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不定期に精神が入れ替わる高校生の瀧と三葉。
東京と田舎。
しかも男女、思春期。
甘酸っぱい!
青春だ~。
なので、後半のあの展開がすごく意外だった。
2人の一生懸命さにひきずられるように一息に読了。
ああいうラストなんだ!
映画の公開が楽しみ。
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映画観てからにしようか悩んだけど結局先に読んでしまった。でも、ますます映画が楽しみになった。
物語に則して思ったこといろいろ書こうかなとか思ったけど、引用に登録した作者のあとがきが全てだと思った。これが描かれているからこそ、この作品は自分には眩しく、光輝いて見えるんだなぁと。
言の葉の庭の雪野先生と思われる人がちらっと登場するのもまたニクい演出。
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名前も何も覚えていない。
けれど、"分かる"のだと。"覚えている"のだと。
本当は忘れてはならないことなのに、少しずつ忘れていってしまう"何か"。
それがなんなのか分からないけれど、誰なのかも分からないけれど、探さなくてはならない。
もしかしたら私も、忘れてはいけない"何か"を忘れてしまっているのかもしれない。
文章で伝えられる事には限界がある。けれど、ここにある文章はその思いや風景などを鮮明に与えてくれる。
文章が生きて、届く。
そしていつの間にか、吸い込まれ、夢中になってしまう。
最後まで読んで、やっとタイトルの意味が分かった。
何かの宣伝にあったように、本当に読んだ方がいい。映画も観た方がいい。
映画なら、誰か大切な人と一緒に観る事をおすすめする。
どうせキャラクターものの物語、どうせただの入れ替わりの物語。
そう思ってこれを読んでいない、観ていない人は絶対に損しています。
今すぐ読んでください。
今すぐ観てください。
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最初予告をみて,新海誠版「おれがあいつであいつがおれで」かあ,と思って読み進める。ちょうど第三章が読み終わったところで予告編新バージョンが公開され,その変転ぶりにびっくり。ちゃらいPこと川村元気曰く「新海誠のベスト盤」というが,たしかにこれまでの作品にあるものをすべてぶっこんだ感じです。ああ,こうきたかあ,と納得。映画館に行かざるを得ません!
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新海誠作品の中でいちばん好き。
この人の表現力は本当に素晴らしいと改めて思った。
作者買いで文庫を手に取ったはいいが、
正直中盤までは「男女入れ替わりネタなんて…」
っていうマイナスイメージがあった。
でも後半は自分の既成概念が破られるくらい
想像以上にドラマチックで、とにかく切なくて、
すごく あたたかいストーリーだった。
8月公開の映画版も楽しみ。
川村元気に安藤雅司に田中将賀…
しかも主題歌はRAD!
とにかく豪華な製作陣。
予告編見るだけでわくわくする。
きっと泣くんだろうなぁ。
この人が春の季節をあらわすときに使う
「予感をたっぷり溶かし込んだ春の空気」
っていう表現がなんとなく好き。
そういえば
本作のキーワードのひとつでもある
「カタワレ時」=「誰そ彼(黄昏時)」
を教えた三葉の高校の美人古典教師は
『言の葉の庭』の雪野ちゃんかな?
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今夏公開のアニメ映画の予習として読みました。
運命の出逢いなどというけれど、普通、それは幻想であり、思い込みでしかない。でも、瀧と三葉の二人は確かに時空を超えてつながっていた。捻れて絡まる組紐のごときムスビ。二人の精神の入れ替わりとは、ずいぶん使い古されたテーマだと思ったが、そこはひと捻りしてあった。
前世の記憶などではない、確かに同じ時と場所を二人が共有している感覚。でも、現実には巡り逢えないもどかしさ。時間を遡っての行き違い。
やがてお互いの名前も忘れるという無力感に苛まれつつも、もがき、苦しみ、抗う青春ストーリー。
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映画公開に先だって楽しみにしてた小説。
少しのドキドキと切なさと熱い気持ちが混ざりあってキュンとくる。
すきだなぁ、こういうの。
時をかける少女的なファンタジーさがちょうどいい。
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映画みたいなぁ。彗星、流星群、夏に揺さぶられるのはいつだってそう。
人の記憶はどこに宿るのか、いつか忘れてしまうとしても。
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ペルセウス流星群が降り注ぐ今夜のお供に。
映画のプロモーションを見たときは、単に住む環境が違うだけの2人がミーツする話かと思っていた。
読み終わった今は、正直に著者に謝りたい。
実際に見た景色ではないのに、ウワッと頭に広がる三葉の住まいや迫り来る彗星、喉元までせり出るほどの想いや体温の変化が目を通して身体中に伝わってくる。
映像が公開される前に、何故小説版が世に出されたのか。
それを知るはまず読了あるのみと心得た。
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新海監督の最新作、期待大なのでまずはアニメ映像を見ないことに読めないと思い、発売直後購入し積読扱いでに。
映画は良かったのですが期待し過ぎたせいか、はたまた自分が年をとったせいなのか、前作の『言の葉の庭』の方が映像と小説の相互の補完関係のバランスが良かったように感じました。
でも小説を読まなかったら、主人公:瀧君の「俺はこの寂しさだけを携えて、それでも全身全霊で生き続けてみせる。この感情だけでもがき続けてみせる。」という意思を映像だけではくみ取ることが出来なかったかもしれません。
映画の中でお互いを認識しての対面のする時間がカタワレ時のわずかな時間しかなく、相変わらず切なくそして意地悪だなあ(笑)と思いました。
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ホント、すれ違う男女の物語を書かせたら著者は上手だな。いや、映像監督だし映画が元だから「作ったら」というべきかもしれないが。なんにせよ、映画の予告編を見て想像していた物語と全く違っていた。そうか、今回はこんなふうにすれ違わせるのか。男女入れ替わりもの、という手垢のついたモチーフを、いつもの新海モノローグに、少し捻った展開、一切れのファンタジー要素、それらを混ぜて新たな化学変化を起こしてきっちり小説として仕上げてくるのだからすごい。細かいほつれはあるものの、こういう世界観として読めば面白い。
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流石の新海節満載で。
すれ違いの少年少女のニアミスを描かせたら右に出る者は今居ないのではないだろうか?
山の中での生活の基盤にする女子高生・三葉 みつは
東京で暮らす男子高校生・瀧 たき
突然夢の中で入れ替わり。
徐々に夢の中で入れ替わっている事に気付き、把握しだす。
全く出会う事がなかった二人。
瀧の行動で、三葉の未来も変わっていく。
三葉の行動は瀧に影響を多大に与えて。
すれ違いに泣けて。
会いたい、会えない、切なくて悔しくて。
泣けます。
公共機関で読むのは控えた方が良いです。
ムスビ、カタワレ時。
代々受け継がれた巫女である事の入れ替わり。
時空を超えて彗星が知らせる。
二人が会えるために、三葉と瀧は苦戦する。
時間が大きなネックになっているから。
実際は3年の月日が横たわっていて。
結構衝撃的だったり、いきなり知った時の寂寥感。
最後にようやく会えた二人の一言。
題名である 君の、名は と。
最後にジンとさせてもらえます。
2016年8月にアニメーション映画として公開。
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最初からあとがき、解説に至るまで終始鳥肌の止まらない作品だった。大袈裟だと思われるかもしれないけれど、読んだらきっと納得してもらえると思う。8月末に公開の映画『君の名は』を楽しみにしてる人も、映画見るからと言わずにぜひ手にとって、そして読んでほしい。私も映画を楽しみにしている1人で、この小説を手に取ったとき、映画見るから小説はどうしようかとためらった。きっとそういう人も多いことだと思う。でもその思いは捨ててほしい。私はこの小説を読んだ事で夏公開の映画がより一層楽しみになった。
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今回はノベライズではなく、原作小説という形。
序盤、どうしよう入り込めないかも....と思ったのも杞憂に終わり、最後まで一気読み。
忘れたくない!と三葉が手のひらを見た瞬間に鳥肌が立つ。
しかも映画の主題歌はRADWIMPSだなんて。久しぶりに映画館に行く予感。楽しみ。
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読了。今夏封切予定のアニメ劇場版の原作を読んでしまった。読んで良かったのは新海誠という監督は相変わらずだと再認識したこと。読んで失敗したのは観る前に話の筋を知ってしまったこと。
入れ代わりが二人の出会いのきっかけというのは強烈な運命だと感じざるを得ない。
前作、言の葉の庭が地味めなしっとり系だったので今回は少しバタバタした話で笑わせてほしいw
追記 映画を観た後のテキストとして再読。
入れ代わりは同じ年齢なのに三葉と瀧の時間軸が3年違う事に驚き(いや、小説を読んでいる時は理解していたが)熟読したが説明はない。軸が違う事実を認識して瀧は三葉より3つ年下だと納得するしかない。