紙の本
3家族の話
2023/10/10 15:38
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて言うか色々悩みがあるけどこの人たちはそれぞれ友人に恵まれていて幸せなんじゃないか。
と思うと今回は共感できませんでした。
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うちの親もきっとこんな気持ちだろうな、と思うところもありちょっと心苦しい。
独り立ちしたつもりでも、親にとっては子供はずっと子供。
距離感ってむずかしい。
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ある方のブクログ本棚にあってm興味があって図書館で予約して借りました。
面白い!
「老後のお金がありません。」より好み。
若干、私よりも前の世代なのかな?でも、共感することばかりでした。
地方から上京して4年生大学に通う女子3人。
就職活動、結婚、育児、家族、姑・・・・。
私は1972年生まれだけど、その前後くらいなら、メッチャ共感できると思う。
「女子社員は嫁候補」という言葉に違和感感じるのであれば、共感できないかな・・・。
(だって今、おなじ職場で恋愛って、結構嫌がりますよね・・・)
育児(もちろん介護も)に勝ち負けとかないんだろうな。
でも、自分の子供には失敗して欲しくなくて、
レールを敷きたくなるのが親心。
いろいろ考えさせられました。
また、垣谷氏の作品ばかりじゃなく、こういうカラーを持つ作家さんの作品全般にいえることだけれど、
「隣の芝はあおくみえるケド、実際はみんな、大変な生活で頑張って生きてるんだよね」って実感できる、
女性にうれしい作品になってます。
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なんか読んだことあるパターンだな、と思ったら「ニュータウンは黄昏て」の作者だった。同級生の女3人、といったパターンが似てます。でももちろん違いもあり、おもしろかったです。
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四大卒業した仲良し女子3人のお話。
自身の就職から始まり。
子供達の就職進路までの話。
それぞれ子供を持ち、
子育てや親などの問題を抱え。
頑張って生きていく話。
18歳で出逢った3人が50歳となり、
自分を見つめ直す。
子育てに卒業はないけれど。
親離れ子離れを上手にやりたいなと思いました。
そして。
自分探し。
まだまだ、長いこれからの人生を、
充実した日々にするのは、
自分自身の持ちようだと思いました。
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東京の大学で知り合った3人は上京組で独り暮らしだった。
そんな3人だから、お泊まり会をしたりと楽しく過ごしていたが、就職では苦労した。
卒業後もそれぞれが結婚し、子供が出来ても、たまの集まりは続いていた。
子育て、義父母問題等、互いの悩みを語り合ってきた。
何が正解なのか、日々焦ったり悩んだり。
自分達の時代は苦労したから、子供にはそんな思いをさせたくないと思うけど、既に時代は流れている。
子育ての難しさと時代の差を感じるお話。
2020.06.08
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私世代より少し年上世代の結婚、育児の物語。
息子を付属中学に入れる為に、夫の実家の離れに住み、姑や小姑にイライラさせられながらも頑張る淳子。
看護師、薬剤師、娘を堅実な職業に就けたい明美。
奔放なフランス人と結婚し、娘を赤ちゃんモデルにさせる紫。
大学の時に出会った三人は、それぞれ田舎で育ち、大学の時に上京した仲間。
三人三様、就職、結婚、育児に悩みを抱え、それぞれ自分の歩む道を見つけていく。
特別に大きな事件が起こるわけではないが、結婚や育児に纏わる話は何故かとてもリアル。
実際にありそうな話ばかり。
結婚、育児を経験している女性にも、これから結婚しようとする女性にも、何か琴線に触れるものがあるのではないか?
そんな一冊。
読みやすくて一気読みした。
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時代の流れを感じる内容と、普遍的なのかなぁと感じる所と…。共感できるところと「うーん?」と感じるところと。いろいろ思いながら読めるのも著者の作品の面白さでしょうね。
卒業後の物語も期待したいです。
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学生時代の仲良し3人組がそれぞれ就職、結婚、出産をし、家族のことやこどもの進学、就職などに直面するリアルな物語。
フィクションなのだが、本当に喫茶店の女性たちが話していそうな実体験そのもののようなエピソードばかりで、一気読み。
関わりがないひとには全く面白みがないかもしれないし、これといって大きな問題は起きないので事件性もないのだが、最終的にはほっこりさせられました。
これまで接点のなかった作家さんでしたが、『老後の・・・』と本作を読んで、彼女の作品、全部かたっぱしから読みたい!
買うか、借りるか、迷っているところです。
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同じ世代.同じ時代に東京で大学時代を過ごした.
男女雇用機会均等法なんて,名目さえない時代.「女子は自宅通学に限る」…覚えがあるある.
もっとも,自分はそういう就活からもドロップアウトしてたけど.
3人の友人関係が羨ましい.
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3人の女性が主人公。地方出身で大学の同級生が、それぞれの人生を歩む中で、滑稽な苦労が連続する。世の中の移り変わりとともに価値観も変わっていく様も面白い。
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私自身は子ども世代にあたるので子どもたちの言動のほうが共感できる部分は多かった。一方で、親世代が就職や子育てで経験した苦労がしっかり描写されていて、そんな苦労を子どもにはさせまいと色々な口出しをしてしまう。
自分の親と重なるところもあって、あーこういう気持ちで口うるさくしてたのかなと思うところもあった。
親世代と私の世代どちらがいいとかではなく、それぞれ違った苦労があって、きっと私の子どもの世代に私の世代の常識は通用しないんだろうな。
結局、最後に幸せだと思えるのが一番だよね。
この人の本が好きで色んな作品に手を出している最中なんだけれど、この本は語り手の視点や年代がころころ変わって最初は少し読みづらかった。慣れてくると平気になるけどね。
この人の本はもっと大人になってからもう一度読みたいと思うものばかりだけれど、この本も例外ではなかった。
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まだ女子が4年生大学に進学するのが少なかった70年代に同じ大学で出会った女子3人。いずれも郷里が室蘭、福岡、高知など、在京ではない3人が、就職、結婚、子育て、そして子どもの独立など、それぞれの時期に3人が遭遇した出来事を時系列に追っていくというストーリー。子どもたちの状況も。
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【あらすじ】
息子を憧れの学校に入れるため必死なお受験ママの淳子、
堅実な職業に就いてと娘の就活に口を出す明美、
勘当同然で押し切った結婚を後悔する紫。
十代で出会った三人は故郷を離れてから数十年、様々な悩みを語り合ってきた。就職、結婚、出産、嫁姑問題、子供の進路……。時にふと思う。私の人生、このまま終わるの? 誰かのために生きてきた女性の新たな出発を描く物語。
垣谷氏の作品は2作目。今回もスイスイ読み進められて面白かった。
お母さんたちの苦労、でも親の心子知らずで思うように行くこともない。
自分の親も含め、世のお母さん達ありがとう。
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子育ての終着点は何処にあるのか。つい失敗して欲しくなくて親の設定した人生のレールに乗せてしまう。しかし順風満帆だと思われていた人生にも影が差す…。三人の主人公の「母」達は、「こうあるべき子育て」に囚われながらそれぞれの視点で自らの人生も紡いでいく。
ライフスタイルが多様化した現代においてこの「母」達の過ごしてきた経験則はやはり古いのかもしれない。諸所鋭い指摘の台詞が胸に突き刺さる。子育てを自分の主軸にしなければ、他と比べることもないのに。それでも、そうしてしまうのが親の性。