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手元に置いておきたくなる一冊。何より絵が魅力的だし、言葉遣いも、砕けすぎない現代的な訳ですんなりと読める。
こういう寓話の教訓て、現代にも通じると感じる部分もあるし、子どもの頃素直にそうか、と思っていたような事が今は別の見方もあるな、と感じたり。
いくつになっても面白い。
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ラ・フォンテーヌ、絵画で主題にされていることがあり、一度読んでみたいと思っていた。
フランスのマザーグース的なものかと思っていたので、もっと言葉遊びの要素を期待していたのだけれど・・・。
どうもこの訳は、物語調を主眼としていたらしく、外してしまった。
挿絵は可愛らしく、ユーモアたっぷりで素敵だった。
「土鍋と鉄鍋」が好き。
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夏の間休みなく歌って過ごしたセミは、北風が吹く始めるころ自分が何も持っていないことに気づいた。空腹に耐えかねてアリの家を訪ねたところ、アリは「あなたさぁ、暑い間は何してたの?」と問い、セミの「みんなのために朝から晩まで歌ってました」という答えに「そりゃあ素晴らしいわ!それじゃあ今度は踊ったらいいじゃない!」と返すのだった。
冒頭の『セミとアリ』の他、フランスの有名な詩人ラ・フォンテーヌが、イソップや古代インドの説話集から題材を得た寓話詩全26話を収録。
*******ここからはネタバレ*******
お話は聞いたことのあるものが多かったけれど、リズムのよい文章と繊細でユーモラスな挿絵とについ読み進んでしまう。
中学生以上向きとされていますが、難易度的には中学年以上で十分です。
でも、この味のある物語と絵は、大人にも楽しんでもらいたくなります。
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母の本棚から拝借した一冊。
動物が繰り広げる寓話集です。そのベースはイソップ童話ともいわれ、多くの人になじみがある内容かと思います。
特筆すべきはやはりその絵の可愛さです。ブーテ・ド・モンヴェルという方の絵なのですがとにかく素敵。
他にも多くのバージョンがあるかと思いますが、絵とともに理解できる点は文字だけの文庫のものと比較すると大きなアドバンテージかと思います。勿論、お値段も相応に反映しますが笑
・・・
一時間程度で読み切ることが出来る手軽な作品。
ほっこりしたとき、あるいは小さいお子さんと一緒に音読するなどの機会がある方にはお勧めできる本かと思います。単純にインテリア的に飾っておくだけでも素敵な本です笑