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書下ろしが多かった気がした
ピクシブで見たよりももっとドロドロというか、内面が多く描かれていて、交換日記を読み終わったら読み返すつもり
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近くの書店では購入てきそうになかったので、初めてkindleで購入してみました。
いやー泣ける泣ける。
作中では、親の理想や社会の価値観に合う自分を演じることで、自分を蔑ろにしていた自分に気づくなど、ところどころに啓示があります。
もちろんそこでもグッとくるのですが、そこから作者が前向きに、ある意味では開き直って、自分の親との生活を清算する清々しさに涙が止まりませんでした。
羨ましい、自分もこんな風にしたい…と思うだけじゃなくて、行動に少しでも移そうという気を起こしてくれます。
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わたしがいつか言葉にできたらいいなあと思う感情がだいたい上手く言い表されて驚いたし、こういう気持ちを抱えたまま生きているひとってちゃんといたんだな(社会には実は結構いるのかな)と思った。
これにつきる。
絵もかわいらしいし、読みやすいし、わかりやすいし…頭よさそう…この方とお友達になっていろいろ話したい。と読みながら思っていた。
わたしがちょっと忙しいとかいいつつさぼってる間(?)に、ちゃんとこのもやもや(一緒なものではなく似たようなもの)がわかりやすく言語化(そして美化ではない)されていたのはちょっと悔しいなと思った。上から目線とかそういうわけではなく、あーそれはわたしもやってみたかったという類の感情。一種の羨望です。
タイトルが直球だけど、直球だからこそ、この本が合わない人はその人が勝手に避けてくれそうなタイトルで良いなあと思った。表紙も。表紙もデザイン好きです。
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がむしゃらにあがいて、何度も死にたくなって、それでも最後には全部自分ひとりの力で、とうとうドン底から這い上がるまでの大逆転劇。痛々しすぎて力強すぎて、何か肩の荷が降りるような、紛れもない2016年ベストのマンガ。自分をきらいな全ての人と、身近にダメダメな人がいる全ての方に読んでほしい。心の底から、おすすめします。
沢山の、こういう人々がいると思う。自分にとっての「レズ風俗」が何なのか、すぐに解る人ばかりでも確かにない。けれど、どこかに、自分のことを許せるような、その瞬間にぜんぶの荷が降りるような、次の扉が、大陸が、きっとあるんじゃないかって思わせてくれるような。本当に特別な、特別な、作品です。
ありがとうございます。
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pixivで読んでいて、気に入っていたから購入。
散々言われてますが、書き下ろしがメインです。
生き辛さを感じてる人に読んでほしい。
この人は本当自己分析がきっちとされてるから、凄く読んでて読みやすい。客観的に自分の事を見てるのでどんなダメな行動書いてても、読者はさるっと受け止められる。エッセイ描くのにほんと向いてる方だと思う。ダメなエッセイストのお前の思考が気に入らねぇ!がなかった。
今後も応援していきたいです。
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この本は主人公の世界を見るものさしが人の視線だったのが面接だとか風俗だとか色んな敬権をする中で自分の価値観に正直に生きられるようになるという成長談とも読むことができて、主人公は人の目ばかり気にしていい子を演じて生きづらかったのだけど漫画という武器を手に入れてようやく自分の時間を生きられるようになる、という視点の変化がまた素晴らしい。
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噂通りの、赤裸々さ。風俗はともかく、寂しさや親への感情を自分に置き換えて刺さる人はたくさんいるだろうと思う。私も、そのひとり。
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「求められる」自分が優先で、
「素」の自分を隠し通してきた。
でも、自分がしたいことをしていいんだ。
大人になるにつれて、
この切替をするんだけど
うまくいかない場合がある。
そうすると、乖離が激しくてつらくなるんだよな。
この本もそうだし、
正直に伝えることで、
他の人だけじゃなくて自分自身も救われるんだろう。
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ひきこもり・ニート・摂食障害・自傷癖の28歳の女性が、鬱に至るまでの生活・教育の水準が高く保守的な家庭環境や、誰かに受けれてもらえる安全な居場所を依存的に求める自分の人格に向き合った結果、レズ風俗を必要としていると気付き、実際に体験するまでの一部始終のマンガ。
心療内科の場面としては
○投薬によって読書ができるようになった
○カウンセラーには傾聴よりも2秒でも抱きしめてほしかった
などと描写されている。
また、リストカット痕などの物理的な描写は悲惨ではない程度のポップさで、心理的な図解はなかなかのセンスで、自傷してしまう心理、頑張りたくても頑張れない心理、摂食障害が生活の質をどれほど低下させるかの説明が心理療法系の『○○○がよくわかる本』よりもわかりやすい。それは実体験を基礎として、心理学を援用して自己分析を習慣にするとどのような日常を過ごすことができるのかが生き生きと朗らかに綴られているからであり、今まさに生きづらさを感じている人に(それも本を読むことができないくらいの不安障害のさなかにある人に)自己探求の勇気を与える本著を丁寧にオススメしたい。また、レズ風俗に興味がない普通の性嗜好の人、女性にとっての性の意義を知りたいと考える男性にも同様に一読の価値を説きたい。
著者が他人に心を開くことができないのは、個人的にはフォトリーディングレベルの視覚情報処理能力の高さが他者との一体感を分断しているのではないかと思えるのだけれど(理解力が高すぎると共感の妨げになり「~する価値がない」と結論づけてしまう)、それゆえ激しく切望していた一体感が漫画の才能によって一つに結びついていく文学的な手際の見事さに驚嘆する。
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一巻完結。
人付き合いが苦手、交際経験無し、精神疾患、生き辛い女性作者が自己を見つめてたどり着いた答えは『抱きしめて欲しい』事だった。
作者が自己肯定に目覚めるまでの精神的葛藤をさらけ出すエセイ漫画。
pixiv初期から『常に親のご機嫌をとる』他、ACの面が見えたので注目してたけど、あえて触れないようにしているのだろうか。
生き辛さや精神的辛さの例えの表現が上手く描かれている。
『「怠けている」事と「動けない」事は似ているようで違うのだ』
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わたしのこと書いてるのかと思った…。
働けないと働かないは違うって書いてくれてありがとう。
わたしも、動けなくなって仕事やめたことあるよ。
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レズ風俗…というタイトルの文言はとってもセンセーショナルで、そういうエロスな方面での興味をひきそうなタイトル。
でもまぁ読んで見れば分かるが、「レズ風俗」ってのはひとつのマクガフィン的なツールでしかなくて、これはコミュニケーションの物語だ。
私自身、軽度の抜毛症で、コミュニケーションに難ありと作者の永田カビさんに微妙に被る部分がいくつかあり、興味深く読んだ。
コミュニケーションってのは大なり小なり誰もが悩む事象で、そんな誰もが悩むコミュニケーションへの無限にある正解の1つが描かれた漫画が今作。
彼女のこれからに幸あれ、ついでに俺にも。
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<追記>これは現代版『堕落論』かもしれない。人は自分を見つめる余裕を失った時に、戦争やら武士道やら天皇制やらの"美・運命"にすがる。そしてその"美・運命"に隷属することで、自分本来の生き方から清く気高く目を背ける。『レズ風俗レポ』の場合は、親孝行という"美・運命"に隷属していた著者が、ある種の敗戦=レズ風俗に行くこと、によって堕落し、人間としての己を救済する物語だ。本編最後の「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」というセリフの清々しさは、堕落論最後の「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」に通じるものがある。堕落の道は孤独で険しい。だからこそ、生きよ、堕ちよ。自分の身は自分で救うのだという、力強い覚悟で。
私がこの本を読んだ直後にN○Kで堕落論を扱っていたのは最高の巡り合わせだった、お陰で素晴らしい化学反応を起こせた。ありがとうございました。
<以下初期感想>
精神障害に悩む著者が一念発起してレズ風俗に行き人生のキーを得るコミックエッセイ。わかりみが強すぎて人様の作品という気がしない。自分の過去作読み返すような気持ちで読んでた。いや、こんな経験はしてないし画力も雲泥なのだけど、思考の道筋も辿り着いた結論も似通っていて、そういった意味で自分を再確認することができた。生き方の多様性が認められるのは私以外の人だけだと思ってるフシがあるよなあ……。自分のために生きるって、むずかしい。手法のみならず、思考の切り替えが。
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「今までずっとどうしてみんな生きていられるか不思議で仕方なかった。」
今まで生きてきてずっと同じ事を考えてたし今も考えている。何度か他人にその思いをぶつけてみたけれど、誰一人共感してくれる(する)人がいなかった。そうか、普通はそんな事考えないのか。生きにくい世の中は自分の周りにしかなくて、自分が造っているのかと考えていた。でもこの本を読んで自分だけじゃなかったんだと思えた。とても救われた気分になれた。自分も他人もそんなに大きく違わないのかな。自分以外の何かに囚われすぎていたのかな。もっと自分の気持ちに向き合って応えていかなきゃいけないんだな。
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タイトルのような性的な話はほんのほんのちょっとで、著者の方が親に認められたいためだけに28年生きてきて、そこからもがきつつ脱出する話。
他の家族関係実録漫画と異なるのは、両親を殆ど書いてないところが新鮮。
正社員が絶対と押しつけてくるくらいで、あとは良いも悪いもなく。
誰のせいにもしないで、あくまで自分が変わろうとする姿勢が本当に素晴らしいなと思った。
著者が、ある時自分で自分を大事にしていなかったと気付くくだりは、昔は自分を大事にしていなかったので、自分に重ねて思い出して泣きそうになった。
他人の意向を気にしすぎて、自分自身を生きてないと思いあたる人にぜひおすすめ。