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毎回のことながら、読みやすく考えさせられる作品。まだ二十歳にもなってない私だけれど、重樹の気持ちは理解できる。
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久しぶりの東野作品でしたがやっぱり面白かった!
娘の復讐を企てる父親と、その父親に同情を抱いてしまう刑事。
どちらも気持ちがわかってすごく切ないです。
先が気になって止まらなくなります!
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次のページが気になってすぐに読んでしまった本!東野圭吾にハマりました。いろいろ考えさせられる感じ。犯罪なんてなくなっちまえ。
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復讐って絶対やってはいけないことだと思う。
けど、実際自分が被害者の家族ならどう思うかな?
もし家族が殺されたら…?
やっぱり犯人を殺したいって思うかな?
そういうことを真剣に考えなきゃと思わせてくれる本です。
自分とは無縁の世界と思っていることが
いきなり現実としてつきつけられたらどうなるんだろう…?
最後の方は夢中で読んじゃいました!
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つまり『法は正義なんかではない。』ってことか。
誰のために法律があるのか。正義とは何か。。。
この本はいろいろ問うてきてる。
この本が発売されたときに、裏表紙のあらすじを読んで、あまりの内容のヘビーさに買うのを止めた。
読んで辛くなるのが分かりきってるし、しばらくは買うまいと思っていた。でも、東野圭吾がどんな視点でこのヘビーな問題に切り込んでいるのか気になって仕方なかったこともあり、思い切って買って読んでみた。
・・・で、やっぱり重たかった。ホントつらいね、コレ。読み終わった後、あまりの脱力感でしばらく動けんかったし。小説だけど、同じようなことが現実でも起こってると思うと怖い。
この本1冊で、「喜怒哀楽」全ての感情を感じることができる。強いのは怒とか哀。やりきれない。どうしようもできない自分がいる。
どうしたらいいんやろ。。。
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ずっしりと重たぃ内容。
人を殺し、反省のない未成年の少年。
その少年を、少年法が守るのはどうかしている...
そんな問いを残したまま。
色々なところから少しずつ絡まりだしていく
この絡まり具合は絶妙に読み手を心地よくさせてくれる。
またこんがらがりました・・・
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快作。
全編を通して描かれる「正義とは?」には僕は答えを見つけることはできなかったけど、考えることがまずは大事だと思う。タイトルの本当の意味が分かったときに気づかされる正義。さまよっているのは誰?
最後のトリックににやり。
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よくドラマとかでありそうな話だけど最後の意外な展開が面白い。
なんかすごく今っぽい。
娘をレイプされ殺された親がその犯人である少年を復讐する。
悪いのは罪を犯した保護される少年か、娘を殺され少年に復讐する親か。
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何だか色々と考えさせられる話でした。
結局何が悪くて何が善いのか、
自分の“善悪”の判断基準がわからなくなりました。
法律は、“少年法”はいったい誰を守るのか。
そんな問い掛けが妙に心に残りました。
読む前までは素直に「被害者」であると言えたけれど、
今はそう言えなくなりました。
最後の場面で織部にはああ言う行動をして欲しくはなかったです。
けど、彼だからこそ意味深い場面になったと思うし、複雑です。
和佳子のあの呼びかけがなければ、とも思ったけど、
長峰にしてみればどっちが良かったのか。
誠はどうしたかったのか、させたかったのか。
幾ら考えても答えは出なかったです。
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重いテーマ。
罪を犯した人を罰するという法治国家で、何のために罪を罰し、それによって何が得られるのか、本当の正義とは何か、考えさせられた。
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これもラストに衝撃が……。
10ページ目で読むのを嫌になり、それでも読んでいると、そのうち私もある登場人物のように「正義のあり方」を確かめてみたくなった。
被害者家族の慟哭、回想のシーンには、毎回涙が滲んだ。
たまらない。答えがない;;でも読んでよかったし、ぜひ読んでほしいと思う。
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自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す――。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。
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何の罪もない女子高生をレイプして殺したバカなガキどもに復讐する父親が主人公。重い内容ながら、サックリ読めてしまった。心情描写はさすが東野圭吾って感じでした。自分の宝とも言える一人娘を殺された父親が、逃げまわる未成年の犯罪者を殺してしまうのは、正義と言えるのか言えないのかを問う作品。この作品の中では、誰もがその父親に同情する。犯人の一人を探してまわる父親を泊めたペンションの女でさえも、犯人と父親を逮捕するために探している刑事たちでさえも。たぶん、東野圭吾もそう思っている。けれど、未成年の犯罪者は少年法に守られて、顔も出ない、名前も出ない、そして刑期も短くて済む…という状況。では、愛する者を奪われた人たちはどうやって納得すればいいのか。この作品読んで思い出したのは光市の母子殺害事件。愛する者を殺された人は、殺した人の死を願うのは当たり前だと思う。ましてや、更正など到底できようにないバカなガキどもを前にしては。けれど、日本の今の法律では、父親が未成年の犯罪者を殺してしまえば、それはもちろん罪になる。私刑は認められていないから。法治国家である以上は、法律に従う義務はもちろんあって、自分で報復はできないことになっている。犯罪者はちゃんとした証拠を基に裁判所でしか裁かれない。それは、間違って犯罪者にされてしまわないように、国民を守る法律でもあるけれど、被害者の立場からすれば到底容認はできないだろう。ならいっそ、江戸時代みたいに「仇討ち」を法的に認めてしまえばいいんじゃないかと思う。
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被害者の父親のように、自分が当事者になると、今までの客観的な意見が変わってしまうというのは よく理解できる。
実際に起きている事件で、反省している様子のみえない未成年加害者の情報を知ると、とてもじゃないけど、未成年者を更生させて…なんて思えない。
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「少年法」について深い疑問を投げかける小説。もしある未成年があなたの息子を殺したとしても、「未成年」であるが故に一般の殺人罪とは程遠い刑の軽さで出所してしまう。この法律の背景には未成年であるためにしっかりと更生させる機会を与えようという未成年保護の考えが中心であり、そこには被害者家族への配慮など微塵もない。殺人を犯したのにもかかわらず更生の機会を与える、これは被害者家族を侮辱しているのと同然ではないだろうか。ちなみにこの小説のモデルは「女子高生コンクリート詰め殺人事件」らしい。