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俯瞰的かつ構造的、過去・現在・未来の展望、課題や問題提起が現場感をもって書かれている。過不足ない文章でとても読みやすく頭に入る。
フィンテックの概要を知るための1冊目として薦められる本。
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フィンテックもいろいろ幅広くあるということ。既存の金融システムが消えて無くなるのではなく、良いとこ取りしたり取り込まれたりで広がり、私たちの社会を豊かにしてくれるのだろう。
概要はよくわかったが、具体例が少なくイメージできないところも多かった。地方銀行とフィンテック企業が組んで、地方の中小企業にアプローチしていくところで、銀行はどのサービスを取り込めばいいのか。
金融機関がサービス業化するのはなるほどと思った。
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NTTデータのお二方の共著。
ちょい中級向けで技術職の濃い一色。
それでも、しっかり構成されたとても分かりやすい。
FinTechのカテゴライズもしっかりしていたし、
それらを構成する要素技術も明確になっていた。
日本では、海外と状況が異なり、金融サービスが
元からかなりハイレベルで提供されているので、
新しいフィンテックが急速に普及していくという
ことはないのではないかと感じた。
それに、本書にもあったが日本語の障壁や規制も
かなりめんどくさいものなのだろう。
個人的にはどんどん新しいサービスは試して
いきたいと思う。
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FinTechの概要を手っ取り早く理解するには役立つ。各金融サービスにどのような変化が生じつつあるのか、どのような技術が生まれているのか、等について述べられている。
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最近、新聞の広告欄で「フィンテック」という言葉を見かけたのですが、恥ずかしながら知りませんでした。答えは、この本の最初に書かれている様に、金融(ファイナンス)と、テクノロジーを組み合わせた造語で、IT技術を駆使した新しい金融サービスやシステムです。
この技術により、特に中小企業等が、今まで受けることができなかった融資を受けることができ、これにより、金融の世界だけでなく、世界そのものを変えつつあるようです。
ビットコインに代表される、仮想通貨もその一つになるのでしょうか。現在私達の使用している通貨以外に、通貨ができることになるのでしょうか。今後の成り行きが注目されますね。
以下は気になったポイントです。
・既存の金融機関が提供する金融サービスに対しての不満も加わり、スタートアップ企業(新しい金融サービスを提供する企業)に同様のサービスがあるのであれば、銀行に行かなくてもいいのでは、という心理が生まれた(p20)
・ビットコインに代表される「仮想通貨」は、決済にも送金にも使える、いわば通貨の役割を果たすことに加えて、同時に投資対象にもなっている。誰の手も介さずに価値の移動を実現するので、仕組みそのものが新たな金融インフラを作り出している(p47)
・クラウドファンディングには、投資の対価の受取り方によって、寄付型・購入型・投資型、と呼ばれる3種類のパターンがある。投入型を、ソーシャルレンディング、という(p50)
・既存の仕組みによる評価で信用力が低くなる層には、金融機関が使わなかったデータを加味して与信判断をする。こればフィンテックの大きな成果である(p58)
・1975年のパソコン、1993年のインターネット、それに続くイノベーションが、2014年のビットコインである(p103)
・ビットコインと他の通貨の最大の違いは、発行主体と管理者が存在しないこと。電子マネーは発行体がある。発行主体がいないという意味では、金(ゴールド)に似ている。(p114)
・ビットコインが始まった時から現在までの連続した取引データを「ブロックチェーン」と呼ぶ、この繋がりは唯一無二のもので、ビットコインネットワークに参加する人は、このつながりをインストールして共有する、正直者が得をするという仕組みである(p117、124)
・ビットコインは元々2100万ビットコインが総量の上限とプログラミングされていて、現在のペースで行けば、2100年くらいで新規発行がなくなる(p121)
・ブロックチェーン、P2Pネットワーク、マイニング(承認作業)の3要素で、システムダウンやハッキングを免れて稼働している(p125)
・ビットコインは新たなブロックを生成するサイクルが「10分」であり、これば決済手段として行詰っている理由である(p131)
・価格変動の大きさが魅力の一つとなり「投資対象」として支持される一方で、決済手段としてみた場合には、その価格変動がネックとなる。両立は難しい(p132)
・自動運転で、自動車が完全にデジタル化されて自動で動くようになったとき、自動車を所有するという前提が崩れるかもしれない。(p143)
・人工知能が貢献してこなかったのは、データ不足にあった。人工知能が威力を発揮するのは、膨大なデータを使って自ら学習し、人間の頭脳を凌駕するシーンにおいてである(p149)
・都市部では、個人や中小企業に金融機関が直接提供していたサービスの間にフィンテック企業が入り、金融機関が前に出られなくなるが、地方では、地域金融機関と中小企業の経営者が強いきずなで繋がっているので、フィンテック企業が入り込むのは難しい(p200)
・2015年11月1日、グーグル・アップル・アマゾン・Intuit(Mintという家計簿アプリを買収した会社)、Paypalの5社が連合体を作ることを発表した。(p204)
・アマゾンレンディングの場合は、与信診断も早く、使い勝手のいいお金をミドルレベルの利率で借りるニーズに対応している(p205)
2016年8月28日作成
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最近盛んに話題にも昇るフィンテック。
全体的な知識を得るためにはわかりやすい1冊だと思います。
そして書かれている内容を読めば、
既にそれの多くを自らも使っていることも理解できると思います。
これから進化が進むジャンルですので、
今読んでおくのは良い勉強になると思いますよ。
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入門としていい本だと思う。
フィンテックの具体例や全体像を知っておきたくて手に取ったが概ね目的達成できた。
規制分野(投資、与信、送金、、)と非規制分野(業務、、)と貨幣通貨で分けられてるあたりの1枚が良かった。
ブロックチェーンはやっぱりまだ理解が難しい。
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フィンテックとは何かが分かりやすく説明されてる。フィンテックって最近よく聞くけど、何なのか知りたいって人にはおすすめ。具体的なサービスとかは多少紹介されてはいるけど、あくまでざっくり。ブロックチェーンの技術的な仕組みとかもっと詳細が知りたい人にはもうちょっと深い本を探した方がいいかな。
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「フィンテック入門」と読み比べ。
こちらは、NTTデータ経営研究所のコンサルタントの手による著書です。
フィンテックが注目されるに至った背景、フィンテックとは何か、フィンテックは今後どうなっていくのかをわかりやすく述べている点は「フィンテック入門」と同様ですが、こちらはどちらかといえばフィンテックに対峙する金融機関の視点に寄って書かれています。
技術面の解説も、「フィンテック入門」より少し踏み込んでくれています。ビットコインやブロックチェーンの技術や課題についても、1章を割いて解説してくれています。
金融機関やSIerに勤める人の入門書としては、こちらの方に軍配が上がりそうです。
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昨今、話題となっているFintechをテーマとし、Fintechとは何か、業界にどのような影響を与えるのか記載した本。
比較的平易な説明で記載されており、工学に疎い人にとっても取っ付きやすい内容となっていました。
また、各種業界に与える影響のみならず、今流行りのビットコインやブロックチェーンについても詳細に記載しており、Fintech初心者の方が最初に読む入門書としては最適な本であるように思えます。
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ブロックチェーンに一章を割いており、概観を理解するのに役立った。また海外のフィンテックサービスについて知ることができた。
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むずかしいIT用語や概念を用いずに、ブロックチェーンの考え方を説明。FinTechといっても、決済サービスの高度化や人工知能を用いたサービスの導入という、従来金融の延長線上の話と、ブロックチェーン技術を「世界」に応用するアイデア勝負の話の2系統があるということがわかった。
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巷で噂のフィンテックに関する本とのことで読んでみました。
最後まで読むと広く浅くと言う印象を受けたり、既に実現されている、、、というものも多かったのですが、読み終わってから発行日を見るとフィンテックの概念が生まれ始めた時に出た本です。
中身がまだフィンテック全容をつかめていないのも仕方ありませんが、数年後の今、ほとんどの内容が正しいものと立証できました。