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学校に関して対談している感じが強い一冊。学歴あり・無しの二人が話す内容はとても深く、そしてとても共感できる。二人とも今の学校教育の必要性に疑問を感じており、本当の生きていく力を教えてくれる。
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20160824 半径2メートル以上のことにしか興味がないちきりんさんも半径2メートル内のことにしか興味がない梅原さんの対談本。
非対称な2人だが、お互いの共通点が見えてきて面白い。
学校的価値観に縛られると本質的なものが見えなくなる。
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全く両極端な生き方をしてきた2人が本気で向き合い対談をしている。
本気で向き合って考えてるのが本を通じて感じる。
心を軽くしてくれるような明快な答えやマニュアルを求めている人には向かないかもしれない。
この本にあるのは答えじゃなく、『私たちはこう生きてきた。』という2人の悩みながらも築きあげてきた道。
読書後少しモヤっとする。
ただ、そのモヤっとが心地いい。
2人の対談は、世にある胡散臭い人生の格言やわかった気にさせる成功論なんかではなく、
自分の地頭で考えるということを堂々と応援してくれる本だったからだ。
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最近全然本を読む暇が作れなかったので、仕事を早くあがれる日にカフェに篭って読んでみた。
人気ブロガーのちきりんとプロゲーマーの梅原大吾さんの対談新書。本を選んだきっかけはおそらく朝日新聞の本紹介から。
全体を貫いているテーマは学校教育とは。ちきりんが一貫して現在の学校システムに問題があると提起する(曰く現在の学校教育は教師からの価値観の押し付けであり、そこに思考を挟む余地は殆ど無い。行けば行くほど、現実社会とのギャップが開き不幸な人生を歩む)のに対して、梅原はそれでも現在の学校教育は通過するのに価値がある(通過しないと損が大きい)と言う。学歴の無い人間にとって、現実は想像以上に厳しいという。
自分も関わっている公教育が批判されまくり(笑)の本書だったが、対談の内容はむしろ自分の考えととても近いものだった。やっぱり本は自分の考え、感覚をチューニングするのにとても重要だ。この辺が業界の中で、少し違うと思わされる所以なんだろうなと逆に客観視もできた。以下引用
p102 ウメハラ 僕が生きる喜びを感じられるのは、考えたり努力したり、なにより成長する機会が得られているからです。なんとか一歩でも前に進まないといけない。そういう状況が楽しさの根源だから!大成功して全てが手に入って「毎日遊んで暮らしてください」って言われたら、全くいい人生じゃない。
p119 ちきりん つまりいい人生なんて、所詮は自己満足というか、自分目線での自己評価なんですよね。
p157 ちきりん 頑張った人のうちら才能も併せ持ってて、かつ尋常じゃ無いレベルの努力ができた、ごく一部の人だけが成功する。
p177 ウメハラ 前に「金は鋳造された自由である」というドフトエフスキーの言葉を人から聞いて、その通りだなって思ったんです。…でも最近わかったのは、お金で手に入る自由っていうのは、物理的な自由なんですよね。精神的な自由に関しては、お金が入れば入るほど制限が多くなって、むしろ損なわれてしまうことも多い。
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いろんなことについて議論している本。
学校は意味があるのか
早く行くのか遠くを目指すのか
(ノウハウを開示せずに先に早く行く、開示して全体のレベルを上げ注目度を上げレベルをあげることにより全体を押し上げる遠くを目指す)
興味を広く持つか狭くするか
幅広く知識を得るかとことん1つを突き詰めるか
やりたいことがあるのは幸せか
などなど
対談形式でなかなか面白い
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勝つことが最終目的ではない!!大事なのはまっすぐに戦うこと!!「金は鋳造された自由である」がそれは物理的な自由であり、精神的な自由ではない!!真の実力で誰にも負けない!!人生に正解なんてない!!
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日本ではもっとも有名なプロゲーマー、ウメハラこと梅原大吾氏と、社会派ブログを書くちきりんさんが対談。
様々な考えにおいて対極にある二人が、今満足している"いい生き方"をするに至った紆余曲折を語りながら、日本の教育に現れる「学校的価値観」の在り方について意見を交わします。
読む人にとって、"いい生き方"をするヒントが多分に含まれている可能性を感じる、良書だと思いました。
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感心しきりの本でした。梅原さんてこんなにも考えて考え抜いている人なんだと分かった。ゲーム動画ですごいシーンは何度も見てるので、神なのはわかっていたけど。上から見た感想ですみません。
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いい質問するなって言われたら子どもはうれしい。社会性を養う場としての日本の教育の質は高い。数学は複雑な事象を単純化する学問。やりたいことのない子が、選ぶ力をつけること、それをやりきることは大事。点が取れるからで科目を選ぶのは残念。信頼関係をつくって、みんなで高めあうと、グループ(地域)のレベルが上がる。だまし討ちは狭い中では強いがレベルを上げない。顧客が求める価値を嗅ぎ取るスキルがマーケット感覚。学校的価値観は与えられる物差しの中にしかない。大きな船は安心と思った時点で思考停止、今より虚構の将来にしがみつく。自分のやりたいことを見つけ、しっくり感を得るには、もがきあげく体験が必要。あるべき論の呪縛から解き放たれて、あがいて成長して見つかるもの。回り道は納得感だけでなく、成長スキルもついてくる。好きなことでなくても評価されて好きになることがある。市場から直接稼ぐスキルを目指す。大人の役割は、楽しい生き方を見せること。に共感。
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面白かった…途切れ途切れで読んでも、何故か頭に入ってくる。ウメハラさん、青森出身というのも自分には刺激。青森は学校的価値観から離れた分野で飛び出してくる人が多いな〜という主観。
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学校教育を基軸にした対談本。
かたや学校的価値観にどっぷり浸かって生きた後、「いい生活」から進んでドロップアウトした社会派ブロガー・ちきりん。
こなた学校的価値観から外れて自分を信じて追求してきたプロゲーマー・梅原大吾。
真逆な二人の対談には、「いい人生」って結局何なんだろう?と考えさせられるヒントがいっぱい詰まっている。
学校的価値観に順応して生きてきて、でもなんとなく違和感があり、ドロップアウトしてでもやりたい想いがある自分にとっては読みごたえがあった。
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対談本は基本的に考え方が似通っていて、お互い同じ思想の中で進む展開が多いのだが、プロゲーマーと社会派ブロガーは結構反対意見がぶつかり合っていて、面白かった。特に梅原さんの考え方の奥深さには、かなり驚かされた。著書は何冊か読んではいましたが、より深いところを見せてもらった気がします。これはちきりんさんのおかげでしょう。この本は何度も読み返せる本です。
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日本人の行儀良さは、やはり学校教育なのか。悪く言われがちだが、良い面は見えにくいだけで、たくさんあるのだろうな。
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ちきりんさんとプロゲーマーのウメハラさんの対談本。様々な問題についてまったく考え方が違う二人が、対話を続ける中で人生の課題に対して意見をまとめていく、みたいな構成の本で個人的にはすごく楽しめた。この対談を通じてお二人自身の人間の幅が広がっていくのを読み取れるのも面白い。そして読者もこの本を読むことで考え方の深みが増す、という構造になっており、筆者良し、読者良しの本だな、という印象。
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*学校というレールに敷かれた人たちはWHYをしない。
*WHYをすることで常に物事の理由や本質を求める。
*早く行きたければ一人で進め、遠くに行きたければみんなで進め
*要領の良い人が勝てるのでは勝負のスパンが短いときだけ。仕事や人生など長いスパンでの勝負は本質的に大事なことをやり続けた人が勝てる
*既製品としての良い人生は、自分の判断なしに大きな船にのること。でも本当に良い人生は船の進む方向を自分の頭で考えること。自分で人生を決めることが圧倒的に大事
→ただ、決めるときも本当に自分の意思なのか、トイ続ける必要がある
*社会的評価はゴールじゃない。むしろそれを求めることで本質的なことから遠ざかることもある
*若いうちからやりたいことが見つかることが幸せとは言い切れない。やらないと後悔するってことはやらざるを得ない。でも可能性は低い。だけどたとえ失敗しても本気でやりきってればOKだよね。
*必死になってあがいたり自分で考えたりする先に納得のいく自分の人生が見つかる。