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金塊」を隠した張本人にして、アシリパの父親だと言われる男。今尚、網走監獄に収監されている「のっぺらぼう」。全ての謎が帰結するその正体は何者なのか? 土方歳三の仮説が明らかに…!!そして、長い冬の眠りから北の大地が目を覚ます。生命溢れる春の野生の食材は? 阿仁マタギ・谷垣に転機が訪れる谷垣編、刺青人皮争奪戦に一石投じる夕張炭鉱編も収録。「野望」「復讐」「希望」生き残るのは誰だッ! 熾烈に必死!! 感情蠱毒な第8巻ッ!!!!!!!!(Amazon紹介より)
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この本は変態的な人物が多い気がするけど
今回のあの人は特にイっちゃってる。
でもなんだろう妙な愛おしさを感じると言うか
その辺がこの作者のすごいとこかも。
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本当は一巻から全部持っているのですが、現在貸し出し中のため、最新刊の8巻の感想です。
しょっぱなからキャラの濃い人が多く出るこの話ですが、8巻では剥製を作っている江渡貝が強烈です。見た目はそこまでインパクトはありませんが、行動や言動のインパクトはすさまじいです。そして、剥製にかける情熱も。
色んな皮で作った作品(?)でファッションショーしたり、キャットウォークしたり…。
この漫画は、アイヌ料理がめっちゃおいしそうに書かれています。今回は春と言う事で山菜が出てきます。プクサ、ギョウジャニンニク(地域によってはアイヌネギと呼ぶところも)が生で食べられるなんて初めて知りました。自分も山育ちなので、山菜取りは結構言っていたのですが、プクサはあまりとらなかったなぁ。こんなに美味しそうならもっと探しておけばよかった。
フキやフキノトウは結構食べましたけどね。
「イチャニウのオハウ(サクラマスの汁物)」がとっても美味しそうでした。サクラマス、フキノトウ、フキ、ギョウジャニンニクを入れて、塩で味付けしたものなんて、絶対うまいに決まってる!!「ヒンナ、ヒンナ」
はてさて、刺青人皮の複製が江渡貝君によってつくられたことで、今後どのような展開になるのでしょうか。この漫画、週刊なので、進みが早い早い。追いつくのに必死です。
続きが楽しみです。
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江渡貝弥作が初登場する墓地のシーンは炭鉱の伏線だったんだなぁ、と。炭坑夫の死体を盗掘して装飾にしていた江渡貝が炭鉱事故で死ぬのが因果って感じだ。
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巻を重ねるごとに登場人物の変態度が上がっていく(笑)登場人物図が欲しい。名前が覚えられない(^_^;)
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また新たな変態が登場(笑)もはや、とどまるところを知らない…!
剥製師というのはまた変わった職業ですね、
江渡貝くんの変態っぷりをここまで引きだした鶴見さんもまたすごい。
笑うしかないギャグに対し、谷垣の過去編はどこまでもシリアスで、
いつもながらこのギャップに感心します。
今回はグルメ描写が少なかったから残念。
味噌をつけた生プクサがとても美味しそうに見える不思議!
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鶴見氏暗躍すの巻
江渡貝くんも目立っているけれども、コタンに来た理由が明かされたインカラマッとか、出兵の理由が明かされる谷垣とかにも注目。
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今回はさらに強烈な個性の剥製屋と谷垣の過去がメイン、最後はチ◯ポ先生…!
杉元は死にそうになってからがいい魅力出ますね〜
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江渡買くうぅぅんのファンションショー最高にイカれている。
刺青人皮争奪戦は彼のせいで混沌としてしまった。
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江渡貝、全くもって残念なハンサムキャラだった。「今日恋をはじめます」を超えた本物指向な白熊着ぐるみ姿の逃走姿でさえ、それ以前のファッションと比較すればまっとうに見えた自分の怖さよ。カルト宗教やテロリストでその集団のリーダーのことをメンバーに聞くと厳しさや恐怖ばかりの意見ではなく、意外と兄や父親のように優しかったと答える人が多い。鶴見も人の語る身の上話をよく聞き理解をしめし、人の弱さにするりと滑り込む能力に長けた人のような気がしました。谷垣の時も「まずは私のためにクルミ入りのカネ餅を作ってくれないか」としめています。人たらしなんですね。やっぱりオソマは谷垣に恋しちゃったのね。わざと怪我させて傷の完治を延ばしたり、テクンペを作ったり可愛い過ぎ♡
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あの扉絵、どんな状況。とにかくみんな皮が好き。
おんもらき、と思ったら・・・江渡貝君、SPUR越えて前衛的すぎる。鶴見中尉と会えてよかったね。
明治の世に白熊の着ぐるみが走る。かわいい。もう何が現実なんだか、w。
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鶴見中尉の声が芳忠さんで本当に良かった。「江渡貝くぅぅん」は芳忠さんの声以外想像も出来ない。アニメ楽しみ。
そして谷垣の過去で号泣…なにこの落差…杉元一行はキャッキャしてるしホント振り幅すごい
あと月島軍曹が普通に好き。
二階堂はなんか愛しくなってきた
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●江渡貝くんがバリヤバイ変態だった。というか鶴見のあのカリスマ性は何なんだろう。変態ばかり引き寄せてる。
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狩る!食べる!戦う!生きて輝け!!
北の大地で繰り広げる五感震えまくりエンターテインメント」ゴールデンカムイ、積読崩しの爽快感を味わいつつの一気読みも8巻です。
全ての登場人物が魅力的です。
杉元チームに限らず、鶴見中尉チームも、土方歳三チームもです。
そして、ストーリーは時々杉元チーム以外にフォーカスして見せます。この巻は鶴見中尉チームのエピソードがメイン。
そしてその魅力的な登場人物の多くは変態です。この巻で登場する「夕張の服飾怪物」江渡貝弥作も、もちろんそんな魅力的な変態です。
変態――最近は使うハードルがずいぶん下がった言葉ですが、ゴールデンカムイに出てくるのは一つの物事を偏愛し、自分の身命より尊重する人たちのこと(一部本物の変態さんもいるようですが)です。
この巻の主役、江渡貝弥作は剥製を偏愛する変態です。
埋葬された遺体を掘り返して刺青人皮を手に入れた疑いで鶴見中尉に目を付けられましたが、その剥製作りの腕を見込んだ鶴見からニセの刺青人皮の製作を依頼されました。
鶴見中尉は、刺青人皮で作った胴着を見せて一気に江渡貝の心をつかむと、彼が作りためた人皮服のファッションショーに付き合い、篭絡してしまいました。
刺青人皮争奪戦を混乱させるために必要なことだったこともありますが、でも、鶴見中尉が江渡貝弥作――一つの物事に打ち込む男に向けて見せた好意は本物のように思えます。
剣呑な人物ですが、鶴見中尉は人たらしです。本気で他者をリスペクトできるからこその人たらしだと思うのです。
あと、『後の「キャットウォーク」はこの瞬間生まれたのである』という雑な蘊蓄(もちろん適当)が最高w。
恐るべきことに、作者はそんな変態達の奇矯な振る舞いに紛れ込ませて真面目なテーマをぶち込んできます。
この世に生を受けてなすべき役割の話です。
ハードなゴア表現と笑い、変態の振る舞いと果たすべき役割を同時に放り込んでくる作者に感嘆します。
江渡貝は、鶴見中尉に見出されて、最高品質のニセの刺青人皮を作り彼に応えることに自分の役割を見出しました。
谷垣は妹の敵と見定めた青山賢吉の死に際に立ち会って、彼が間違いなく自分の命を使いどころで使ったことを聞き、逆に自らの役割を見失ってしまいます。
彼に新たな役割を与えたのはかつては鶴見中尉であり、ようやく今、自らが見つけた役割はアシㇼパのフチへの恩返し。アシㇼパを連れて帰ることを決意してコタンから旅立ちます。
ただ、そのきっかけを作ったのがインカラマッであり、彼女は鶴見から入れ知恵をされているようです。「アシㇼパが裏切られ、彼女の命にかかわることが起こる」という占いは、真の運命なのか、謀略なのか。かなり重たそうな伏線ですね。
一方で「仲間だの戦友だの……くさい台詞で若者を乗せるのがお上手ですね 鶴見中尉」とあくまで冷笑的な姿勢を崩さない尾形百之助がこの争奪戦に加わる意味は未だ明かされません。
「第七師団長であった父君を超えるため」?
この他、ストーリー的にはキロランケとのっぺら坊��パルチザンであることを匂わせています。
ようやく「網走監獄でのっぺら坊に会う」ことが目的となったのですが、その先はまだまだ長くなるようです。
その他のコンテンツ。
恒例のアシㇼパさんのオソマ好きネタ、今回は生のプクサ(行者ニンニク)。ノビルに味噌が合うことを考えるととっても美味しそうです。食中毒には要注意だけど、アシㇼパさんと一緒なら大丈夫。
料理ネタはイチャニウ(サクラマス)のオハウ。春の野草たっぷりで本当に美味しそうです。アシㇼパはオソマを入れて食べてみたのでしょうか。
ニセの刺青人皮の使われ方とパルチザンに思いを馳せつつ次巻へ。
第70話 アムール川から来た男
第71話 職人の鑑
第72話 江渡貝くん
第73話 女の季節
第74話 チカパシ
第75話 阿仁根っ子
第76話 カネ餅
第77話 まがいもの
第78話 夕張炭鉱
第79話 大非常
第80話 伝言
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偽の刺青人皮を作っちゃうという厄介さ。
ほんでサイコパスみたいな登場人物多め。
占い屋が色々と当てまくってるのも気になるし、裏切り者がいるというのも怖い。
オソマ(みそ)を求めるアシリパちゃん最高。