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デジタルカメラで撮影した写真には、撮影日時や使用機材のほか、位置情報までも記録されている。すなわち写真をインターネットで公開すれば他人に撮影場所も明かしてしまうことになり、それが自宅であれば自らの住所さえも公開することになってしまう。また、食べ歩きのブログで注文した料理がしばしばアップロードされているが、お店の許可なく勝手に撮影するのは実はNG。屋外とは異なることを弁えなければならない。写真を撮る際必要な肖像権、著作権等について、細かな点にいたるまで、Q&A形式で紹介されている。結構分かっていないこともあった。テリブル。テリブル。
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常識の範囲内で撮影・掲示していれば、余り恐れることはないとの感触を持てた。
常識が異なる人には、心配かもしれない。
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‹内容紹介より›
いつでも、どこでも綺麗に撮れてその場で送信できるスマホ時代。手柄うさ、身近さで写真状況は一変。素敵なレストランの中で撮ってもいいのかな?道ですれちがうかわいいペットは?気軽に撮れるからこそ思わぬトラブルも起こりやすい。SNSにアップするときに気を配りたいポイントなど、臆せず写真を楽しむための、プロ写真家のアドバイス!
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SNSにどのような写真を掲載するべきか、またアップするべきではないか、という具体的なアドバイスを期待していましたが、どちらかというと、写真を撮る際の「マナー」についてに記述が多かったように思います。
ネット環境が普及した現代においていかに写真を撮影しまたインターネット上で公開するか、ということよりもスマホが普及したことにより多くの人が(プロかアマかにかかわらず)写真撮影をするようになり、プロの写真家の間では守ることが当たり前だったマナーを知らずに写真撮影をして、写真家全体の不利益となっている人が多い、ということに対する苦言を呈している印象です。
言葉を選ばずに行ってしまえば、現状を憂うプロ写真家の「愚痴」というところでしょうか。
もちろん、スナップを撮る際に望ましい手順なども紹介されていますが、「スマホ」を利用して写真を撮影する人を対象に書かれた文章ではなく、「カメラ」を利用して「作品」を撮影する人のために書かれた本であるように感じました。
タイトルにあるような「SNS時代」を意識した部分は、肖像権やパブリシティ権、写真に組み込まれる位置情報などに関する記述がありましたが、さほど多くはありませんでした。
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んん?なんか著者の感覚おかしくないか??とおもったら、やはり、おじさん(おじいさん??)たちが書いてる本。
会釈で暗黙の了解を得るようにしましょう、とかないでしょ。
まさに、SNS前時代の古い感覚の人の書いた本かと。法律的に正しいかは知らんけど。
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高校生の時、級友にスナップ写真を撮られたことがあります。撮られた写真は学際の掲示物に使われ、○○しそうな人や○○みたいな人というコメントが入れられ、面白おかしく記載されていました。
写真を何に使うか断りもいれずにさらし者となった私はとても情けなくて、今でも苦い思い出です。
逆に、写真を撮られて嬉しかったことは写真館でお願いした証明写真です。プロのカメラマンに、ポーズや表情も指示され、何度か撮り直しもした証明写真は、人生で初めて満足する私が写った写真でした。
『SNS時代の写真ルールとマナー』は、ブログ上の写真について学びたいと思い手に取りました。
ブログに写真を使用するさいに注意するものとして、私は3つのことに気をつけたいと思いました。
1つ目は、お店で出された料理を勝手に撮影するのはマナー違反であるということ。「料理を撮影してもよいですか」と「ブログなどに掲載するのが目的です」ということを、きちんと伝えて了承をもらうこと。
PRにもなるしとこちらが善意のつもりでも、店主が料理の写真を公開されることを嫌がることもあるということを認識すること。
2つ目は、レシピをもと私が作った料理の写真はブログなどの使用も問題ないこと。ただし、作り方の説明を添える場合は著作者名や記事の出どころを明記するなどの引用のルールに従う必要があること。
3つ目は、スマホのGPS機能を解除すること。写真を撮る私自身のプライバシーも守ること。
です。私が今後作っていきたいブログをイメージしながら読みました。スマホの写真は簡単に撮れてしまうからこそ、その使い方には気を付けなくてはならない。カメラを向ける前に、そしてブログに使用するまえに学ぶことができてよかったです。