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1940年代〜1980年代かけて様々な雑誌・新聞で発表されたSF小説をまとめている。ジュブナイル小説は冗長。後半のショートショートは星新一のようなキレの良さがある。
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例えば『蟻人境』なんかがとても映像的に感じられるのは「手塚治虫の」っていう先入観があるからか。登場人物をおなじみの手塚キャラに演じてもらって脳内マンガとして展開されてゆくのだった。初出掲載誌を見るのも楽し。
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「君が、おしまいか」
「ああ、おれでおしまいさ」
「もう死ぬ人間はいないのかい?」
「ああ、ひとりもいない」
その話をきいて、私は悲鳴をあげた。その人の云う通り、それからは誰ひとり送られてこなかった。
(P.411)
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長編の「蟻人境」、中編の「羽と星くず」はアニメにしたら痛快でドキドキ、ワクワク、ピッタリだろうなー。
後半のSFショートショートもなかなか。「世にも奇妙な…」といったところか。
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手塚治虫の1943年から86年に書いた小説18編。43年はまだ中学生の頃。マンガの神様は小説もこんなに書いてたとは。挿絵はほとんどないが読んでいて手塚治虫の絵が浮かんでくる不思議。手塚治虫好きにはたまらない一冊。
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子供の読み物向けな蟻人境や羽と星くずは少し物足りないが、バッドエンドのショートショートなどは私の好きな大人手塚で楽しめた。
脳内で自然と手塚漫画の絵が浮かんでしまう。