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『QED』や『カンナ』などの人気シリーズを持ち、著作累計250万部突破の高田崇史氏が切り開いた、歴史ミステリの新境地『神の時空』シリーズ第7弾! 都内各地で同時多発的に発生した放火殺人。被害者は全員十六歳で、碑文谷女子大附属高校の一年生だった。辻曲彩音は江戸五色不動が狙われていると気づき、現場へと急ぐ。その彩音を警視庁捜査一課の刑事らが密かに追う。妹・摩季を救える期限まであと二日を切った辻曲兄妹は、再び高村皇との対決を覚悟するが!? 振袖火事とも呼ばれる明暦の大火を経た復興都市「江戸」の鎮魂の歴史が明かされる。
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もうものすごくながいことかかってますが、まだ摩季の初七日1日前です。長い。ちらりとぬりかべ陽一の事やら両親の経緯なども出て来まして、カード揃いつつある感じ。物語的に生き返ってくれんことにはつまらんし、作者の中ではもう結末はあるんかもしれないが、生き返る方向でお願いしたい(あははは)。で、今回は江戸の五色不動と街道遊郭地蔵にそしてやっぱり鉄です。イマイチ不完全燃焼気味なのは、単に書きたかった題材で無理矢理はめ込んだんとちがうんか、と疑いたくなるほどの浮き具合でした。怨霊のテロですねぇ、ほんとちゃんとお祭りしないとバチが当たるよ、と言う事で、面白かったけどねぇ、神の時空的には微妙な感じ、いい題材なんでできたらタタル系のシリーズでみっちりやってほしい系統でした。
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シリーズ第7弾。
完全に読む順番を間違ったか…
手元にはあったけど、QEDの新作を先に読んでしまい、内容がモロ被り…多分、今作が先だったので、今作の中の吉原に関する部分をQEDの前日譚にしたのだろうが、それにしても、引用の仕方とか「これでいいのか?」と思うくらい、セリフまで重複していた。
今作では大きな怨霊と言えば、「将門の首塚」ぐらいしか思いつかない東京が舞台。しかも「五色不動」がメインだと読み始めたのに、内容はほとんど吉原…せっかく、江戸の大火とか今までにないところで攻め始めたと思ったのに、すごく勿体ない気がする。
ま、内容はともあれ。
了と陽一の過去も徐々に明らかになり、ベースとなる部分は徐々に楽しみに。あと何作かで終わりを迎えそうなので、巡り巡って「たたら」の話になっても、頑張って読み切る!
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今回は本筋ではなく、陽一くんの話をするためのサブストーリー的な要素がありました。
近くにこんなところがあるなら参ってみるか、と思いました。
2016.11.20
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神の時空シリーズ、7作目。
目黒不動尊や目白不動尊など、江戸に配置された五色不動尊の歴史が良く分かる一冊。というか、本当に不動尊が五色あるなんて、この本を読むまで知らなかった。五街道に刑場、遊郭等々、畳みかけるように色々重なっていて、興味深く、分かりやすい説ばかりで面白かった。
ストーリーは、時間が差し迫っている割に本筋から少し離れている感はあったけれど、ヌリカベ陽一くんと辻曲兄妹の意外な関係が明かされ、俄然目が離せない状況になってきた。ストーリーそのものはいつもあんまり期待していない(!)のだが、今シリーズはちょっと面白くなってきたかも。
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都内で連続して起こる放火殺人は
江戸五色不動と呼ばれる所だった
今回は江戸の話
明暦の火事に吉原に歌舞伎
それらがどう関わっているのか
すごく興味深かった
人と呼ばれない人達の生き様とか
桜の樹の下には屍体が埋まっている
は例えじゃなんですね