紙の本
すごい面白い
2016/12/27 21:26
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投稿者:斎藤隆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビットコインで世界を変えようとした人たちによる苦しみがここに描かれていますね。悲しみですけど、面白いです。
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ビットコイン創成期から現在に至るまでの、エンジニアや投資家、採掘者などの関わり、思想、信念といったものが丹念に書かれている。
対象者が命の危険にさらされる可能性があるのに自分のことしか考えないメディア関係者もいれば、ビットコインを浸透させるために献身する人もいたり。一人ひとりの個性(良くも悪くも)が感じられる。
理想としてはよいのだけれど、ビットコインで幅広く支払いができるようになるまでは、どうしても銀行が必要になってしまうというのが皮肉だと思った。
本書に出てくるように、国によってはビットコインのほうが安全通貨となる。たんに送金コストがかからないだけではないのだなあと気付かされた。
日本もいずれそうなるかもしれず、資産の持ち方の一つとして注視しようと思う。
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ビットコインの物語ということで^_^期待して読みましたが、和訳の言い回しもまどろこしく、
期待以下でした。
評価は高いようなので、私の頭がついていけないだけかと。
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言われて初めて分かったが、ビットコインは初めは使い道がなく、買えるものもなかつたのだ。そこから、有象無双の人たちが集まって、使える通貨にしていった。初期の大口ユーザーが麻薬等を売るサイトであったことは、インターネットの軌跡と重なるものである。ビットコインの歴史が良く分かった。
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[架空の実金]ある者はインターネット以来の最大の発明と賞賛し,またある者はいかがわしいシステムとして懐疑の眼差しを送る貨幣通貨。その中でも代表的なビットコインとその初期の参画者に焦点を当て,ドキュメント風に貨幣通貨の実体化までを綴った作品です。著者は,ニューヨーク・タイムズ紙の記者として活躍するナサニエル・ポッパー。訳者は,日本経済新聞の記者を務めた後に独立した土方奈美。原題は,『Digital Gold: Bitcoin and the Inside Story of the Misfits and Millionaires Trying to Reinvent Money』。
本書から受けたビットコインに対する第一にして最大の印象は「矛盾溢れる秩序」。構想者が思いも寄らなかったジェットコースターのような道筋をたどりながら,今日の貨幣通貨が発展を続けてきている状況が非常によく理解できる一冊です。一本道で示される「発明」の歴史というよりは,予想外が連なる「突然変化」の歴史と言った方が近いでしょうか。
〜ビットコインは世界のさらなるバーチャル化と分断化を促すようなプロジェクトであるにもかかわらず,現実世界において世の中を変えようという共通の目的意識に突き動かされ,ともに活動する人々のコミュニティを生みだしていた。〜
これはアタリ☆5つ
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2009年から2014年までにビットコインに関わった人物のストーリー。暗号通貨に興味がある人は必読だと思います。
本書を読んで、ビットコインは「通貨」というよりもむしろ「デジタルの金」であるという思いがさらに強くなりました。
ギャビン・アンドリーセン氏やロジャー・バー氏、チャーリー・リー氏など、現在も頻繁に目にする人たちがこれまでどのような活動をしてきたのかも垣間見る事が出来ます。
最後のページのXapo創業者ウェンセス氏とビルゲイツ氏のやり取りも非常に印象に残るものでした。
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ビットコイン誕生の裏側について、読み応えのあるルポ。通貨が人類が創り出した最大の発明であり、最大のフィクションであるというのは、そこに働いている力学の勢いの強さが物語っていて、暗号通貨についても渦巻いている力学の凄まじさをひしひしと感じますね。
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ビットコインが登場した背景、歴史が本当によくわかった、通貨とは何か、から始まり、仮想通貨が描き出す未来を想像する事ができた。銀行員がいうのも変だけど既存の金融システムを壊しうる代替手段となりえるだけの力を持っている。銀行が本当に変革を望むのならば排除する選択肢ではなく共生する選択を選ぶべきではないか。
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ビットコインソフトウェアの立ち上げ黎明期の話から、現代まで。
ビットコインの仕組みがなんとなくおぼろげだったが、歴史を疑似体験することはやはりビットコインソフトウェアの理解の助けになったように思う。
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ビットコインの歴史について物語風に書かれた本。
この本を読めばビットコインの歴史がわかります。
どのように生まれ、どういう人がかかわり、どのような事件があり、どのように発展してきたか。
非常に良書で映画にしてもよい本である。
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読んでよかった。
Bitcoin自体が「お金として優れた特性」を持ったものだったとしても、それを社会に溶け込ませる努力が、ナカモトサトシから始まっていろいろとなされてきた。その群像劇を感じられた
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NHK Eテレで毎週木曜日23時〜放送しているスーパープレゼンテーション
URLはこちら http://www.nhk.or.jp/superpresentation/pastprogram/170202.html 『2017年2月2日の放送では、「お金の未来」 』 : というテーマで仮想通貨が紹介されました。
『 「プログラム可能な通貨」は、お金を「民主化」します。そして、いろいろなことが私たちの想像を超える変化を遂げるでしょう。』
TEDプレゼンターは、MITメディアラボで仮想通貨の技術や応用法を研究する「デジタル通貨イニシアチブ」研究部長を務める、ネハ・ナルラ氏。
→ URLはこちら https://www.ted.com/talks/neha_narula_the_future_of_money?language=ja 『ネーハ・ナルラ:貨幣の未来 』 :
この番組を見て、電子マネーのことが 気になり始めました。
けれど 少し詳細すぎて 読むのが面倒になり 途中で中止。
2017/02/13 予約 2/18 借りて 読み始める。ほとんど読まないうちに期限切れ、また予約して借ります。
2017/4/19 再借り 6/28 5/9 期限切れ、また予約して借ります。
2017/5/30 再借り 結局読まずに返却
デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語
内容 :
ブロックチェーンを生み出した謎の日本人、政府やウォール街に戦いを挑もうとした理想主義者、
「デジタル・ゴールド」のポテンシャルに目を付けたシリコンバレーの起業家・投資家たち…。
ビットコイン揺籃期の狂騒を描く。
本書は、ニューヨークタイムズ記者である著者が、2009年から2014年にかけて
世界中のビットコイン関係者に直接取材し、その実相について掘り下げたルポルタージュ。
さまざまな異端児たちが主役を演じた初期から、フィンテックの中核をなす技術として産業化されていくまでの様子を克明に記している。
ビットコインのしくみ、ブロックチェーンの進化についても時系列に沿って丹念に解説しており、
今後の応用について考えたい専門家やネットビジネス関係者にとっても、必読の1冊だ。
著者 : ナサニエル・ポッパー
ハーバード・カレッジ卒業。ロサンゼルス・タイムズ紙勤務を経て、ニューヨーク・タイムズ紙記者。
金融とテクノロジーが交差するフィンテック関連分野にくわしい。
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【感想】
ビットコインがどのようにして創られ発展していったか、その歴史と背景が分かる1冊でした。
現在、「ビットコイン」という言葉自体が死語になりつつあり、結局「仮想通貨」とは名ばかりで、通貨どころか投機対象としても発展しなかったのではないかと思う。
このまま「過去のもの」として終わってしまうのか、またブームが来るのかは分からない。
今ではもう「仮想通貨」と聞いただけで拒否反応が先立ってしまうが、しかしこれからは紙幣に替わって(投資対象ではなくあくまで「通貨」として)デジタル通貨が流行ってくるのだろう。
こういうバブルがあった、これほど大きな波紋を生んだ金融商品があったということは、今を生きる人々の記憶に残るものになるだろう。
やっておけば儲けれたな~
【引用】
本書は、孤独な天才が新たな世界を創り上げて一攫千金を果たすという、ありきたりのベンチャー物語とは違う。
政府やウォール街に対する怒り、シリコンバレーと金融業界の戦い、技術が我々を人間の弱さから救ってくれるのではないかという期待と同時に技術の生み出す力への恐れなど、現代社会の様々な底流から生まれた集団的発明の物語である。
p32
・ハルはあまり金銭には頓着しない
サンタバーバラ郊外に買った慎ましいマイホームにずっと住んでいる。
居間の一角を仕事場にしなければならないことも、デスク前に置いた青いリクライニングチェアがすり減っていることも、まるで気にしなかった。
ハルの活動は利己心から生じたものではなく、彼のすべてのメールからあふれる知的好奇心、そして世のみんなが当然手に入れて然るべきものを創りたいという思いから発していた。
p36
サイファーパンクの目指す通貨は、通貨の持つ標準化という特徴をとことん追求し、どこでも使える普遍的なものだった。
国境を越えるたびに両替しなければならないなどの、制約の多い国ごとの通貨とは違う。
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読んで直ぐ必読書に入れた。しばらくして外した。ビットコインの理念は崇高なものだが現在の金融システムを支配している連中が黙って見過ごすわけがない。実際に私は本書を読んで仮想通貨を購入し、更に渡邊本を読んでから売却した。直後に私が利用していた取引所のZaifで不正アクセスによる70億円の不正出金が発覚した。
https://sessendo.blogspot.com/2019/06/blog-post_20.html
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ビットコインという謎の通貨(あるいはコモディティ)に対して、その技術と発展に関わった人物の群像劇が展開される。
技術的な解説本ではなく、ビットコインに関わる人々の活動が時系列順に、かなり詳細に記載されている。
ビットコインにリベタリズムを感じる思想家や、純粋な投資対象として先見の明を持つ投資家、はたまた技術オタクとしてブロックチェーンに関わる人々、多種多様な人物の物語が面白い。