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この本は、育休を取得した方はもちろん、その上司たちにもぜひ読んでほしい。育休を取得することで生じる問題(物理的にも精神的にも)などがよく分かるし、どういう風に気をつけるべきかが具体的で分かりやすい。制度に対する立場ごとの認識の差や利用する人たちの意識の問題など、まだまだ理解を深めていく必要があるし、改善していくべきところがたくさんあるなと思わされる。職場復帰を控えて、考えさせられる内容が盛りだくさんだった。
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読了:2018/4/27
なかなか「育休後復帰」に特化した本ってない気がする。
p. 125 「しかし、短時間勤務制度を使うことによって本人がそうする次のような問題点が明らかになってきています。
・勤務時間が減っても仕事量が変わらない
・帰ると決めた時間に帰れない
・責任のある仕事、やりがいのある仕事をさせてもらえない
・社内外の研修、教育機会が与えられない
・仕事内容、量に対して評価が低い
・昇進、昇格が遅れる
・キャリアアップの道が見えなくなる
・職場の上司、同僚の理解が得られない
短時間勤務制度を利用すると、こういった不満を自分が感じる可能性がある、ということをあらかじめ知っておく必要があります。」
p. 126 「まず1つ大事なことは、短時間勤務制度を利用することの自分と自分の家族にとってのメリット、デメリットを明確にすることです。基本的には次の6項目について、短時間勤務制度を使った場合とつかなかった場合の比較をしてみましょう。
1. 仕事の配分
2. 賃金(給与、賞与)
3. 人事評価
4. 昇給・昇格
5. 将来のキャリアアップへの影響
6. 退職金の算定
これらについて、短時間勤務制度の利用がどのように影響するのか曖昧なままにしておくと、後で非常にびっくりしたり不安になったりしがちです。制度利用時に上司または人事の担当者によく確認することをお勧めします。」
→相対評価で誰かに必ずCをつけなければならない。時短の人をCをつけることで、長時間働いている人にAやBをつけてやりたい、という上司もいる。
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育休も残りわずかとなったので、手に取った本。数年前に出版された本なので、少し情報が古かったりもしたが、これは復帰後の自分に使えるぞ!と響く箇所があったので、以下にあげる。
仕事編
1.育休明けに、子の体調不良で休みがちになることに引け目を感じない。
→周りは、一年近くいなかった育休明け社員がちょいちょい休んでも、さほど影響がない。
2.なるならフルキャリ。バリキャリでもゆるキャリでもない。
仕事も家庭と大切にし、どちらかに偏らない!
3.ロールモデル思考法で、なりたい人物像、キャリアを社外で探す
職場でロールモデルがいない場合は、憧れの有名人を分析し、なぜ自分がその人を好きか、どうすればその人に近づけるかを考え、行動する。
4.他人のキャリアを比較しない
時短になると、昇進は同期や後輩に遅れを取ることも大いにありうる。人と比較するのではなく、自分との比較とする。
育児編
1..子が小学生になったら、学校に足繁く通い、情報を得る
2.PTAを早めにやり、保護者間でやりとりできるような仲間をつくる。
3.無理にママ友を作ろうとしない。ただ話しやすい雰囲気を作るようにする
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復帰後の仕事と育児の具体的な話に、正直怖くなった。
フルキャリ、一人旅、ロールモデルの話が印象的で、物理的には大変でも、家庭・仕事へのスタンスが定まっていて迷いが少なければ頑張れる気がする。少しずつイメージトレーニングしたい。
他の方も書いているようにPTAはやろうと思った。
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まさに職場復帰のバイブル。小手先のスキルじゃなくて、考え方まで切り込んでいる。法制度もがっつり紹介。雇用側も読むべき。こんなに深みのある考察の本はなかなかなかった。小4の壁まで扱っている。確かに保活ばかり注目されがちだけど、学童の話ってあまり問題視されない。なぜだろう。子どもが小学生になったらまた読みたい。
育休後カフェ、行ってみたい。zoomのオンライン希望。
気になっていることの解決方法はだいたい本人のなかにあるけど踏み出せないだけ。
育休中は子どもの早寝早起きリズムを作る。苦労するが案外短い期間。
病児保育の備えを!
★ただし、子供の様子がおかしいと感じたら大原則として子ども優先。判断を先延ばしにするのは後悔する。子供の生命にかかわる。キャンセルandリスケのスキル、それができる人間関係を持とう。
★パートナーとは、仕事や家事の姿勢、考え方から話し合ってみよう。表面的な家事育児の分担ではなく、考え方まですり合わせがないと、共感のもとに助け合うことができない。
★自分で自分を追い込んでいないか?なんでこんな家事のやり方と怒ったり、自分でやったほうが早いと思ってしまっていないか??言葉に出して感謝し、こうしてほしいと伝え続ける地道なアプローチが相手を動かす。
育児も仕事も削れないなら、家事を削るしかない。宅配サービス、家事代行サービスも利用しよう。
親に頼れていいなぁ、というのは、実は違う。親にはいつまでも頼れるわけではない。★親に頼らなくてもやりくりできるスキルを身につけよう。
PTAは小1で引き受けよう。情報、ネットワークのできるチャンス。
学童保育は質も落ちる。保育園の6割しか入れない。
シゴタノ
すみません、ではなく、ありがとう。責任感から逃げていないことが伝わる表現。
玄関に鏡を置こう。子供が、職場の人が、保育園の人が、夫が、話しかけやすい顔をしているか?疲れてますアピールしてどうする?顔で表さないで言葉にして、解決しよう。
復職時面談では、制限を主張するのでなく、★条件の中でベストを尽くすのでどういう工夫や調整をしていきたいか説明する。
周りに役立てば、文句言う人は少なくなる。★これから出産する後輩の女性が復職したいと思ってくれたらそれだけで会社に貢献している
ワークライフバランスというと切り分けて考えがちだが両者が同居しててもよい
★時短勤務はせっかくだから使おうという制度ではなくて、それがないと仕事を続けられない人のための制度。制度をめいっぱい使って仕事は最低限という人を雇用したいわけではない。
★仕事を免除するのは育成ではない
★パーツでロールモデルを見つけて理想の自分をはっきりさせていく
てっとり早く専門家になりたいならまず本を10冊読んでみよう
★ママ管理職は、他の会社から買ってくることはできない。貴重な存在。辛いこと、楽しいことを周りの人に伝えて働きやすい環境を整えていくのも管理職の報酬に含まれる
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まだ出産前だが、果たして本当に自分は仕事復帰できるのだろうかと今から不安に思い、手に取った。結果、手に取ってみて良かったと思う。産休・育休の過ごし方も含めバタバタしてしまうとは思うが、心の隅に常に置いておき、心がけたい内容だった。
また育休明け近くなった時に、改めて見返してみたいと思った。