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簿記2級程度の知識があればさくさくと読める本。
財務諸表の基本的な構造はわかるけど、そこから洞察力をアップさせるのに苦しんでいる人には是非おすすめしたい1冊です。
各種勘定や経営指標を求めるだけの「会計に関する知識」ではなく「会計に関する知恵」を磨くことができます。いろんな業態のケースを実際に取り扱いながら財務諸表の読み解き方を学べる、非常に学習効率の高い内容でした。
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身近な企業の財務諸表をケースに会計についてわかりやすく解説している。
財務会計にアレルギーを感じている人にオススメ。
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学部初級向けです。太田康広(2018)「ビジネススクールで教える経営分析」を読み進めたいが挫折しちゃいそう、という方にオススメ。本来、難しい内容もかなり分かりやすく書いてある本です。
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下記URLより閲覧できます※学内限定。ただし学認を利用すれば学外も可
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000044906
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BS、PL、セグメント毎の売上、利益をみれば経営哲学、経営や儲けの手法が分かる。
①財務3表:貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CS)
・BS:必要な資金をどうやって調達したか、その資金を何に使ったかが記される。
・PL:一定期間の売り上げ、経費、利益を記す成績表
・CS:ある期間中にお金が増えたか、減ったかを記す帳簿
②ビジネスによってBSの中身は変わる
・固定資産が大きい→ホテルや装置産業
・現預金が大きい→日銭が入る小売業
③ビジネスによってPLの中身は変わる
・売上原価が大きい→製品にこだわる外食産業等
・売上原価が小さく、販管費(開発費)が大きい→製品が小さく、開発費が高い製薬会社等
④財務諸表に出てくる数字をその金額に比例したサイズのボックスで表現する
(EXCEL積上げ棒グラフの形)
同じ金額単位で表現したBSとPLを比較することで業種が分かる
BSとPLが同じくらいの大きさ→メーカー
BSの方が大きい→装置産業
PLの方が大きい→卸、小売り業
BSに対してPLが大きいほど、少ない資産で大きな金額を生んでいると言える
(装置産業の場合は資産効率が良い)
⑤セグメント毎の売上げと営業利益をみることで、企業の儲け方が分かる。
セグメント毎の売上、営業利益を時系列でみることで企業改革の軌跡が分かる
(ただしセグメント毎のうち内訳を年ごとに変えている場合があり、比較が難しい場合も)
◆所感
財務諸表からコンビニ本部の有利な状況が分かり、コンビニオーナーが裁判を起こす理由が分かった気がする。財務諸表を読む知識がないと、対等な立場で会話することもできない。読み方もそうだが、この本を読むことで会計の知識が常識として必須なことを感じることができた。
もっと会計の知識をつけたいと思わせてくれる本。
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登場人物3人だけの対話形式で、有名企業の決算書を分析しているので、非常に読みやすかったです。また、挿入されている図もコンパクトで、理解しやすかったです。
また、細かい勘定科目は一切見ずに、PLとBSを大きなくくりで、ざっくりと把握しようとしている点も非常に好感が持てました。
私的には、コンビニ経営をテーマにした章が非常に印象に残りました。
この本を読んで、コンビニのフランチャイズ経営は非常に厳しいというか、圧倒的に不利であることが理解できました。その意味では、コンビニのフランチャイズをするくらいなら、コンビニ各社の上場株式を購入しておく方が、よっぽど有利に思えてきました。
本書は、個別株投資をしている方にとっても、投資の着眼点を養う意味で良書だと感じました。