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岬洋介くんシリーズ♪中山さんは本当楽しく読書させてくれる♪才能を天から授けられ生まれてきても、才能を求めてあがいていてもどちらも悩んで迷って生きている。みんなそれぞれに愛おしく思いました♪・・・エピローグの最後でまたまた「あっ」と驚かされる仕掛け?次回作も楽しみです♪
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数々の事件を解決してきた岬が初めて手掛けた、高校時代の事件の話。
転校生として新設校の音楽科にやって来た岬。当時からいろんな意味でズバ抜けていたんだなぁ・・・岬の存在がぬるま湯に浸かっていた同級生たちに現実を思い知らせ、それがいじめのようになっていくけど、そんなことは岬にとっては細事なのだ。それよりも、この頃から突発性難聴を発症していたなんて・・・あんなにも才能あふれた演奏ができるのに一度は音楽家の道を諦めようとしつつも、再び音楽家として生きようとしている岬の今後を見守りたいと思った。
そしていつも大どんでんのラスト、今回のラストも好きです。
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ふぁ~・・・またもや一気読み。この心地よい時間の喪失感♪
岬洋介クンの高校時代♡ 岬クンの奏でるピアノ(の音楽表現)にいきなり鳥肌っっ!!!
頭がよくて、才能もあり、容姿も良いし、身体能力も抜群!?・・・なんて素敵な♡
と思いきや、めっちゃ偏りありの超~オタク度全開?ww
それにしても、高校生にもなって、こんなわかりやすいイジメとかあるんでしょうかね?若者特有の残酷さなのかなー。
大人は心の底でドロドロと燻らせるのかもしれないけど、言わずにはおれないのが若者なのかも。
抑えようとしても抑えきれずに自分の口から漏れ出る言葉に自分自身も傷つくことだろうに・・・と、こちらがいたたまれなくなるような辛辣さが容赦なく、苦しい。
突発性難聴の発症、検事である父親との確執・・・。
そして、ななななんと!!ラストに目が点!ww
そして、続きが~~っ!!読みたいっ!今すぐに~!
早く!早く、出してぇ~っ!!!w
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読んでいて辛かった(T_T)凡人には凡人の、天才には天才の悩みがあり、お互いが理解不能。通じ合わない意思、ぶつけ合う感情、胸の奥がヒリヒリする。彼の最後の演奏がすべてを中和してくれるように感じた・・・
ムムッ!?さすがどんでん返しの帝王、最後は意外なところで決めてくれました!次回の予告も嬉しい限りヽ(^。^)ノ
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(2016/9/8読了)
岬陽介シリーズ最新刊。ドビュッシー、ラフマニノフ、ショパンに次いで、ベートーベン。
スピンオフも含め、楽しく読めたので期待しすぎたのかもしれない。
記憶に残った音楽は、合唱曲の「聞こえる」と、ベートーベンの悲愴だけ。前作までは曲とともに楽しめたけど、今作はどちらかというと、学生生活がメインに感じたので、音楽との距離を感じてしまった。
中山さん お得意の大どんでん返しがないなぁと思っていたら、最後の最後に。思わず苦笑い。今後の岬陽介シリーズはもうないかなぁ。
(内容)
ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、九月に行われる発表会に向け、夏休みも校内での練習に励んでいた。しかし、豪雨によって土砂崩れが発生し、一同は校内に閉じ込められてしまう。そんななか、校舎を抜け出したクラスの問題児・岩倉が何者かに殺害された。警察に疑いをかけられた岬は、素人探偵さながら、自らの嫌疑を晴らすため独自に調査を開始する。
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音を文章で表現するのは難しいのにさすがの作者。それにしても高校生だからなのか嫉妬や劣等感が集まると集団心理は攻撃的になる。最後は意味深。
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今度の岬洋介シリーズは彼の高校時代が舞台。
才能の残酷さが容赦なく書かれていて、高校でこれは酷だなと……。苦い感情の描き方と音楽解説&表現の描写が今回も素晴らしく良かったです。
突発性難聴の発症や父との確執など、岬洋介的にも重要なトピックの始まりも書かれていて、シリーズの中でも重要な1冊でした。
今回のどんでん返しからのオチは、一度しか使えない技。続編が早くも楽しみ。
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岬洋介シリーズ。とはいえ鷹村亮クンのカッコいいこと!
どんでん返しのストーリーではありますが、音楽、ベートーベンも間接的に楽しめて(BGMにピアノソナタを流しながら)一冊で二度おいしい~という感想。
これ以上はネタバレしてしまいそうなのであえて書かないようにしましょう・・・
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岬洋介シリーズのエピソード0みたいなやつ。さすがのどんでん返し。ピアノの描写も分からないはずなのにリアルに感じる。
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岬洋介の高校時代の物語。
いつも思いますが、音楽の表現力はもの凄いものがありますね。全くの音楽ど素人の私、専門用語が理解できないままにメロディーが聞こえてきました。
ストーリー的にも素直に楽しめました。
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ドビュッシーシリーズの岬洋介が聴覚を失った経緯が明かされる。
という以外は特筆すべきことはない。
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辛い…圧倒的な差を見せつけられた時、人は自分もその人も受け入れるか、両方を拒否するかのどちらかなんだろう。諦めを知る前の若く怖いもの知らずの時は、拒否する傾向が強い気がする。岬くんに憧れ、一転見事に手のひら返す様はそんな脆さの象徴に見えた。攻撃していると楽だもの。春菜が庇った理由は罪の意識なのか、本心なのか、どっちなんだろう?そして岬くんを庇いつつ、自分を抉っていった鷹村くんの心中はいかばかりか。岬くんのその後はご存知の通り。次回作が楽しみ。友人の嫁入り道具“ベヒシュタイン”を、久々に弾かせてもらおう♥
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ミステリーと言うよりはただの音楽小説でこれまでのものと比べると…ですが、この人はやっぱり音楽系の話の方が断然良いと思います。読んでる途中で悲愴を聞いてしまいました。これも3大ソナタの中では月光、悲愴よりは熱情が、3大ソナタよりは最後の3つのソナタの方がはるかに好きですが。最後の1行には笑わせれました。
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岬洋介の高校生時代を当時の同級生で現在小説家の中山七里が述懐する形はおもしろかった。
岬の父親との確執はかなり根深いものなのだなぁということと、難聴の発症がピアノ演奏の発表の途中であることが本当にかわいそう。
高校生ってこんなに幼いのかな?というのと、岬が傘なんか差してもどうせ濡れてしまうと言っているし、風で持っていかれるから差しているとかえって危険を感じるほどの暴風雨のなかだったのに、制服はともかく髪を濡らさずに春菜が戻ってこれたのかなぁという疑問はちょっと残った。髪ってすぐには乾かないし、女ならなおさら。そこで周囲に怪しまれそう。
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シリーズ中の一番最初の話、人間の嫉妬からの言動や行動、態度が痛いくらいに描写されていて胸につきささりますね。