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歌舞伎シリーズ。
歌舞伎を通して師弟関係や親子関係など複雑な人間関係が描かれている。タイトルは物騒だが、物語は割と爽やか。
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殺人事件の話かと思ったけど、誰も死ななかった。
拍子抜けでも期待はずれでもなく、いい意味で裏切られた気持ちだ。
いい終わり方だった。
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近藤史恵氏の歌舞伎もの。ただ今泉文吾シリーズのような殺人は起きない、と言うか、はっきりとミステリ的な事件も起こることはない。奇妙な因縁で、急に息子が二人になったような主人公の困惑と覚悟を、歌舞伎という特殊な世界を背景に描かれると思えばいい。作者の後書きによると子役を描きたかったのだそうだ。実際の歌舞伎を見ても、正直良くわからないのだが、物語の背景としてはやっぱり面白いねえ。
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梨園が舞台のミステリー。さりげない説明も交え、歌舞伎に詳しくなくても澱みなく読み進められます。さすが近藤史恵先生。「今度、博多座に行ってみようかな」と実際の舞台にまで興味が喚起されます。
本編については、作者自身のあとがきのとおり。
「子役を描くからには、才能を描きたかったが、だが才能と努力の二項対立などにはしたくなかった。少しだけでも、読んでくださる方の期待を、心地よく裏切ることができれば作家冥利に尽きる。」
はい、心地よく裏切られました。とっても面白かったです。
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読みやすく、わかりやすい内容で面白く読みました。子供どうしの確執などがない分、ストーリーの面白さに集中できました。