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「犯罪だって一般の消費者選択理論と同じ」。連続殺人事件の特捜本部に乗り込んだ行動経済学者の捜査に、誰もがあっけに取られた。被害者女性たちの自宅から足跡や血痕が発見されたのに解決の糸口すら見つからない難事件を、経済学で独自の容疑者を割り出したというのだ。まったく新しい知的警察小説の快作!
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文庫本になる前にから気になってた本。
経済的に考えて、文庫本になるのを待ってたわけだがそう言う話。
まぁ、古本とか図書館とかもあるけどね。
自分にとって、満足度が最大となるのが今だった。
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犯罪を、行動経済学の観点から追い詰めていく刑事モノ
視点は確かに面白かったかも知れない
けどなんだろう、一見してどっからどう考えも怪しい人物が
読者目にも明らかで
それに計算で裏付けを与えられても
……ふむ。それはわかったから証拠をだな?
としか思えず
全て合理的論理的数字的に解決していくのかと思ったら
結局偶然の要素も強く
特に麻耶に至っては、何か独自の視点を持って終盤の行動をとったわけではなかったので
棚ボタでしかないような
とにかく主人公の麻耶が好きになれない!
おどおどして小学生にもロクな聞き込みすら出来ないし
(あんなどうでもいいようなことを自宅まで聞き込みに行ったなんて信じられん)
当然捜査本部でも意見が出来ないし
正義感もなければ情熱もなく
始終混乱していて
気づいたことも自信がなくて口にできず
捜査情報はペラペラ流すし(何がこれくらいいいだろう、だ!)
もはや本当、なにひとつ刑事に向いた性質を持っていないのでは?!
明るい方に向かっているような雰囲気で終わりはしたけれども
この主人公でずっと続くのかと思うと
やはりちょっと気が重い
違ったタイプの人間もいてもいい、とは一理あるけど
さすがにいらなすぎでは
雰囲気としては嫌いじゃない作風で
読み応えもあったのだけど
それが残念
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個性的な登場人物と予想外の展開で思わず一気読み
経済学の知識を使って推理するってのが斬新で面白かった。
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行動経済学を取り入れた警察ものという点では興味深かったが、どうにも主人公の女の子のもやもやうだうだ具合が好きになれなくて、読後感はプラマイゼロ。
主人公も経済学者もキャラ立ちや魅力を感じない。主人公は自身が刑事に向いてないと思うならさっさと辞めればいいのに、やりたくないと思いながら手を抜いてやっていることに不満を感じる。やりたくないのも苦手な人がいてもいいから、仕事は仕事としてきちっとしろよ。阿久津や盛崎の方が芯があってしっかりした魅力がある。
伏線は分かりやすく、最後のページまで読まなくても予想はしやすい。
主人公がカウンセラーに仕事上の秘密をペラペラ喋ってる時点でもうダメ。覚悟をもってやってるならまだいいけれど、流されっぱなしだし。主人公とそのパートナーである経済学者に人間的な魅力を感じなかった。
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難航する捜査現場にある変わった人物が投入される。
経済学の観点から事件を捜査する男性、伏見。
伏見のキャラが立っており、コンプレックスに悩む女性捜査官との掛け合いもテンポよく読めた。
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発想はとても面白いと思う。今までの警察小説、というかミステリになかった「行動経済学者」が殺人事件の捜査に参加するという設定。
行動経済学者の伏見は、自分は刑事に向いていないと思い悩む女性刑事・麻耶とコンビを組み、連続殺人事件の捜査にあたるというストーリー。
話の中で、簡単に経済学用語を含めた推理が披露されるけど、そこもとても分かりやすくて、全くとっつきにくさはない。
さらに終盤明かされる殺人事件の真相というか構図も、なかなか複雑。
けど総合して面白いかというと、私はあまりそうは思わなかった。なんとなく、物語の起伏に欠けるというか…。
続編も出てるけど、そちらにまで手は伸ばさないかな。
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「犯罪だって一般の消費者選択理論と同じ」連続殺人事件の特捜本部に乗り込んだ行動経済学者の捜査に、誰もがあっけに取られた。被害女性たちの自宅から足跡や血痕が発見されたのに、解決の糸口すら見つからない難事件の容疑者を、経済学で独自に割り出したというのだ。
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行動経済学から犯罪を考えるっていうアイデアが面白かった。ただ麻耶がかなり後ろ向きの性格だから、最初の方はもやもやするかも。これ、某シリーズのように主人公が好印象だったら、他のキャラも立ってるしもっと面白いのかなと思ったけど。
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木下麻耶は優秀な刑事であった父への憧れと、父の願いを叶えるために刑事になったものの自分の性格的に合わないのではないかと悩んでいた。
そんな中、3人の女性が殺されるという連続殺人事件が起きる。証拠も多く残っている割には容疑者が絞れず捜査は難航。そこへ新たな人員が2人ほど投入される。1人はプロファイリングの専門家、盛崎。もう1人は行動経済学者の伏見。何故経済学者が?と訝しむ間もなく麻耶は伏見とペアを組むことに。伏見曰く、70%の事件はプロファイリングが解決して、残りの30%の事件、プロファイリングが通用しない場合に経済学が役に立つのだとか…。
伏見のレクチャーに必死についていきながら犯人へせまる麻耶。
経済学という観点から捜査をするというアプローチはとても面白かった。事件については複雑な構図を描きたかったんだと思うのだがキャラの配置で構図がほぼ透けて見えてしまったのでもっとわかりにくい書き方にしてもいいのかなーと思った。一応この一冊で事件は解決したのだけど更なる対決に繋がりそうでどう展開されるか楽しみ。
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困難な連続殺人事件に挑む行動経済学の専門家・伏見 真守(ふしみ まもる)。
果たして、プロファイリングと行動経済学の融合は可能なのか?
・経済学者とプロファイラー
・最大と最小
・双子の息子
・見つからないもの
・見つかるもの
二転三転する真実。プロファイリングで見つけた犯人は、犯人では無いのか?
本当の真犯人とは?
いろいろ行動経済学の用語が出て来ますが、それほど難解ではありません。
『勝ち逃げは、100%許さない』
刑事になりたてで、失敗ばかりの木下 麻耶の成長物語でもありますね。
次号に期待です。
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なんか正義と悪がきっちりという感じ。なんだろう…設定自体は面白いんだけど事件がそこまで刺さらずだったな。まぁあと、個人的な話だけど集中力があまりにもなかった…読み直したらまた違う感想を持つかも。とにかく今回はそこまで私に響く作品ではなかったな。前回同じシリーズの違う作品を読んだ時はもっと楽しかった。
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一向に犯人逮捕に辿り着けない連続殺人事件に派遣された、経済学者・伏見。経済学からのアプローチという独自の視点での捜査、同じく派遣された心理分析官との対立、プロローグがどう活かされるのか。気になる要素が多くて、新鮮な読み応えがあった。ただ、今回伏見とペアを組まされた刑事がイジイジし過ぎ、せっかく掴んだヒントを全く活かせてなさ過ぎと、かなりイラッとさせられた。ちょっと変人な伏見がおもしろいので、シリーズ追いたいと思います!