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面白かったお話もあれば、難しいお話もあり、色々なアリスでした。読んだことのある作家さんは有栖川有栖さんと宮部みゆきさんで、読んだことのある登場人物のお話だったので楽しめました。お気に入りは、初読みの篠田真由美さんでした。好きな空気で、他の作品も読んでみたいです。柄刀一さん、山口雅也さん、北原尚彦さんのお話は難しくて、ぐるぐるなりながら読みました。そういえは、不思議の国のアリスも鏡の国のアリスもまともに読んだことは無くて…アリスを読んでからだと、また感じ方が違うのかなと思います。
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不思議の国のアリス(&鏡の国のアリス)に関係していれば何でもアリのアンソロジー。
書き下ろしではありません。
これは、アリス上級者向けか。
期待はずれなのか、期待のはるかてっぺんを突き抜けたのは良く分からないけど、個人的には振り幅大きすぎ感。
自分でも何を期待したのかよく分からないのですが。
各作品、読者層(というか、好み?)がかぶらな過ぎるのではないだろうか…
『ジャバウォッキー』有栖川有栖
他の短編集で読んだけれど、ほぼ忘れており、読みながら思い出す。
やはり一番安心して読める。
『白い騎士は歌う』宮部みゆき
「鏡の国のアリス」をエスコートする、良い騎士になぞらえて。
『DYING MESSAGE《Y》』篠田真由美
「鏡の国のアリス」
鏡→反転→裏返しの存在。
最初から伏線が張られていたのだな…
『言語と密室のコンポジション』柄刀一
ものすごい言葉の遊び。
アリス的と言えば言えるのだろうけど、目がすべってしまう。
『不在のお茶会』山口雅也
アリスの登場人物を示唆するようなキャラクターによる、
何というか、「哲学的?」「精神病理学的?」「禅問答?」
これを理解するには自分の知能が著しく不足している気がした。
『鏡迷宮』北原尚彦
前の2作が濃すぎて、印象に残りませんでした、スミマセン。
「解説」
聖書の次に(多く)読まれている…といっても、日本のことじゃないですよね…
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(収録作品)ジャバウォッキー(有栖川有栖)/白い騎士は歌う(宮部みゆき)/DYING MESSAGE“Y”(篠田真由美)/言語と密室のコンポジション(柄刀一)/不在のお茶会(山口雅也)/鏡迷宮(北原尚彦)
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「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をテーマにしたアンソロジー。
書き下ろしではなく、過去に発表された作品から。
有栖川有栖・ジャバウォッキー/宮部みゆき・白い騎士は歌う/篠田真由美・DYING MESSAGE《Y》/柄刀一・言語と密室のコンポジション/山口正也・不在のお茶会/北原尚彦・鏡迷宮
アリスがテーマだからか、抽象的、言葉遊び的なものが多く、よくわからない作品が多かった。
宮部みゆきは、元警察犬マサシリーズからで、読みやすくほっとした。
(図書館)
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ミステリー作家が「不思議の国のアリス」をテーマにそれぞれ作品を書いたアンソロジー。
時事的なテーマを取り上げたテーマのものや、世界観が気に入ってとても面白い作品もあれば、日本語が全く理解できない難しい作品もあった。
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アリスをテーマにしたミステリーのアンソロジーで、書き下ろしでもないのに一度も読んだことが無いものばかりだった(゜゜;)(あとがきに紹介されていた作品は読んだことがあるものもあった(^^;))さらに本家アリスの内容をほとんど忘れていたので、新鮮な感じもあり、残念な感じもあり…(--;)不思議の国のアリスから読み直すかぁ(^_^;)
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ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマに、ミステリー作家6人が書いた6つの物語を収録したアンソロジー。
2018年4月18日読了。
アリスがテーマとあって、ちょっと不思議なお話が多く、ひとつを読み終わってから次を読むまでの切り替えが難しかったです。。。
久々に蓮見探偵事務所のマサに再会できたのは嬉しかったですね。
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アリスをモチーフにしたアンソロジー。アリスと火村がかつて逮捕した犯人の電話に振り回される『ジャバウォッキー』(有栖川有栖)、強盗殺人事件の犯人として追われている弟の、お金に困っていた理由が知りたいという姉の依頼を受けることになった蓮見探偵事務所。『白い騎士』(宮部みゆき)高校生の頃、友人に頼まれて彼とともに彼のネット上の恋人と会った。しかしその恋人は秘密を抱えたまま彼らの前で自殺してしまった。『DYING MESSAGE《Y》(篠田真由美)突然謎の空間に迷い込んでしまった宇佐美博士。そこは地の文で思い浮かべたことが現実になってしまったり、濁点を奪われてしまったりと言葉に支配された不思議な世界だった。そこでの殺人事件の探偵として招かれた宇佐美博士は謎を解こうと奮闘する。『言語と密室のコンポジション』(柄刀一)不可思議な空間で相対する三人の人物。植物学者に心理学者、作家の三人は、もう1人存在するはずのアリスについて各々の持論を展開する。『不在のお茶会』(山口雅也)鏡の国のアリスの舞台を演じているうちに不思議な世界に迷い込んでしまった女優は、その世界から脱しようと試みるが……。『鏡迷宮』(北原尚彦)
前半はアリスモチーフをちょいと取り入れたミステリー。後半はアリスのような不可思議世界に迷い込んだ系ミステリー。アリスに造詣が深い訳ではないのと後半みんな初読み作家さんだったのとで、前半の方が楽しめたけど柄刀氏のは不可思議ながらもきっちりしていて慣れたら楽しかった。宮部さんはこの長さでドラマが過不足なくちゃんとしているのがさすが。
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有栖川有栖「ジャバウォッキー」
火村シリーズ。有栖川と火村に「すごいことをやってやる」と電話。電話の言葉をもとに、彼を止める。
宮部みゆき「白い騎士は歌う」
元警察犬・マサの話。犬からの視点で事件を解いていて、マサが人間に必死にヒントを与えようとしているのが面白い。
篠田真由美「DYING MESSAGE≪Y≫」
演劇をしようとしている双子と、それを見ていた二人の男子の話。「Yの悲劇」も組み込んでいて面白い。実際こんな演劇を観てみたい。ただ、死んだことなどにはあまり説得されなかったのが少し残念。でも話としては好き。
柄刀一「言語と密室のコンポジション」
語られる言葉によって存在する世界。そこで亡くなった一人の女性と男性。言葉を使ったその真相とは…。
山口雅也「不在のお茶会」
帽子をかぶった植物学者と三月生まれの作家、眠そうな精神科医、そして不在の誰かのお茶会。不在の「アリス」は誰か。
北原尚彦「鏡迷宮」
演劇を上演中、アリスを演じていた主役女優は違和感を覚える。そして舞台上の穴から異世界へ誘われる。面白い。
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宮部みゆきさんの「白い騎士は笑う」が良かった。この姉妹のシリーズもっと読んでみたい。
アリス自体が謎話なせいで、モチーフにしてもかなりの異世界、不思議ワールドで混乱してしまう。
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有名なミステリー作家さんが『アリス』をモチーフとした作品を読んで面白かったです。
最後の解説のあとがきにも注目してください。
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アリスをテーマにした話で構成された短編集です。
個人的には、有栖川有栖のジャバウォッキーが読みやすくて好きでした。
後半の話になるにつれて、アリス本編を知らないと理解が難しかったり、内容そのものが抽象的なものとなっていき、人によって合う合わないがありそうだなぁと感じました。
もっと読解力をつけてからリベンジしたい作品です笑
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『不思議の国、鏡の国のアリス』のモチーフを使ったアンソロジー
まるで本書のために書き下ろされたかのように巧みに配置され、多彩な筆運びが楽しめる作品集です
安定の火村&有栖シリーズ『ジャバウォッキー』
元警察犬の居る探偵事務所『白い騎士は歌う』
二年前の真相に気づき事件を悼む『DYING MESSAGE Y』
言葉選び異空間の殺人事件『言語と密室のコンポジション』
ここは何処?私とは…?『不在のお茶会』
SF『鏡迷宮』
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面白かった!特に後ろ3作品が好き 頭の中をぐちゃぐちゃにされる
「言語と密室のコンポジション」
地の文が現実に作用する世界なんて小説でしか出来ない表現じゃない?そこが面白かった
アリス要素が薄いかなとも思ったんだけど、言葉遊びという点で繋がってるのかな
「不在のお茶会」
これが1番頭がこんがらがる、たけどものすごく面白い
「『私』とは何か」をテーマにして話しているから哲学的な話だけどそれが分かりやすい
皿に乗せられた私を見る私、の連続性から最後のオチの形、ずっと私もお茶会に参加している気になっていたけどいつの間にか、登場人物達を皿に乗せていたし、急にお茶会に引き戻されて作者の意図通りになってるのが面白い
こんな小説初めて読んだ!
「鏡迷宮」
しっかり謎解きで面白かった
1番アリスしてる話だから収拾つく?!って思ってたけどちゃんと着いたね
一見ごちゃごちゃだけどしっかり法則性がある話って面白い
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不思議の国のアリス大好きなわたしとしてはすごく期待した作品☆
だったけど…有栖川有栖さんや宮部みゆきさん、篠田真由美さんまではまぁね、読めましたけど。
柄刀一さんでちょっとつまづき、山口雅也さんで最後のほうは流し読み、北原尚彦さんはほとんど読んでません。
元々、アリスはファンタジーだと思うんですが、神学、精神学…とかになるともうちんぷんかんぷん。苦手な分野です。
表紙も可愛かったのにわたしには合いませんでした。
残念。