のような、機械的な味がすることもあり、気になってはいた。しかし、協会を立ち上げているのでインパクトが大事としたとしても、8割が偽物という衝撃はなかなかのものだ。そもそも日本国内ではエキストラバージンオイルであることの定義と条件はほぼ無いに等しく、つけたければ普通のオイルにエクストラを冠することもできてしまう。原産地でも、同様でピュアなオリーブオイルに色々混ぜてもオーケーだったりする。酸化してしまうのが味の劣化に最も影響があるが、原料のオーリーブ自体がカビてしまったり、酸化してしまうケースも多いとのこと。幸いにして、自分の家のオリーブオイルが、同協会の金賞だったのホッとしたものの、お店で出て来たオリーブオイルが残念なものだったりすると厳しい。日本のイタリアンの大多数が、オリーブオイルの質を見極めていないという。これは結構衝撃だ。
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■オリーブオイル流通の現実
・オリーブオイルの中でも「エキストラバージン」と名乗れるのは、すべての理化学分析基準をクリアすることはもちろん、風味官能検査で味や香りに欠陥が一つもないことが条件。
・日本には「エキストラバージン」表示に関する法規定が何もないため、ラベルに「エキストラバージン」と記載しても何も咎められない。
→ピーナツオイルやひまわり油が混ざっている可能性
※いちおう、JAS法という緩い基準はある。
■こうして消費者は騙される
・日本を含む多くの国の法律は「ボトル詰めされた場所が属する国が原産国」となっており、この制度の隙を巧みに突いて、他国から輸入されたオリーブオイルをイタリア産と明記して販売することもあるので、原産国表記も信じてはいけない。
※イタリアは、エキストラバージンオイルの生産量よりも輸出量の方が多いという、意味不明な状況となっている。
※オリーブ農家→搾油業者→ブローカー→ボトル詰め業者→小売り、という生産構造のため、トレーサビリティが使えない。
・「高ければ高いほど品質は良いのではないか?」と考えてしまいがちだが、価格も品質を反映しているとは言えず、値段で決めるのも正しい選び方とは言えない。
→原価だけで考えてみても、オリーブオイル1L製造するのに1,000円弱はかかるため、それ以下の価格で販売されている場合は、純粋なオリーブオイルではない可能性が高い。
■本物のオリーブオイルの選び方
・スーパーの店頭に並ぶオリーブオイルの中で、ペットボトルに入った大容量・安価な商品は光による酸化がすぐに進んで店頭に陳列されている間に劣化してしまうので、購入しない方が良い。
・高価輸入ブランド品の棚には注意が必要である。
→妥当なものもあれば、価格に乗せまくっているだけの製品もある。
・本物のオリーブオイルを見抜くには、数多くのコンテストでの受賞情報をチェックする必要がある。
★国産の3,000円/Lあたりのを選ぶのが無難そう。
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偽物が多いのは分かったんだけど、じゃあ結局何を買えばいいの?スーパーで売ってるものがダメだとしたら、いちいち取り寄せないといけないの?そこまで意識高くないよ。と言いたくなるような内容でした。
ちらっとググった感じ、味の素(Jオイルミルズ)のものはまあまあ大丈夫らしい。(ペットボトル容器なので、劣化は早そうというデメリットはある)あとはこだわりとどこまでお金出せるかで違ってくるのだと理解。
逆に、それ以上安いものは品質もイマイチだと思うので、買わない方がいいかな。情報があふれている現代だからこそ、真贋の見極めは難しいですね。
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オリーブオイルはなまもの!
スーパーやネットでも金額はピンキリで一体何が違うのか疑問に思い読みました。
ラベル表記はあてにならない、ボトルだけだと専門家でも中身はわからない。
良いオリーブオイルを作ることはいかに大変なのかがよくわかった。
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オリーブオイル、好きじゃないなぁと思ってたからあえて手に取ってみた。
めちゃくちゃオリーブオイルへの愛が強い人。
オリーブオイルが健康にいいことは知ってるけど、スーパーでたまに買うと毎回マズイからわざわざ買う意味が分からなかった。
他の油が混じってるまがい物だった可能性があるのか。そりゃ納得。
でも結局、簡単な見分け方は分からずじまい。オリーブオイルのあの独特の風味が嫌だし、そこまでして健康を気にしてるわけでもないから今後も米油を好んで使うかな。
カテゴリ名通り、視野は広がった。オリーブオイルが加熱せずただ搾って抽出した油だとか、一粒腐ると周りにも広まってしまうから鮮度命のナマモノであることとか、初知りなことが多かった。
スーパーに並んでるボトルのほぼ全てにエキストラバージンオリーブオイル、と書かれていることにやんわりと疑問は抱いていたけど深く考えてなかった。
エキストラ、って本来はすごく貴重なものだし、貴重ってことは量が少ないから高価になるはずなのに
年中蛍光灯にさらされる売り場に山盛り置いてあるのはおかしいだろう、と。
でもそのくらいの認識で深く考えなかった。そこに手を突っ込まれた感覚。