紙の本
BLとしては最低
2016/08/26 06:22
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みずたまり - この投稿者のレビュー一覧を見る
BLとしてはきらめきもときめきも萌えもなく、まったく満足感がなかったです…しかも高い四六判で…
阿久津が本当に気持ち悪い。
今どき出汁出汁うるさい男なんて最低です。
それを補ってあまりある魅力があればそれさえ魅力的な欠点に映ったのかもしれませんが、他にないので…
「あんなに愛してくれるのは阿久津しかいない」
って、具体的なエピソードがなにもないので、水野脳味噌大丈夫か!?と心配してしまいました。貧乏時代食わせてくれればそれでいいのか…
大人向けとのことでしたが、現実がつらい大人だからこそ、ご都合主義でもいいからもう少し華やかなプラスアルファが欲しかったです。
視点が受け攻め交互なのも、謎解き感がなくて…
受視点でずっと進めて、最後にお母さんのことがわかって復縁、ならまだカタルシスあったかもしれないです。
私にはこのお話の価値を理解するのは無理でした。すみません…
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ゲイ夫婦のようなカップルだった二人が別れ、長い年月をかけながら新たな関係を築いていく話。
受け攻め交互視点。濁流のような劇的な展開ではなく、ただ生きる中での出会いや別れの繰り返し。タイミングというものがこのストーリーの大きなキーになっている。お互い愛情が残っているのに違うパートナーを作ったり…それでも友人を続けたり。
ただ、互いの当て馬キャラがお膳立て(当て馬同士浮気)して、障害が自ら自然消滅していったのが…もちっとややこしくしても良かったかなぁと思われ。嫁と結婚した理由も、産まれてくる子供には迷惑な話で(幸いできなかったけど)。二人のせいで傷つくようなキャラをあえて作らなかった?のが、すっきりできて良かったとも、ちょっと浅くなってしまったようにも思える。
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ちょっと値段は張るけど、ほんと、買って良かった。一気読みです。
お前ら何やってるんだよ、とイライラする場面はたくさんあるのですが、そのもどかしさやら切なさやらなんかもう、ぜんぶひっくるめて良い!!
そもそも凪良さんと奈良さんのタッグが外れるわけがない。
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めっちゃよかった〜。やきもきした。長いスパンの話好き。凪良先生の話はどれも好きなんだけど、中でもダントツ好きな「散る散る満ちる」と1、2を争うくらい好き。
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ルチルレーベル創立20周年記念で、単行本仕様で発売されています。驚きのボリューム感でしたが、引き込まれて一気読みしてしまいました。
今回の奈良千春センセのイラストも、ストーリーを引き立てるステキな仕上がりでとてもよかったです。
本格的シリアスサイドの凪良作品でした。タイトル通りで、夢やロマンは期待できませんが、酸いも甘いも知り尽くした大人の男同士のリアルな恋愛がデリケートに描かれていて、とても味わい深い話になっていました。
何度も恋愛で苦しんだり挫折した経験のある大人読者向けの内容かもしれないですね…
阿久津と水野は、恋に落ちて付き合って一緒に住むようになるまでがとても順調だったcp。でも、仕事が忙しくなって身も心も余裕がなくなってしまい…ちょっとした諍いが取り返しのつかないことになっていく様子は、読んでいてとても辛くて心が痛みました。
特に、相手を愛している気持ちが消えていないなら、別れには耐えがたい後悔しか残らないですよね…
阿久津もまた本心から別れたのではなく、本当は一番水野が大事だったのは確かで、一方で親思いの良い息子であり保守的な一面のせいでゲイである自分の殻を破り切れてなかったのが、その後の迷い苦しむ人生の始まりになってしまったのではないかと。
好きだけで成り立つ恋人関係のような気軽さでは乗り切れない覚悟に気がつく阿久津と水野です。
相手を思いやったり、甘えを大目に見て受け入れるやさしさを持つまでに、15年の年月がかかってしまった二人。男同士じゃなくても男女でも他人が一緒になるというのは簡単なことではないので、水野や阿久津の心の揺れや迷いにはすごく頷けました。
水野や阿久津の気持ちに寄り添いすぎて胸が熱くなり、何度も涙腺決壊してしまいました。
特に阿久津の実家で水野が料理するシーンや、阿久津の土下座シーンは泣けました…
あと、生命保険のところの二人の会話も。愛があふれています!
山あり谷ありだったけど、最後は互いにかけがえのない存在だと気づけたのがよかったです。
凪良センセの作品は、とても自然な流れでHシーンが描かれていていつも引き込まれます。取ってつけたサービスシーンではなく、なるべくしてなった大切な場面なのがいいです。とても萌えました!
才は行きたくなるお店。大将がものすごくいい役回りでした。
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かなり好きなお話だった。現実世界にありそうな設定、お話で、人生ってホント色々あるよねぇと思いつつ自分の人生ともリンクして読み進めてしまった。無事にハッピーエンドになって良かった。病院を出てからのエピソードはワクワク感に溢れていて読み進めるのが楽しかった。そして、奈良千春先生の表紙が素敵だった。
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まさにタイトル通り。BL読者のほとんどが嫌うであろう、女性と結婚して受を裏切った攻との長きに渡る恋路を書ききったのは、ある意味すごい。現実はそんな甘いものじゃない。読者も知りながら目を背けていたそれを真正面から書き、納得するハッピーエンドまで導いた作者の手腕を称賛したい。
でも、やっぱりそこにたどり着くまで受は可哀想だったので、攻には受を終生大事にしてほしいな!
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とても好きな話・・・だが、じれったい(笑)。
一人でいるのはさみしくて、でも、もっと心の声を聴いたら近道があったのでは?とこういうお話を読むと思うけど。
いろいろあるから小説なのだとも思う、ってどっちやねん!?
「才」の大将が、ある意味超恰好いい!!!
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一気読み。出会って、付き合って、別れて、再会して、すれ違って。2人の気持ちが同じ方を向くまで、15年。この時間の長さがすごくリアルだった。相手が誰であれ、お互いを思い合って理解して、ましてや愛し合って暮らしていくって、そんな簡単じゃない。家族でも難しいのに、赤の他人が大切な人になるまでって、きっと本当にこれくらいの時間がかかるだろうなって思った。後日談が読みたくなる、素敵なお話でした。
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良かったですね。まぁ長い!こういう攻は好きではないけれど、葛藤ってのが伝わってくるからなのか嫌いにはなれなかった。何より大将がいい!
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タイミングよく色々なことが進み、恋人になった水野と阿久津。そのままだったら幸せだったのに...。と言いたくなるほど、別れてからのタイミングが合わない。どちらかが勇気を出せば、どちらかが素直な気持ちを言葉にすれば...。と見ていてもどかしくなった。お互いを間違いなく大切に思っている2人には、一緒に幸せでいて欲しくなる。
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付き合ってた二人が別れてでも紆余曲折あって元鞘っていうほぼ月9みてえなBLだ…いやでも確かにBL小説では珍しいのかもしれない…時代だな…